インディゴ
インドメタシン・非ステロイド性成分の覚え方
絵で覚える登録販売者
http://tourokuhanbaisya.info/indometashin
インドとインドメタシン より
テレビのCMなどで、インドメタシンという薬の名前を聞いたことがあると思います。以前、筆者は友人から「あの名前はどこから来てるの? インドと関係があるの?」と訊かれたことがあります。インドメタシンはアメリカのメルク社が創った化合物だから、インドとは関係がないと思う、とその時は答えたのですが、気になったので一応調べて見ました。
インドメタシンは上図のような構造であり、インドール中心骨格を持っています。名称はここから来ているのでしょう。やはりインドとは関係がなかったか……と思ったのですが、さらに調べてみると、インドールは、藍染の色素である「インディゴ」(上図)を分解して得られたためにこの名がつけられたことがわかりました。そしてインディゴの名は、古代のギリシャが藍染の塗料をインドから輸入していたことに由来していたのです。
というわけで、インドメタシンは、インドール→インディゴ→インドとずいぶん遠回りではありますが、確かにインドと関係していました。まあどうでもいいような話ではありますが、こうしたことを調べてみると、命名に込められたロマンのようなものに触れられ、なかなか楽しいものです。
インドールそのものも自然界に存在します。先ほど、やはり窒素を含くんだピリジンは悪臭があるといいましたが、インドールはなんと糞便臭を持ちます。実際、大便の臭気にはインドールやスカトールが含まれていることがわかっています。
意外なことに、インドールは薄めるとよい香りになり、ジャスミンなどの花の香り成分ともなっています。香水などにもインドールを使っているものがあることで、香りの世界は何とも不思議です。
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どうでもいい、じじぃの日記。
一般的に、ベンゼン環(正六角形の環)を含む化合物を「芳香族化合物」というのだそうです。
「インドールそのものも自然界に存在します。先ほど、やはり窒素を含くんだピリジンは悪臭があるといいましたが、インドールはなんと糞便臭を持ちます。実際、大便の臭気にはインドールやスカトールが含まれていることがわかっています」
芳香族化合物というと、花からの香りを連想しますが、あのウンコの臭いも芳香族なんですねえ。