じじぃの「刑事ドラマシリーズ・倒叙ミステリ・古畑任三郎!本格ミステリ映像大全」

FinalⅠ 今、甦る死 動画 Pandora
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古畑任三郎シリーズ 「今、甦る死」

古畑任三郎 ウィキペディアWikipedia) より
古畑任三郎』は、フジテレビ系で放送された刑事ドラマシリーズであり、同作の主人公の名称。主演は田村正和
田村正和演じる警部補の古畑任三郎が、ゲスト俳優演じる犯人による殺人(一部殺人で無い案件もあり)を巧みな話術と卓越した推理力でアリバイやトリックを崩していき、完璧と思われていた犯行の真相を解明していく。
本作は、『刑事コロンボ』で知られる倒叙ものと言われる形式でストーリーが進行していく。これは、犯行の様子の全容をまず見せておき、刑事の古畑任三郎が真犯人とのやりとりから容疑を固め、最後に自供に追い込むというパターンである。
視聴率は第1シーズンで平均12〜15%とあまり高くなかったが、再放送で人気を集め、第2シーズン以降は平均視聴率20%を越える人気作品となった。また、古畑の部下である今泉慎太郎を主人公にしたスピンオフドラマ「今泉慎太郎」深夜枠で放送され話題を集めた。
レギュラー放送終了後も単発の新作が製作され、2006年の「ファイナル」をもって完結した。その後、2008年6月14日に、古畑の少年時代(古畑役は山田涼介)を描いた『古畑中学生』が放送され、オープニングには田村正和も登場した。

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『21世紀本格ミステリ映像大全』 千街晶之/編 原書房 2018年発行
国内倒叙ミステリ・テレビドラマの王道作 古畑任三郎 より
1999年の第3シーズンで幕を閉じた国内倒叙ミステリドラマの王道、田村正和主演の『古畑任三郎』が復活した。
2004年に放送された第39回「すべて閣下の仕業」は、中南米にある架空の国が舞台となる。特名全権大使の黛竹千代(松本幸四郎)は、自分が受ける表彰式の前夜、参事官(及川光博)を突発的に撲殺してしまった。死体を隠し、偽装誘拐を企てた翌朝、パスポートを猿に盗まれたという古畑が大使館を訪れる。超一流階級ならではの虚しさや、そこに至るまでの苦悩が描かれているが、犯罪の前では同情の念を禁じ得ない。本編不在のレギュラー陣は、スピンオフ『巡査・今泉慎太郎』の第12話「大空の死」で健在である。
本当に最期となる『古畑任三郎ファイナル』は、06年明けに、スペシャル版で三夜連続放送された。
第40回「今、甦る死」は初の犯人当てを組み合わせた異色作だ。おじの死により遺された会社を継いだ兄弟は、レジャーランド開発について意見が対立するようになった。現存維持を希望する弟(藤原竜也)は、少年時代の自分が書いた「完全犯罪」というノートを発見し、それに従って兄の殺害に成功するが、数日後、新たなる事件が起きた。無邪気さが仇となる皮肉な展開に、閉鎖された集落の空気が見事に融合したシリーズ最高傑作である。
第41回「フェアな殺人者」は、野球選手のイチローが本人役で登場する。滞在するホテルの駐車場内で、イチローは脅迫者を殺害した。腹違いの兄がアリバイを偽装するが、古畑にはあっさりと見破られてしまう。演技を飛び越えてイチローと接する、俳優たちの素の表情を楽しめる。
第42回「ラスト・ダンス」は、松嶋菜々子が双子の姉妹を演じ、犯人と被害者の両役を務めた。映像による仕掛けが用いられた珍しい作品だ。笑いながら床に落ちたピエロのからくり人形が、これまでの犯人たちの象徴し、古畑の眼差しが幕切れにふさわしい余韻を残す。キャラクター性よりも、この目が本作の特色であったことがよく伝わってくる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
推理小説というと謎解きが面白いのであって、最初から犯人が分かってしまってたら何が面白いのか、と思っていた。
今は少しボケてきたせいか、推理小説も最後の2〜3ページを読んでから、読むようになった。
結末を知ってて読み始めると、なるほど、とガッテンしながらで効率がいいのだ。(^^;;
もう数十年になるが、テレビでやっていた「刑事コロンボ」は面白かった。
日本では「古畑任三郎シリーズ」。
古畑任三郎はどこかコロンボのやり方を踏襲しているのだろうが、田村正和さんの言い方が面白かった。
「今、甦る死」は、ちょっと感じの違ったミステリドラマだった。