相対性理論応用 標高差の精密測量に成功 世界初 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=tOowhPpTxy4
[NHK] モーガン・フリーマン 時空を超えて「重力は幻想なのか?」 (2017.02.10) 動画 dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x5bhzwi
共同発表:次世代時間標準「光格子時計」の高精度化に成功〜2台の時計が宇宙年齢138億年で1秒も狂わない再現性を実証〜
・光格子時計を低温環境で動作させることで、世界最高精度の時計の再現性を実現。
・高精度化により、次世代の時間標準として「秒の再定義」の議論加速に期待。
・従来の時計の概念を超える計測ツールとしての応用や基礎物理学の新たな知見獲得へ前進。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150210-2/
世界を変える1秒の誕生 ERATO 香取創造時空間プロジェクト
世界を変える1秒の誕生。私たちはどこにいても同じ速さで時間が過ぎていると思い込んでいます。
ところが、アインシュタインの相対性理論によれば、時間の進み方は、時計の置かれた高さや運動によって少しずつ違っているのです。この違いはあまりにも小さくて、普段使っている時計では計測することはできません。だから、この現象をSFの世界の話と思う人も多いでしょう。しかし、このERATO香取創造時空間プロジェクトで開発を目指している「光格子時計」があれば、この非日常的な現象を目でみることができるのです。
2001年、ERATO香取創造時空間プロジェクトの研究総括は、最先端のレーザー技術を駆使して、セシウム原子時計を遙かに凌ぐ新しい原子時計「光格子時計」を発案しました。この「光格子時計」では、極低温に冷却し(レーザーで作った)光の格子に捕まえた、およそ100万個の原子が吸収する光の周波数を測定し、正確な1秒を決めます。この「光格子時計」は、理論的には宇宙の年齢(137億年)経っても、1秒の以下の誤差しか生じません。セシウム原子時計をはるかに凌駕する時間計測が可能になります。
http://www.jst.go.jp/erato/katori/feature/
『理化学研究所 100年目の巨大研究機関』 山根一眞/著 ブルーバックス 2017年発行
100京回の瞬き (一部抜粋しています)
東北大学は光通信の父、西澤潤一さん(元東北大学総長)の地元ということも「光」研究に向いている。地域と連携して研究を進め、産業界に寄与することも大きな目的だ。研究者15名程度、地区全体でも四十数名のグループだが、ここは世界でもトップのテラヘルツ光(サブミリ波)研究拠点だという。
「テラヘルツ光研究グループ」は理研・光量子工学研究領域の一部門だが、そもそも「テラヘルツ光」とは何なのか。一般の人には縁のない難しい基礎研究と受け取られそうだが、まったく違っていた。
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テラヘルツ光研究グループは、理研の光量子工学研究領域に属する。その領域長である緑川克美さんを和光市の理研に訪ねた。
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緑川 光は1秒間に地球を7周半、30万キロメートルで進みますが、1アト秒では0.3ナノメートル(30万分の1ミリメートル)、ほぼ水の分子サイズを通過する距離です。このアト秒の光の瞬きを使い原子の挙動がわかれば、新しいエネルギーや新しい機能を持った新素材が開発できるでしょう。分子の動きを見る1000兆分の1秒(1フェムト秒)の瞬きの光は1980年代に実現しており、さらに速い原子を見るアト秒は2001年にドイツのグループが成功しています。
山根 その他にも光の可能性を追求する研究は?
緑川 我々が力を入れているのが、世界で最も精度の高い時計を作ること。つまり、100京分の1秒(アト秒)の正確さをもった時計です。宇宙が始まっから現在までの138億年が過ぎても1秒も狂わない精度の時計です。
山根 溜め息……。正確な時計はデジタル通信でも必須。スマホで写真1枚送るのでも、情報を刻んでパッケージにして送っているため(パケット通信)、どこで刻んだかの正確な時間情報を送信側と受信側が持っていないとデータは復元できない、と。カーナビでも欠かせない全地球測位システム=GPSも、超正確な時計が前提の技術ですよね。
緑川 時間はあらゆる科学技術の定数の基本です。現在、世界の標準時計はマイクロ波を使って決めています。マイクロ波の1秒間の振動数が基準ですので、100兆分の1秒の精度ですが、それを光の振動数にすれば100京分の1秒へと精度が向上します。現在の世界標準時は3000万年に1秒ずれますが、時空間エンジニアリングチームの香取秀俊チームリーダー(東大教授を併任)が作った138億年で1秒も狂わない時計は光格子時計と呼ばれ、これをもとにした世界標準時を世界に提唱した2001年以降、研究を継続中です。この分野では世界の20グループが競争をしていますが。
山根 日本は勝てる?
緑川 勝てるでしょう。そうなれば10年後に開催される国際度量衡委員会による「秒の再定義」で、日本がアジアでは初となる「秒の定義」をすることになります。
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どうでもいい、じじぃの日記。
世界で一番、時間に正確な国民といったら、やっぱり日本人だ。
「重力波」でも、観測結果には正確な時間が求められるみたいだ。
138億年で1秒も狂わない時計は光格子時計と呼ばれる。
究極の時計でしょうか。