じじぃの「麻酔・親知らずの抜歯は危険なの?望遠ニッポン見聞録」

【閲覧注意】埋没した親知らずの抜歯シーンがマジでヤバすぎ 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UzprUcLjZGI
抜歯 (kyousei-shika.net HPより)

抜歯を受けるときの注意 コトバンク
抜歯は、からだの一部を傷つけることですから、心身ともに良好な状態のときに受けてください。睡眠不足や疲れ、熱がある、のどが痛い、生理中といった場合は避けるべきです。1日の仕事が終わった夕方から夜にかけての抜歯は、非常に危険です。
また、心臓病、高血圧、糖尿病、肝臓病、腎臓病などの基礎疾患があり、抗凝固薬(こうぎょうこやく)、降圧薬、ステロイドなどを投与されていたり、腎臓病で人工透析を受けている人などは、事前に歯科医師に申し出てください。
患者さんが希望しても、初診時には抜歯しないのが原則です。初診時は、患者さんには不安感があり、歯科医師のほうは患者さんの背景を十分理解する時間がないことなどがその理由です。抜歯には麻酔が必要です。現在、歯科で広く使われている麻酔薬の塩酸リドカインは、薬物アレルギーをおこしにくい、安全性の高い薬剤です。しかし、まれに薬物アレルギーがおこることもあるので、過去に過敏症状をおこした経験のある人は、事前に歯科医師にその旨を申し出てください。

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『望遠ニッポン見聞録』 ヤマザキマリ/著 幻冬舎 2012年発行
血みどろにならない敏腕歯医者 より
海外で暮らす時の心構えはなるべく郷に入れば郷に従えで、現地の人と可能な限り同じ仕様の暮らしをするようにしている。食べ物でも、娯楽でも、学校でも、病院でも取りあえずその土地の人達が生活するのに普段関わりを持つ物を自分達も知っておくのは大切だと思うからだ。
しかし、そんな私にも海外では妥協できないものが2つ程ある。それは何かと言うと、美容室と歯医者だ。
海外に渡ってから暫くの間は私も現地の美容室や歯医者に厄介になった。だが、この両者に関しては、今まで一度たりとも「満足いった!」という充足感を抱けた経験がないのである。
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私はかつてイタリアの歯医者で3本程歯を抜いた。その3本ともすべてが親知らずだったのだが、行きつけの歯科医は「クマ」と患者から陰であだ名を付けられている、身長190センチ、体重150キロはありそうな超巨漢で、手の大きさがグローブかモンキーバナナの房くらいある人だった。
大抵そういう見てくれの人は穏やかで静かだったりするのだが、そのクマ先生は身ぶりも態度も豪快な人で、何よりもとにかく歯をすぐに抜きたがる。これはダメだと思ったら、とにかく抜く。それが彼の信念のようだった。
このクマ先生のグローブ大の手を口の中に突っ込まれただけで、唇の端が避けた患者が一体どれくらいいたであろうか。しかも指もでっかくて太いので、その指を口の中で動かされた日にはまだ何の治療も受けていなくても拷問を受けたような心地にさせられる。
日本では最近は麻酔を打つためにわざわざ歯茎に麻酔を塗ってくれるが、クマ先生の中にはそんな細やかな心遣いは存在しない。とにかく歯を抜くことしか念頭にないわけだから、ぶっとい指でろくに位置も確認せずに麻酔を打たれて、患者の方は大変不安になるのである。
最初に虫歯になった親知らずを抜いてもらうことになった時、クマ先生はまずある程度の処置を電気器具を使ってした後にその歯を素手で抜こうとしたが、上手くいかなかった。
「うーん、あんたの歯、大きすぎてなかなか指ではもぎ取れないな、ちょっと金槌を使うよ」
私の口の中に再び巨大な手が突っ込まれ、クマ先生は鼻息を漏らしながらまるで彫刻家のように金槌とノミのようなものを手に一心不乱に私の歯をもぎ取ろうとした。しかし私の親知らずは根こそぎ抜ける前にクマ先生の有り余る力によってバキッと激しい音を立てて砕けてしまった。「うわ、しまった!」とクマ先生は医者として患者に聞かせていけない声を上げた。その後はペンチを使った処置である。粉々になった歯をペンチを使って歯根から抜き取り切るのに一体何時間掛かったのか知らないが、全てを終えた後にはクマ先生は汗でべちゃべちゃになっていたし、私も口の周りが吸血鬼みたいに血まみれになっていた。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先週から左上奥歯が浮いてきて、食べるときに痛くなってきた。
すでに、右上奥歯が2本抜けているので、困ってしまった。
近くの歯医者に行って、抜かずにすむ方法はないか、と聞いてみた。
やっぱ。抜かないといけないらしい。
たぶん、両端をつなぐブリッジをつけることになるのだろう。
「今、どんな病気にかかっているんですか?」
「糖尿病など」
「麻酔をかけて抜くことになるので、紹介状を書くので糖尿病にかかっている病院に持っていって下さい」、とのこと。
トホホのホ。