「ダークマター 暗黒物質 ニュートリノ」 宇宙探求シリーズ 動画 YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=q_4euFW8PrA
CHORUS実験名古屋大学理学研究科 F研
CHORUSではニュートリノ質量の有無を検証します。
全宇宙空間に1立方センチあたり約300個程度 存在していると予測されているビックバンによって作られた ニュートリノは宇宙暗黒物質(ダークマター)の有力な候補です。
ニュートリノが陽子の10億分の1程度の質量を持っていれば ダークマターの正体を説明する事が可能です。 陽子の質量の10億分の1の質量を直接測定する事は不可能に 近いことですが、CHORUSではニュートリノ振動という現象を用いて質量を検証します。
http://flab.phys.nagoya-u.ac.jp/2011/experiment/retiredexp/chorus/
『気になる科学 (調べて、悩んで、考える)』 元村有希子/著 毎日新聞社 2012年12月発行
さよう、役には立たない より
CERNでそのころ(2008年)、LHC(大型ハドロン衝突型加速器)と呼ばれる、ばかでかい観測装置が稼働した。地下100メートルに掘られた円周27キロのトンネルを想像してほしい。山手線に匹敵するサイズのこのトンネルの中で、原子核を構成する陽子を光の速さ近くまで加速し、正面衝突させる。これによって、誰も見たことがない宇宙誕生直後の状態を再現するのだという。
その際、ごくごく小さなブラックホールができる可能性がある、と予測された。実際には、できたとそてもすぐに消滅してしまうが、あるはずのないものを地上で再現するわけで、欧州の人々が心配したのも無理はない。
日本にも、つくばに円周3キロの加速器がある。LHCよりもずいぶん小規模ながら、2008年のノーベル物理学賞を受けた小林誠さんと益川敏夫さんが考えた「CP対称性の破れ」という理論は、この加速器の実験結果が裏付けた。残念ながらここではブラックホールは作れない。
しかしこのつくばの研究所が今、別の独創的な計画を進めている。T2K計画、という。「ニュートリノ」という素粒子を茨城県東海村の加速器で作り、西へ向けてぶっ放す、いや打ち出す。ニュートリノは地球を貫通して裏側まで出ちゃうぐらい、周りと反応しない粒子なので、もしもこれがあなたの体を貫通したとしても心配はない。実験では1秒間に1千兆個ものニュートリノを打ち出すそうだが、安全である。
打ち出されたニュートリノの一部は、300キロ離れた岐阜県・神岡にある観測装置「スーパーカミオカンデ」に達する。これは石油タンク級に大きいプールに純水を張ったもので、水中に飛び込んだニュートリノの足跡を超高感度センサーでとらえるのだ。打ち出す方角が1万分の1度でもずれたらニュートリノは違うところに届いてしまうので。途方もない精密さが要求される実験だ。東海TO神岡。頭文字を並べると「T2K」、なるほど。
ところでこういう実験って何のためにするんだい? と、素朴な疑問がわいてくる。この実験の場合、ニュートリノは飛んでいる間に変身することが知られており、どう変身したかを調べるのが目的だ。
へえそうかい、変身ね、じゃ、変身がわかったら何かの役に立つのかい? という疑問もわいてくる。さよう、役には立たない。しかし「なぜわれわれはここにいるのか」という、哲学的な疑問への答えが見つかるかもしれない。
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どうでもいい、じじぃの日記。
1955年にアインシュタインが亡くなってから、60年以上経った。
60年の間に、宇宙の謎はどれだけ解決したのだろうか。
宇宙の質量とエネルギーに占める割合は、ダークエネルギーが68.3%、暗黒物質(ダークマター)が26.8%、原子等の通常の物質が4.9%と算定されている。
宇宙を構成するもののうち約5%しかわかっていないのだ。
じじぃが思うに、ビッグバンが始まる直前は、ダークエネルギーの世界だった。
そのうち、ダークマターができて、そのうちの何割か、原子でできた物質になったのではないか。
ニュートリノは?
ニュートリノはダークマターの一部ではないのか。
とにかく、真実を知りたい。