じじぃの「おいしい毛虫・抹茶アイスの色はカイコの幼虫のフン!知らないほうが幸せ」

Red Goat Moth (Cossus cossus) Caterpillar Searching for Pupation Site C2252

動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=CmmdgzR2xx0

ボクトウガ(Cossus)

Cossus cossus (Linnaeus, 1758)

European Lepidoptera and their ecology
http://www.pyrgus.de/Cossus_cossus_en.html

『そんなバカな~! 話―思わず目と耳を疑うホントの本当』

びっくりデータ情報部/編 KAWADE夢文庫 1993年発行

ケムシを好んで食べた貴婦人たち より

世にゲテモノ食いは尽きない。食に執念を燃やす中国の人など、猿の脳ミソから、蚊の目玉。ムカデにいたるまでバリバリ食べてしまう。
しかし、そんな中国料理でも、”毛虫料理”というのは、あまり聞いたことがない。どういう味つけにしようとも、あまり食欲がわいてきそうもないではないか。
しかし、時代がかわれば、食べ物の好みもガラリと一変する。グルメのなかでもグルメぞろいだったといわれる古代ローマ帝国の上流階級の貴婦人たちは、なんと毛虫を好んで食べていた。
とくに評判がよかったのは、ボクトウガ(Cossus)の幼虫。その味は、おいしいのひとことで、口に入れるだけでエクスタシーさえ感じるほどのものだったとか。また、この毛虫は精力剤的な意味あいでも人気が高かったらしい。なんせ、ボクトウガの毛虫はラテン語で「コッス」といい、この言葉は性交を意味する「コイタス」の語源ではないかといわれているのである。

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『知らないほうが幸せでした。』

博学こだわり倶楽部/編 KAWADE夢文庫 2014年発行

抹茶アイスに使われる緑色の着色料はカイコの幼虫のフンからつくられる。 より

おいしく見せるために、食品に色素を添加することはよくある。前の項目で、赤い天然の色素(コニチール色素)の素はカイガラムシという昆虫だと説明したが、抹茶アイスなどに使われる緑色の色素の素は、カイコの幼虫のフン。カイガラムシの場合は虫全体を使用するが、こちらはフンだけを使用する。
幼虫のフンというと不衛生なイメージを持たせるものだが、カイコの幼虫のフンは、良質の葉緑素クロロフィル)である。
カイコの幼虫は桑の葉だけを食べるので、そのフンには毒素はいっさいなく、安心して摂取できる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
蚕(カイコ)とかボクトウガなどは、蛾(ガ)の幼虫です。
そういえば、幼虫はみんなイモムシの形をしています。
ボクトウガの幼虫は、樹皮下にもぐり形成層をかじることで樹液が滲出し、それに集まる昆虫を捕食するのだそうです。
ボクトウガは生で食べても、焼いても、煮て食べてもうまいんだとか。
また、カイコのフンは漢方薬にも使われ「蚕砂(さんしゃ)」と呼ばれているそうです。