じじぃの「意味深い漢字・子宮の中の胎児をあらわす・『包』!超ヤバい話」

象形文字 「包」

象形文字 「令」

漢字の覚え方 包

2014年3月9日 風船あられの漢字ブログ
漢字には『単語家族』と呼ばれる漢字の仲間があります。
今日は『包(ホウ)』baoという字を中心とした『単語家族』を説明します。この『単語家族』には包、抱、砲、胞、飽、泡という漢字が含まれます。
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『超ヤバい話 ―地球・人間・エネルギーの危機と未来』

長沼毅/著 さくら舎 2017年発行

「包」という漢字の意味

それでは、早速内容に入っていこうと思います。ちなみに、この場所は大阪ミナミの宗右衛門町ですが、この町の一角に壁に宣伝文句が書いてある変わったビルがありました。「包まぬ豚はただの豚」と建物の壁面に書いてある。
これは何だと思っていたら、このビルは韓国料理屋さんの建物でした。聞けば、韓国料理のサムギョプサルにちなんだものだそうです。要は焼き肉をサンチュというレタスの一種の葉っぱに包んで食べることに意味があるらしいです。粋というか何というか。肉を葉っぱに包んで食べることに意味があるから、「包まぬ豚はただの豚」となってきるのですが、では「包む」って一体何だというのが私の疑問の始まりでした。包むことにそんなに意味があるのだったら、包むとはそもそも何なんだと。
「包」という漢字ですが、もともとはこういう字でした(図.画像参照)。漢字は象形文字から発していますよね。この象形文字の「包」という字はもともと何から来たと思いますか。これは女性の子宮をあらわしていて、子宮の中に胎児が入っている様子なんですって。こういったことが包むという字の意味だということを知って、深いなと思いました。
この字を見て思ったんですけど、これを使ったさまざまな漢字がありますね。たとえば「抱く」という字。てへんがついているから、手でこれを支えるとか守るという意味があるのでしょうが、こういうふうにして見ると、この字がすごく愛おしく思えてきます。

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どうでもいい、じじぃの日記。
漢字は殷の時代から甲骨文字として存在した。
紀元前221年、秦の始皇帝によって中国が統一されることで各地で変化していた字形が統一され、ほぼ今日本で使われている漢字の字形が完成したといわれる。
漢字の大部分は、部首(意味記号)と音記号があわさってできた形声文字なのだそうです。
たとえば「抱」は、部首「てへん」+音記号「包」(ほう)、「泡」は、部首「さんずい」+音記号「包」(ほう)。
もともと、「包」は女性の子宮をあらわしている、と言うから奥深いです。
元号「令和」の「令」は初めて元号に採用された漢字とのこと。
令は「立派な」という意味と、「神様のお告げ」という意味があるのだとか。
令はもともと「冠」+「ひざまずく人」という象形文字からきているのだそうです。