じじぃの「フィッシング・メール・日本国が危ない・実は恐ろしい統一朝鮮？不運の方程式」

How did North Korea pull off cyberattack?

動画　YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6XtqQDi0sWw

実は恐ろしい統一朝鮮？

北朝鮮がフィッシング攻撃、米電力会社が標的に

2017年10月12日　ニューズウィーク日本版
北朝鮮のハッカー集団が複数の米電力会社をターゲットに攻撃を行ったと、サイバーセキュリティー会社ファイア・アイの報告書を独占入手したNBCニュースが伝えた。
使われたのは電子メールを介した「スピアフィッシング」と呼ばれる手口。政党の資金調達パーティーの招待状を添付したメールを送り、招待状をダウンロードすると、マルウエアに感染する仕組みだ。今のところ今回の攻撃が成功した証拠はないと報告されている。米電力会社を標的にしたことから、米朝間の緊張の高まりを背景とした攻撃と見られ、今後の北朝鮮のサイバー攻撃の前哨戦の可能性もあるという。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8640.php

『不運の方程式―あなたの「ついてない!」を科学する』

ピーター・J・ベントリー／著、三枝小夜子／訳　新潮社　2010年発行

スパム、スパム、スパム　ウイルスメールを開くより

数分後、台なしになったワイシャツのことで頭をいっぱいにしたまま席に戻ろうとすると、テクニカルサポートスタッフがあなたのコンピューターをいじっていた。驚いてそばに行くと、ものすごい顔で睨みつけられた。あなたのせいで、会社中のコンピューターがウイルスに感染してたいへんなことになっているのだという。
それは明らかに誤解だった。自分はむしろ、会社をウイルス感染から救ったのだ。たまたま昨日、旧友が電子メールを送ってきて、「アイラブユー」というコンピューター・ウイルスに注意するようにと教えてくれた。友人の説明によると、そのウイルスは偽物のメッセージを人々に送りつけ、これを受け取った人が添付ファイルを開いてしまうと、コンピューターに入っているファイルを消去し、自分と同じメールを新たな犠牲者に向けて送信してしまうのだという。友人は、そうしたウイルスを除去する方法を記した添付ファイルをくれたのだが、自分にはうまく開けなかったような気がする。なにか不都合な点があっただろうか？
テクニカルサポートスタッフは、うんざりしたような顔であなたを見た。彼の説明によると、その電子メールはあなたの旧友が書いたものではなく、新しいタイプのウイルスが送ってきた、偽物のメッセージだったのだという。あなたは、添付ファイルをクリックしたことで、自分のコンピューターにウイルスをインストールしてしまった。ウイルスはそこから、ネットワークでつながっている全員と、あなたのアドレス帳に登録されていた全員に向けてウイルスを送信したのだという。テクニカルサポートスタッフは、ウイルスを除去するためにシステム全体をシャットダウンしなければならなかった。いくつもの会議がキャンセルされ、何時間分もの仕事が失われた。あなたは困った立場にある。
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インターネットがほとんどあらゆる種類の情報を扱うようになると、電子メールはハイジャックされ、広告や悪意あるプログラムや詐欺が横行するようになった。モンティ・パイソンのコントでメニューがスパムだらけになっていったように、今日のネットワーク化されたコンピューターによって、スパムメールは最大の問題の１つになっている。
2006年には、モニターされた電子メールの59パーセントをスパムメールが占めていた。そのスパムメールの半数以上は、株価操作に関連したものだった。よくある手口は、犯人が特定の会社の株を買ってから、その株が上昇するだろうという偽の予測を教えるメールを不特定多数の人々に送りつけるというものである。そのメールを信じた人々が株を買えば株価が上がってくるので、犯人は自分の株を売り抜けて利益を得ることができる。

もう１つは「フィッシング」である。

犯人は銀行やネット起業からの電子メールにそぅくりなものを送りつけ、セキュリティーに関する詳細やログイン情報を確認してほしいと要求する。あるいは単に、架空の商品の代金を請求するふりをし、間違いがあったらログインして知らせてほしいと要求する。電子メールに張られたリンクをクリックすると、その銀行やネット企業のウェブページにそっくりなところに誘導されるが、それは偽物である。あなたが詳細を入力すると、手続きはそこで終わってしまう。あなたの情報は一瞬にして詐欺師に送信され、彼らはそれを使ってあなたの銀行口座にアクセスしたり、あなたになりすまして犯罪を行ったりする。
よくあるスパムメールのメッセージとしては、あなたがくじに当選したというものや、政情不安定な国から巨額の遺産を国外に持ち出すのを手伝ってくれれば謝礼としてその一部を提供するというものがある。後者の場合、軽率にそれに送信してしまった人には、すぐに「莫大な分け前」を得るためには先に数千ポンド【訳注：日本円にして数十万円】の「事務処理費用」を支払わなければならないというメールが来るが、もちろん、費用を前払いしても遺産の分け前は決して届かない。なかには、事務処理のために外国に来てほしいと言われ、そこで誘拐されて、家族に身代金が要求されることもある。スパムメールの背後には現実の犯罪があるのだ！