じじぃの「人の死にざま_1775_トーマス・ホープ(医師・化学者)」

60秒でわかる?光格子時計で、日常に現れる相対論の世界を可視化する 動画 Youtube
https://www.youtube.com/watch?v=iRsJXF_WGS8
ストロンチウム

Thomas Charles Hope From Wikipedia
Thomas Charles Hope FRSE FRS PRCPE FFPSG (21 July 1766 - 13 June 1844) was a Scottish physician, chemist and lecturer. He proved the existence of the element strontium, and gave his name to Hope's Experiment, which shows that water reaches its maximum density at 4°C.

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異なる原子の光格子時計の短時間精密比較に成功 2016/04/06  UTokyo Research
東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授と理化学研究所の研究グループは、イッテルビウム原子とストロンチウム原子を用いた光格子時計を、世界最高精度かつ最短の計測時間で比較することに成功しました。
http://www.u-tokyo.ac.jp/ja/utokyo-research/research-news/rapid-comparison-of-optical-lattice-clocks.html
『元素118の新知識 引いて重宝、読んでおもしろい』 桜井弘/著 ブルーバックス 2017年発行
元素周期表の源をつくった元素――ストロンチウム より
1790年ころ、イギリスのクロフォードとホープは、スコットランドのストロンチアン地方で発見された鉱物から新元素を発見し、ストロンチウムと名づけた。
約30年後、ドイツのデーベライナーがこのストロンチウムに注目し、精製すればするほどその重さがカルシウムとバリウムの中間に近づき、化学反応では両元素にきわめてよく似ていることに気づいた。他の元素についても調べたところ、「塩素、臭素ヨウ素」や「硫黄、セレン、テルル」などに同様の現象が見つかった。どの組も、真ん中の元素の重さや性質が両隣の元素の重さや性質の中間を示したため、「3つ組の元素」と名づけた。この発見がメンデレーエフの元素周期表へのヒントと完成へと進ませることとなった。
Sr ストロンチウム/Strontium 38 より
ストロンチウムの名は、スコットランドのストロンチアン(Strontian)地方特産のストロンチアン石に炭酸ストロンチウム(SrCO3)として含まれていることに由来する。
1787年にイギリスのホープが発見し、友人のクロフォードが確認した。1808年、イギリスのデービーは電解法を用いて金属ストロンチウムの単離に初めて成功し、ストロンチウム命名した。
ストロンチウムアルカリ土類金属に属する元素で、その単体は軽く、銀白色の金属である。地殻濃度は16番目であるが、同族のカルシウム(Ca)に比べてはるかに少なく、鉱石の種類も少ない。鉱石としておもなものはセレスタイト(SrSO4 天青石)とストロンチアン石(SrCO3)であるが、他のアルカリ土類金属の鉱石中にも少量含まれる。
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ストロンチウムはクリプトン(Kr)と同じ電子状態をとる+2のイオンとして存在する。
ストロンチウム化合物は、少量が特殊な合金や真空管のゲッター(排気能力のある物質)の材料に使われている。炭酸ストロンチウム(SrCO3)は亜鉛(Zn)から鉛(Pb)やカドミウム(Cd)を除くために使用され、永久磁石などに使われる。またストロンチウムが炎色反応で赤色を示すことから、硝酸ストロンチウム(Sr(NO32)が花火などに使われる。
約100万個のストロンチウム原子を光格子に閉じ込めた時計はストロンチウム光格子時計とよばれ、セシウム時計の1000倍もの正確さをもっている。300億年に1秒狂うかどうかの精度を有するといわれている。