じじぃの「リンパ節の腫れ・耳や首のしこりはがんのサイン?免疫学の基本」

 首のしこり
 (shinyuri-hospital.com HPより)


可溶性IL-2受容体(可溶性インターロイキン-2レセプター) ファルコバイオシステムズ 臨床検査事業
・インターロイキン2(IL-2)は、T細胞、B細胞、NK細胞などの細胞表面に存在するIL-2受容体と結合し、細胞内へシグナルが伝達されることで、T細胞、B細胞、NK細胞,単球,マクロファージなどを分化・増殖させる働きを持っています。
・細胞表面から遊離した可溶性インターロイキン-2α鎖を可溶性インターロイキン2受容体と呼びます。
・可溶性インターロイキン2受容体は、成人T細胞白血病、ヒトT細胞性リンパ性白血病、T細胞性悪性リンパ腫や、HIV感染、膠原病などで高値を示します。
http://www.falco.co.jp/rinsyo/detail/060047.html
『カラー図解 免疫学の基本がわかる事典』 鈴木隆二/著 西東社 2015年発行リンパ節の腫れ より
体の表面に近いところにあるリンパ節は、風邪をひいたり、ケガをしたりすると腫れてくることがあります。耳の前後や首筋、足のつけ根(鼠径部)などのリンパ節で、腫れると、触れるとぐりぐりしたりするので、よくわかります。
リンパ節が腫れるのは、体内に侵入した風邪のウイルスや細菌が「門番」であるリンパ節でせきとめられ、それらを攻撃するために白血球やリンパ球でせきとめられ、それらを攻撃するために白血球やリンパ球が集まり、闘った結果なのです。たいていは、免疫細胞の勝利ですから、小さな腫れなら心配いりません。
腫れが大きく、いつまでもなくならない場合は、病的なので、受診しましょう。

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暇なもので、病気に関する本をよく見ている。
大橋巨泉さんの場合は2005年に胃がんの手術、2013年には中咽頭がんの手術、その後、肺がんの手術を行った。
咽頭がんの手術の時は、まったく自覚症状はなかったそうだ。テレビを見ていた時に首に小さいしこりがあるのを見つけて、精密検査を受けたら結果はがんだった。
「たいていは、免疫細胞の勝利ですから、小さな腫れなら心配いりません」
まあ、耳や首にしこりができて腫れていたら、注意しなきゃ。
ついでに血液検査で、「sIL-2R(可溶性インターロイキン-2レセプター)」はリンパ系の腫瘍の発見に使われます。