じじぃの「世界最大の大豆生産国・高まる中国のブラジル依存!経済は地理から学べ」

Brazil Emerging with China Economic Support 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=KrkXvUfIao8



MOVING MARKETS: CHINA FROM EXPORTER TO IMPORTER  WWF
The country used to be an important exporter of soy, but has been a net importer since the 1990s: it now imports 70% more than the EU. Soy consumption in China doubled in the last decade, from 26.7 million tonnes in 2000 to 55 million tonnes in 2009, of which 41 million tonnes were imported. China’s imports are projected to increase by 59% by 2021-22. Trade between China and Brazil is particularly significant.
Between 2000 and 2010, trade between the two countries increased tenfold. More than half of Brazil’s soy exports go to China.
http://wwf.panda.org/what_we_do/footprint/agriculture/soy/soyreport/the_continuing_rise_of_soy/moving_markets__china_from_exporter_to_importer/
中国における飼料穀物事情 ー大豆・トウモロコシ 農畜産業振興機構
・中国の輸入と世界食料貿易構造の変化
・ブラジルと米国の大豆輸出競合状況
https://www.alic.go.jp/content/000130512.pdf
『経済は地理から学べ!』 宮路秀作/著 ダイヤモンド社 2017年発行
中国の14億人を支える食材とその危うさ より
中国の1人当たりのカロリー供給量、脂肪供給量、タンパク質供給量は約20年間で、カロリーは1.2倍、脂肪は1.8倍、タンパク質は1.5倍になりました。
そのため、現在の中国における食料の安定供給は、その常用性を増しています。中国の農林水産物貿易の推移のグラフを見ると、2007年までは黒字でしたが、2008年からは大幅な赤字に転じていることがわかります。
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ここでは中国の大豆にスポットを当てます。中国の大豆生産は、アメリカ合衆国、ブラジル、アルゼンチンのトップ3には及ばないものの、世界第4位に誇り、世界的に生産量の多い国です。
しかし大豆は、2000年以降、輸入超過が続いています。中国の農林水産物貿易の輸入超過の要因の1つです。
1990年からの20年間で大豆の生産量は約1.5倍に増加しましたが、大豆の国内供給量は約5倍にまでふくれあがっています。
もちろん、これは輸入量が激増したことを意味しています。この間の中国の経済成長は、皆さんもご存じの通りです。
一般に生活水準が向上すると食生活が向上し、肉類や油脂類の消費量が増えます。
中国は肉類の輸入量が激増したことは先に述べましたが、もちろん国内生産量も増加しました。意外と知られていませんが、中国の豚の飼育頭数は、世界合計の48.7%を占めています。世界に豚が1000頭いるとすれば、中国だけで487頭いる計算です。その数は4億7592万頭。他にも、牛が1億1350万頭(世界3位)、羊が1億870万頭(世界1位)、ヤギが1億7500万頭(世界1位)、鶏が47億4200万羽(世界1位)と世界的な畜産国となっています。
そのために飼料としても大豆需要が高まります。また、食用油の需要も増え、原料ししての大豆需要を押し上げるのです。
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さて、2014年統計において、貿易相手国の上位が「1位中国、2位アメリカ合衆国、3位アルゼンチン」となっている国はどこでしょうか。
正解はブラジルです。ブラジルは輸出入ともに最大相手国が中国で、近年中国との関係が緊密化しています。
ブラジルの対中輸出品目は大豆と鉄鉱石が約7割を占めています。「世界の工場」となっている中国に対して、ブラジルが原材料供給国となっているのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
大豆というと、納豆や豆腐を思い浮かべるが、大豆油、醤油、味噌、油揚げなど多くの原料に使われている。その他、家畜の飼料にも使われている。
大豆1kgの生産に必要な水(仮想水)の量は、米1kg生産するのと同じ水が必要だ。
中国の輸出入で、農林水産物は2007年までは黒字だったが、2008年からは赤字に転じた。
大豆だけでみると、中国は世界で生産される大豆の20%を輸入している。
国家主席習近平は2020年まで国民所得倍増計画を発表した。
単純計算では、将来世界で生産される大豆の約50%(中国産を含む)が中国で消費されることになる。その他世界で生産される農林水産物が大豆のように、中国で消費されるようになるのかもしれない。
その大豆をどこから輸入しているのか。大部分がブラジルからの輸入なのだそうだ。
そのブラジルに大豆栽培を拡げたのは、日本人なのだそうだ。