じじぃの「アメリカの中間選挙・フェイク・ニュース・トランプさんは是か非か?予測不能時代」

President Trump Trashes The Media As 'Fake, Fake Disgusting News' At Pennsylvania Rally | TIME 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=-2696f21bR0

プライムニュース 「中間選挙結果を分析…トランプ大統領政権運営の行方は?」 (追加) 2018年11月7日 BSフジ
【キャスター】斉藤舞子、松山俊行 【ゲスト】林芳正自由民主参議院議員文科相)、手嶋龍一(外交ジャーナリスト)、海野素央明治大学教授)
アメリカの中間選挙が6日、投開票された。現在は上下院とも共和党が多数派を占めているが、今回の中間選挙では上院議員の3分の1と下院議員の全員が改選となる。
トランプ大統領の2年間の政権運営に対し、アメリカ国民が初めて審判を下すことになる事実上の「中間テスト」だ。9月の世論調査では、「必ず投票する」と答えた人が過去10回の中間選挙で最多となるなど、アメリカ国民の関心はこれまでになく高まっている。
選挙結果は今後、トランプ大統領が進めようとする政策にどのような影響を与えるのか?それに対し、日本はどう対応すべきか?
日本時間の昨日夜から今日午後まで米国で中間選挙の投票が行われ、トランプ政権に審判が下った。
上院では与党・共和党過半数を維持。一方、下院では民主党議席を伸ばし過半数を奪還した。
提言 「今後のトランプ政権との向き合い方」
海野素央 「サンドイッチ」
 下院は民主党が取った。トランプさんは前の2年間ほど外交に力を傾けられない。つまり北朝鮮にあまり力をかけなくなる。そうすると安倍総理習近平さんにアプローチしたい。トランプさんは安倍総理を自動車問題で引っ張る。安倍総理はサンドイッチになるのではないか。
手嶋龍一 「トランプ現象はアメリカの地殻変動の結果と心得よ」
 トランプさんが出てきたことで全部悪くなったのではなくてそういう素地があった。じっとしても何も解決しない。トランプ現象はアメリカの大きな政治社会の変化の結果として出てきている。日本もこのことを踏まえながら付き合っていかなければならない。
林芳正 「今まで同様和して同ぜず」
 アメリカは同盟国だから。しかし国益を考えて主張すべきは主張していくことが大事だ。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d181107_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d181107_1
ニュースウオッチ9 2018年10月18日 NHK
【キャスター】有馬嘉男、上原光紀
●“日本に重大危機” 世界的政治学者が警告 米中対立の向かう先は
イアン・ブレマーに聞く
9月末南シナ海で、アメリカ軍のイージス駆逐艦に中国の駆逐艦が異常接近する事態が発生した。
米中関係が悪化する中で、アメリカのマティス国防長官と中国の魏鳳和国防相が今日会談を行った。アメリカのマティス長官は南シナ海の問題を提起し、アメリカ軍と中国軍の高官レベルで引き続き意思の疎通を図ることを確認した。しかし、中国とアメリカの間の対立の構図を打開する道筋は見えていない。
国際政治学者として世界で直面するリスクを、次々に予測してきたイアン・ブレマーに聞いた。
・世界で直面するリスクについて
ブレマー、「地政学的な後退が起きている。日本は大きな影響を受けかねないのに人々は気がついていない」
ブレマーが指摘するのは、米国・トランプ政権が世界と日本に及ぼす影響。
9月の国連総会で米国・トランプ大統領は「グローバリズムを拒絶し、愛国心を尊重する」と述べ、歴代の政権が重んじてきた理念との決別を宣言。
・米中関係の悪化について
ブレマー、「トランプ氏はケンカをふっかけては相手に何かを強いている。日本に対しては、『アメリカ第1』だと単刀直入に言う。安倍首相は、日本が面倒に巻き込まれないよう他国の指導者よりも上手に国を導いてきたが、それはあくまでこれまでの話だ」
・日本にとって最大の懸念とは
ブレマー、「日本にとって最大の懸念は、米中関係がレールから外れたとき何が起こるかということ。米中の結びつきは今後弱まっていくことが予想され、日本にとってアメリカと中国に二股をかけることは非常に困難だ。リスクの回避も非常に難しく、これは日本にとって重大な危機だ」
・日本はこれからどう行動すべきか
ブレマー、「アメリカは日本が大事にしてきた民主主義などの価値観を拒否しているが、日本が守っていくことが重要だ。国際機関を弱体化や崩壊から守るためには、闘わなければならない。日本がまずやるべきことは、国際社会の先頭に立ち対話を呼びかけること」
http://www4.nhk.or.jp/nw9/
『知らなきゃよかった 予測不能時代の新・情報術』 池上彰佐藤優/著 文春新書 2018年発行
トランプは、どこへ行くのか より
池上 トランプが若い頃、バロンという名前でトランプの女性スキャンダルをあちこちに垂れ込むやつがいたけど、じつはそれはトランプ自身だったといいますね。あるいはトランプ・タワーを建てるときに、チャールズ皇太子とダイアナ妃がそこの部屋を買おうとしているという嘘の噂を流して、各社が色めき立って取材にきたら、「お客様のプライバシーについては一切発言できません」としれっとして答えた。「嘘をつくことによって人を動かし、嘘をつけば人々は喜ぶんだ。そして俺はそれを罪のないホラと呼ぶ」と彼は言っていて、まさにそれによって人を動かしてきたわけだから、自分に都合の悪いことは全部嘘だ、フェイク・ニュースだと言えばいいと思っている。これまでの文明社会はそういうやつを想定していなかった。
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池上 これまでも政治家や権力者が、事実を自分に都合のいいように使うということはあったわけです。それでも事実は事実だと思っていた。事実自体に関しては平然と嘘をついたりするのは、メディアにとって想定になかったわけです。だから攻めあぐねているんですね。
佐藤 僕らが外交官になって強く教えられたのも、「各国の首脳は嘘はつかない。本当のことを全部は言わないにしても」ということです。首脳外交はそれで成り立っている。嘘をつく首脳はヒトラームッソリーニのように排除される。これはイギリスでもロシアでもみんなそう言っていました。ところが嘘をつく国家元首が現われたというのは、とんでもない事態ですね。ゲームのルールが変わってくるわけです。じゃあ最後の信用できるのは何かというと、血がつながっているとか、セックスでつながっているとかだけだということになる。