The Andromeda Strain (1971) Trailer 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=YMbSpnlOOtE
パンスペルミア説 | 福岡伸一の生命浮遊 ソトコト
最初の生命が誕生したのは、今から38億年ほど前だと推定されている。
原始的な細胞の化石が見つかったからである。現在の生命体に類似した細胞があったということは、この時点で、おそらくもうDNA、RNA、タンパク質すべてがそろっていたということである。タンパク質がなければ化石となって残るような細胞の構造を作り出すことはできない。それゆえ、RNAが一人二役をつとめていたのは、それに先立つ無細胞時代だったはずだ。そしてRNAが作り出されるまでにさらにさかのぼった長い準備段階があった。
https://www.sotokoto.net/jp/essay/?id=32
映画 解説・あらすじ 「アンドロメダ… The Andromeda Strain (1971)」 Yahoo!映画
赤ん坊とアル中の老人の二人を除いて全滅した中西部の田舎町。墜落した人工衛星に付着した未知の細菌が原因である事を突き止めた科学者達は事態の対策を図るが……。マイケル・クライトンの『アンドロメダ病原体』を原作に、周到なディティールと徹頭徹尾なドキュメンタリー・タッチで迫るリアルなSF映画。
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『動的平衡2 生命は自由になれるのか』 福岡伸一/著 小学館新書 2018年発行
生命は宇宙からやって来たか より
2008年11月4日、米国のSF作家マイケル・クライトンが、がんのためロスアンゼルスの病院で亡くなった。66歳だったという。クライトンと言えば、人気テレビドラマ『ER緊急救命室』の原案者であり、製作総指揮者として有名だが、私にとっての出会いは、なんと言っても『アンドロメダ病原体』(原著『The Andromeda Strain』1969年、初訳)である。
人工衛星に付着して宇宙から飛来した謎の病原体。衛星が墜落した村は、すでに壊滅状態だ。現場に急行した科学者チームは、隔離された研究室で遠隔操作によって病原体の解析を始める。
まず第1にすべきことは? 生物は遺伝子を持ち、遺伝子はタンパク質の合成を指令している。したがって生命の基本物質であるタンパク質を調べることが、病原体の性状を知るうえで重要な手がかりとなる。
なるほど、そのとおりだ。当時、SF少年であり、ひそかに生物学者を夢見ていた私は大きくうなずいた。本はノンフィクションのように作られていた。
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生命の始まりを考えるうえで、1つの仮説として「パンスペルミア説」がある。地球ではなく宇宙のどこか他の場所で生命に必要な動的平衡が作り出され、それが「種」(スペルミア)となって地球に流れ着いた、という考え方だ。
一見、荒唐無稽なSFに聞こえるパンスペルミア説。しかも、わからないことはすべて宇宙の彼方で起ったことにするというのは、説明逃れに聞こえるかもしれない。
その点ではその通りなのだが、1つだけ許せることがある。それは時間を味方にできるということ。宇宙の歴史は150億から200億年前のビッグバンにまで遡る。そうなると動的平衡の誕生までにかなりの試行錯誤の時間的猶予があることになる。
だから、無細胞的な化学進化は宇宙のどこか他の場所で長い時間をかけて生成され、そこに最初の動的平衡が生み出されたと考えることは、それなりに合理性がある。
2006年、NASAはスターダスト探査機でヴィルト第2彗星の宇宙塵を地球に持ち帰ったが、その塵(ちり)の中からはアミノ酸(グリシン)が発見されている。
2010年に奇跡的帰還を果した我が国の探査衛星「はやぶさ」は小惑星イトカワからサンプルを持ち帰った。イトカワに生命体が存在しないことは、当初から予測されており、サンプルの分析結果もその通りだという。
しかし、探査対象を、有機物存在の可能性がある地球近傍小惑星リュウグウとする「はやぶさ2」の打ち上げが2014年に実施された。もし「はやぶさ2」が持ち帰るサンプルから、アミノ酸や核酸に繋がる有機化合物のかけらでも発見されれば、パンスペルミア説がにわかに具体性を帯びるかもしれない。「はやぶさ2」は2018年に小惑星に到着した。2020年に地球へ帰還する予定だという。
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どうでもいい、じじぃの日記。
「はやぶさ2」は2018年に小惑星に到着した。2020年に地球へ帰還する予定だという。
「はやぶさ2」が持ち帰るサンプルの中に「リュウグウ病原体」が含まれていたらどうしよう。
リュウグウ病原体は人類を滅亡させるかもしれない。
どっかのじじぃは、眠れない夜を過ごすのであった。