じじぃの「心的外傷後ストレス障害・記憶を消せるか?フューチャー・マインド」

Can You Erase Bad Memories? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=89shevn24L8
PTSD:memories can erase ?

林修今でしょ!講座 3時間スペシャ 2017年5月23日 テレビ朝日
【司会】林修 【解説】茂木健一郎脳科学者)
●男性vs女性 優秀脳はどっち!? 10番勝負
果たして優れているのはどちらなのかを決定!最新研究で分かった新事実が続々! 男性と女性で『脳』の違いによる男女差があったんです!
色彩感覚が優れているのは? 嗅覚が優れているのは? 味覚が優れているのは? ダイエットに成功するのは? 人をやる気にさせるのは? 記憶力が優れているのは? 他人の不幸を喜ぶのは? 詐欺にかかりにくいのは? 気持ちの切り替えが早いのは? 気配りが優れているのは?
http://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/backnumber/0082/
飲むだけで嫌な記憶を消し去る薬剤成分が発見される(米研究) 2014年06月10日 カラパイア
飲むだけで嫌な過去の記憶を忘れられる。映画『エターナル・サンシャイン』の中では、ケイト・ウィンスレットジム・キャリーが、それぞれ過去の記憶を消す場面が出てくる。嫌な経験ほど覚えているもので、後でその時のことを思い出し、顔から火がでたり煙がでたりすることがあったのは私だけではないはずだ。
しかしそんな悪夢のような過去の記憶を消してくれるそんな薬剤成分が発見されたという。
http://karapaia.com/archives/52165334.html
『フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する』 ミチオ・カク/著、 斉藤隆央/訳 NHK出版 2015年発行
記憶を消せるか? (一部抜粋しています)
記憶喪失は、頭を打つなどの事故で外傷によって起こることがある、とよく語られている。だが、記憶を選択的に消すことはできるのだろうか? ジム・キャリー主演の映画『エターナル・サンシャイン』では、ふたりの男女がたまたま電車で会い、すぐに互いに惹かれ合う。ところが、ふたりが実は数年前には恋人同士だったのに、今はその記憶がないという事実を知って、ショックを受ける。そして彼らは、かつてひどい大喧嘩をしたあと、ある会社に金を払ってどちらも相手の記憶を消してしまったことを知る。どうやら、運命はふたりに2度目のチャンスを与えてくれたようだ。
選択的な記憶喪失は、『メン・イン・ブラック』でまったく新しいレベルまで持って行かれている。映画のなかで、ウィル・スミスは知られざる秘密組織のエージェントを演じ、この組織は「ニューラライザー」を使って、人からUFOやエイリアンとの遭遇にかんする不都合な記憶を選択的に消去する。記憶をどこまでさかのぼって消すかを決めるダイヤルまである。
こうしたことはどれも、スリリングな筋書きを生み、映画の興行的成功をもたらした。だが、たとえ未来であっても、このなかで本当に可能なものはあるのだろうか?
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ここで重要なのは、失う記憶が、原因となる外傷や病気の時点以後の全部ということだ。すると、ハリウッドの選択的な記憶喪失はとうていありそうもない話となる。また『メイン・イン・ブラック』のような映画では、記憶をハードディスクのようにひと続きに保存保存されるものと見なしているので「消去」ボタンを押すだけで指定してた自転よりもあとの記憶が消せる。しかし、記憶は実はばらばらのピースに分けられて、脳のあちこちに保存されていることがわかっている。
一方で科学者は、絶えずつきまとって人を悩ます外傷性記憶――トラウマ(心の傷)となった記憶――を消す研究をしている。2009年、メレル・キント博士率いるオランダの研究チームが、プロプラノロールという古くからある薬の新しい利用法を見つけたと公表した。外傷性記憶による苦痛を和らげる「奇跡の」薬になりうるというのだった。この薬は、ある時点以降の記憶喪失を引き起こすのではなく、苦痛を御しやすくした――それもわずか3日以内に、と研究結果に書かれていた。
この発見は、PTSD心的外傷後ストレス障害)に悩む何万人もの人の存在を念頭に、メディアに一斉に報じられた。退役軍人から、性的虐待の被害者や恐ろしい事故に遭った人まで、だれもが自分の症状から救われるように思えた。しかしそれは、従来の脳研究と矛盾するようにも見えた。長期記憶が、電気的にではなく、タンパク質分子のレベルで記号化されていることを示していたからだ。ところが最近の実験では、記憶を呼び起こすのに、記憶の検索とその後の再組み立ての両方が必要なので、その過程でタンパク質の構造が実際に組み換えられる可能性があることが示されている。つまり、記憶を呼び起こすと、タンパク質の構造が変わるのである。この薬が効くわけはここにあるらしい。プロプラノロールは、アドレナリンの吸収を阻害することで知られている。アドレナリンの吸収は、トラウマとなる出来事がよく生み出す鮮明な長期記憶を形成するうえで、欠かせない現象だ。「プロプラノロールは、神経細胞にとどまって、それを阻害します。だからアドレナリンが存在しても、その仕事ができなくなるのです」とカリフォルニア大学アーヴァイン校のジェームズ・マッガウ博士は語る。要するに、アドレナリンがなければ記憶は薄れていくというわけだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
先月、テレビ朝日林修今でしょ!講座 3時間スペシャル』を観ていたら、こんなことを言っていた。
記憶力が優れているのはどっち・男性・女性?
街で聞いてみると、
街の男性、「女性は忘れっぽい」
ゲストの女性、「10年前、20年前のすごく嫌だったこととか、よく覚えている。女のほうが記憶力がいいと思う」
解説者、「感情と結びついた記憶は残っているという気がする?」
ゲストの女性、「ムカついたやつとか」
ノルウェー科学技術大学の研究による、4万8000人の男女記憶力テスト。
人名、3日前の出来事、会話内容、など9つの項目。全9項目の記憶力テストで、8項目で正解率が 女性 > 男性 だった。年齢に関係なし。
解説者、「一般的な勉強に関する記憶力には男女の差はほとんどない。感情がからむような記憶は女性の方が強い。脳の中に扁桃体という感情をつかさどる中枢で、海馬は記憶をつかさどる中枢です。扁桃体と海馬は場所が非常に近い。ということは、扁桃体が活動して感情が動くと、海馬がそれをよく記憶するようになる。この連携プレーなんです」
感情の豊かな人は、頭もいいらしい。
記憶には、記憶を処理する海馬と、すべての情報をまとめる前頭前皮質がある。
過去の嫌なことからも、学ぶということが大事なようです。