じじぃの「認証システム・CAPTCHA・無意味な作業を意味あるものにする?ブロックチェーン」

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動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=xIuqs_Mqk9s

A text CAPTCHA

ブロックチェーン 相互不信が実現する新しいセキュリティ』

岡嶋裕史/著 ブルーバックス 2019年発行

無意味な作業を意味あるものに

利用者やコンピュータに意味のない作業をさせるという点では、過去にも批判の対象になったシステムがあった。代表格がCAPTCHAである。読者も一度は図(画像参照)にあるような画像を目にしたことがあるはずだ。
これは、システムにアクセスしようとしている主体が、人であるのか機械であるのかを見分ける手法の1つである。図の文字列は、人間であれば難なくV6T9JBCDSV(上の画像では)と判別することができるが、(少なくともCAPTCHAが開発された時点では)自動化されたプログラムにとっては難しいタスクだった。
したがって、認証システムにCAPTCHAを組み込むことで、自動化されたプログラムがあちこちのログインページで手当たり次第にユーザーIDとパスワードを入力して、不正アクセスを試みたり、大量投稿を行ったりする事態に対応できたのである。
CAPTCHAはセキュリティ対策としては意味があったが、いちいち文字列を入力しなければならない利用者の時間を無駄に消費した。その反省によって作られた改良版がreCAPTCHAである。
reCAPTCHAは、紙の記事を電子データ化するプロジェクトと組み合せて作られている。紙に書かれた記事を電子化する際にはOCR(Optical Character Recognition/Reader:光学的文字認識)を使う。現在、OCRの精度は高くなっているが、それでも完璧ではない。きちんと読み取れない文字が大量に生成される。それをCAPTCHAで利用者に解かせる文字列として使うのである。
すると、OCRの自動認識に失敗した単語を、人間の利用者が無償で必死に電子データ化してくれるのである。
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こうして、本来意味のなかった作業を意味のある作業に変えることができたわけだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
意味のない作業というのは、無秩序の状態をいうのだろうか。
マジシャンが無秩序の状態のカードから、意味のあるカードを取り出すと感心する。
ネコがカップの中のボールを当てる。
おバカのようだが、実は利口なんでしょうか。