じじぃの「スピリチュアル・ニセ科学への免疫力・水からの伝言とは!一粒の柿の種」

Rachel Carson Introduction 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=T_Njv5Ygg0g


Audience Response SOW Kaiulani Lee
●Kaiulani Lee's performance in A Sense of Wonder has received rave reviews.
“I was deeply moved by Kaiulani Lee’s incarnation of Rachel Carson in A SENSE OF WONDER. This sublimely written and subtly choreographed performance brings to life the remarkable spirit of a woman who changed the way we see our world. You cannot watch Kaiulani Lee without reflecting on universal themes - life, death, the power of place, courage in growing old and in speaking the truth. You cannot walk away unmoved.”
http://www.kaiulanilee.com/audience-response-sow.html
『一粒の柿の種 サイエンスコミュニケーションの広がり』 渡辺政隆/著 岩波書店 2008年発行
ニセ科学への免疫力 より
海洋生物学の研究から作家に転じたレイチェル・カーソン(1907〜64)は、「春が来たが、沈黙の春だった」の一説で有名な『沈黙の春――生と死の妙薬』(青樹簗一訳、新潮社)で農薬万能神話に警鐘を鳴らし、世界の環境政策に転換点をもたらした。晩年を迎えていたカーソンは、姪が遺した幼子との触れ合いの中で、すべての子どもの心には「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見はる感性)」が潜在することを実感した。そして最後のメッセージとして、すべての子どもがその感性を大人になるまでもちつづけることの大切さを訴えた。
  地球の美しさと神秘を感じとれる人は、科学者であろうとなかろうと、人生に飽きて疲れたり、孤独にさいなまれることはけっしてないでしょう。たとえ生活のなかで苦しみや心配ごとにであったとしても、かならずや、内面的な満足感と、生きていることへの新たなよろこびへ通ずる小道を見つけだすことができると信じます。
            レイチェル・カーソン著、上遠恵子訳 『センス・オブ・ワンダー』新潮社より
カーソンの言うセンス・オブ・ワンダーは、身の回りのちょっとした自然現象を不思議に思う心、誰にでもあるはずの潜在的な好奇心と言い換えられる。「神秘」と言っても超常現象のことではない。感性がとらえた神秘や不思議さは、理性を駆使して答えようとすることで科学という営為となる。カーソンが強調しているのは、科学的知識を学ぶことではなく、その入り口である。それは押しつけによって学べるものではない。
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スピリチュアリズムの流行は、水をめぐる悪しき言説へも波及している。きれいな言葉を話しかけると美しい氷の結晶ができ、汚い言葉だと美しくない氷の結晶ができるという氷の結晶神話水からの伝言などはその一端だろう。また、「ピュア」で「清潔」な水への過度の信仰は、怪しげな還元水の跋扈(ばっこ)を許している。日頃から「ピュア」という言葉を好んで口にしていたらしい人気女優歌手は、高齢出産は羊水が腐っているから危ないと発言し顰蹙(ひんしゅく)を買った。あわてて中途半端な謝罪をしたが、誰に謝ったのかも曖昧だし、なぜか、自分の不明を恥じる言葉は聞かれなかった。あるいは、「水からの伝言」を道徳の教材に使用する働きはいまだに根絶されていないという。だまされやすいことは責められないが、間違いを指摘されてもなお正しい知識を学ぼうとしないのはどうしたことだろう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
少し古い本だが、渡辺政隆著『一粒の柿の種』という本に「ニセ科学への免疫力」が書かれていた。
「きれいな言葉を話しかけると美しい氷の結晶ができ、汚い言葉だと美しくない氷の結晶ができるという氷の結晶神話『水からの伝言』などはその一端だろう」
「加齢臭」というのがあるけど、これは科学的に根拠があるのだろうか。
私は、「変なおじさん」であり、「臭いおじさん」であり、「アン・スピリチュアルなおじさん」なんです。
レイチェル・カーソンって、57歳の若さで亡くなっているんですね。