じじぃの「夏の夜空に流星群を見たい・今度はいつ?気になる科学」

2017年ふたご座流星群 極大日前日の流れ星 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=j469j1t7cio
流星群 (az416740.vo.msecnd.net HPより)

ふたご座流星群が極大(2017年12月) 国立天文台(NAOJ)
今年のふたご座流星群の活動は12月14日16時頃に極大(注)を迎えると予想されています。しかし、その時刻は日本が昼間のため、流星を観察することはできません。日本でいちばんの見頃となるのは、極大を迎える前の、14日の0時過ぎを中心とした数時間だと考えられます(13日の夜だということに注意)。
また、この前日の夜と翌日の夜も流星群の活動が活発で、多くの流星を楽しむことができるでしょう。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2017/12-topics02.html
『気になる科学』 元村有希子/著 中経の文庫 2016年発行
人生観が変わる より
オーロラ、流星群、そして皆既日食、これらは天文ファンにとっての「人生観が変わる三大現象」なのだという。
流星群は、2001年の「しし座流星群」がすごかった。マンションの屋上にフリースを敷いて寝転び、夜空を見上げた。流れ星なんて一生に何度も拝めないものだが、この夜だけは文字どおり星が降っていた。お願い事もネタが尽きて後は目をきらきらさせながら眺めるだけだった。なぜか星空は人をロマンチストにする。
オーロラは見損ねた。ノルウェーの北極圏の町に仕事で主張した時のこと。12月だから午後1時には夜が来る。「こりゃ暇を持ち余すな」とオーロラ観測ツァーを申し込んだが、天気が悪く中止になった。
皆既日食は、太陽と月と地球が一直線上に並び、地球から見た太陽が月にすっぽり隠される現象だ。部分的に隠されて太陽が三日月のように見える部分日食や、隠しきれない部分がリングのように見える金環食も日食の仲間だ。
09年7月22日午前中、インドで始まった皆既日食が上海、日本列島と進み、南太平洋上で終った。日本の陸地で皆既日食を見られるのは46年ぶりだそうで、列島はフィーバー(古いね)となった。
皆既日食にすっぽり入った鹿児島のトカラ列島。人が住む7つの島の総人口は600人、ホテルもファミレスもコンビニもない、自動販売機は島に1つというのどかな村に、国内外から千人以上の見物客が押し寄せた。
ツアー料金は、校庭にテントで寝泊まりし、四泊五日ほどで35万円。なにせ水も食料もトイレも医者も警官も本土から持ち込みという尋常ならざるツアーであった。
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科学がここまで進んだ今だから、今世紀中の皆既日食の時間と場所、継続時間まで計算でピタリと当てられる。だかた天体ショーとして楽しめる。1人で見るより誰かと「お!」などと感想を述べ合いながら見た方が、楽しさも倍増しそうだ。少なくともこれから四半世紀、「前の皆既日食の時はねぇ」と子どもや孫に自慢できる。
最大の敵はお天気であった。トカラ列島は雷雨に見舞われ、雷警報が出たため観測どころではなくなった。しかし、皆既の瞬間は曇天がさらに暗くなり、冷たい風がすーっと吹き抜けたのがわかったという。
この時、私は東京のオフィスで夕刊の締め切りに追われていて、空を見上げるどころではなかった。雪辱を果たそうと、3年後の金環食を見た。
12年5月21日朝。5時半に起き、日食眼鏡を手にいそいそと出社した。会社の屋上が取材用に特別に開放されていたからだ。7時半すぎ、月の影が太陽の真ん中に入り、太陽光が環になって見えた。宇宙一大きい、金のリングである。首が疲れて視線を下げると、皇居のお堀端(会社はお堀端にある)には数百人の人たちが通勤途中に立ち止まり、日食眼鏡をかざして一斉に東を向いている。不思議な光景だった。

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どうでもいい、じじぃの日記。
12月14日、テレビを観ていたら、「ふたご座流星群」が今夜見られるでしょう、とか。
寒い冬空、せっかくだからと思って、2階の窓から3分間夜空を眺めた。
まあ、見られるかどうかは確率の問題だから、10分眺めていても見つからないかもしれない。
流星群を見て、人生観が変わる?
ハッブルさんは天体望遠鏡で宇宙を観測していて、宇宙が膨張していることを見つけた。
寒い夜中、毎日のように、観測し続けたんだろうなあ。
ハッブルさん、ありがとう。