じじぃの「四色問題とコンピュータ!ぼくと数字のふしぎな世界」

The Four Color Map Theorem - Numberphile 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=NgbK43jB4rQ
 四色問題

四色問題とは何か?四色定理の歴史と塗り絵パズルのコツ 2017/10/26
たとえば、下のような塗り絵があったとしますよね。
これを4色を使って塗り分けると、
こーんなに美しい作品に仕上がるわけです。
http://nayami0425.com/yonsyoku-1/
『ぼくと数字のふしぎな世界』 ダニエル・タメット/著、古屋美登里/訳 講談社 2014年発行
数学の美 より
メキシコで開かれたある「発想の会議」で、ぼくはひとりの数学者と出会った。ぼくもその数学者も会議で講演することになっていた。彼はアメリカ合衆国から来ていて、ぼくがこの旅で知り合った数学者たちと同じように、すぐさまおしゃべりを始めた。講演者控室の隅に移動しながら、彼はカンボジアにおける数字の歴史についてぼくに語った。無であるゼロの概念がカンボジアから来た、と彼は心から信じていた。カンボジアの未舗装の道を歩き回りながら、その痕跡を追い求めるのが夢だ、と。十進法ができてからすでに1000年以上も経っている。新しい証拠が見つかる可能性はわずかだ。それでも、彼はまったく気にしていなかった。
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話し合ったのは「四色問題」のことだ。いかなる地図でも四色を使うだけで――たとえば赤、青、緑、黄色を使って――同じ色に接することなくあらゆる国や地域を色分けすることができる、ということを示した定理だ。「最初に考えたとき、地図が複雑になればなるほど、使う色は増えていくように思えた」と、ロビン・ウィルソンはパズルの歴史を著した『四色問題』の中で書いている。「ところが、意外なことにそうではなかった」。国境の線を描き直したり、各大陸の形を描いたりすることは、まったく必要ではなかった。
とりわけこの問題のある部分が、ぼくの頭に長いあいだ引っかかっていた。この定義を解決しようとして100年にも及ぶ実りのない努力を重ねた挙げ句、ようやく1976年にアメリカのふたりの数学者が証明にたどり着いた。しかし、彼らの解決法は計算の一部をコンピュータに頼っていたという理由で議論の的になった。そのことを受け入れられない数学者が少なくなかったのだ。コンピュータに数学などできはしない! と反駁した。
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ケンブリッジ大学アイザック・ニュートン数理科学研究所の元所長マイケル・アティアは、4分間を使って数学的発想は「目の前に現れる絵画、映像」に似ていると語った。絵を描くように、あるいは小説のある場面を思い描くように、数学者は直観力と想像力によってその映像を生みだし、探求する。アティアの声は優しく、熱がこもっていて、部屋にいる人は全員熱心に耳を傾けていた。咳払いひとつ、囁き声ひとつなかった。アティアはさらに続けて言った。真実は数学の最終到達地点ではありますが、それだけではほんの一部を達成したことにしかなりません。というのも、美しさこそが直接的で独自で確実なものだからです。「美しさが正しい道を指し示してきれるのです」

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どうでもいい、じじぃの日記。
「コンピュータに数学などできはしない!」
四色問題」はコンピュータを駆使して、証明されたのだそうだ。
創造力と直観力は人間のほうが優れている、とか書いている本を見たことがある。
「宇宙の始まり」を解決してくれるのは、人間なのかコンピュータなのかどっちなんでしょうかね。それとも神様なんでしょうかね。