じじぃの「国境の島・与那国から見る東シナ海!クロスロード・オキナワ」

与那国島自衛隊基地建設。中国ネットユーザーは 動画 YuTube
https://www.youtube.com/watch?v=J5f6X0frUc0
与那国島の地図

中国の一挙一動が日本を不安にさせている―ロシア紙 2016年4月1日 レコードチャイナ
2016年3月30日、中国新聞社によると、ロシア紙・コンサルタントは29日、「中国の一挙一動が日本を不安にさせている」との記事を掲載した。日本は28日、中国をけん制する目的で与那国島に配備した陸上自衛隊レーダー施設の運用を開始した。
日本が新たにレーダーを配備し、軍事的存在感を高めつつある中国に対する監視活動を行うことについて、中国は「地域の平和と安定を損なう」として反対したが、日本政府は東シナ海情勢は中国が悪化させていると譲らない姿勢をとっている。米カーネギー国際平和財団のジェイムズ・L・ショフ上級研究員は、「レーダーは武装配備ではない。中国が活動を活発にさせている中、日本にできる最低限の行動だ」と指摘している。
http://www.recordchina.co.jp/b132285-s0-c10.html
『クロスロード・オキナワ―世界から見た沖縄、沖縄から見た世界』 鎌倉英也、宮本康宏/著 NHK出版 2013年発行
新たなクロスロードを求めて (一部抜粋しています)
那覇から空路およそ1時間半。それは東京羽田から広島空港へ飛ぶまでの時間を超える。与那国島はかくも遠い。飛行機の眼下に木の葉のようなかたちをした与那国島が迫ってきると、まさに「最果ての島」に来たのだという思いがわいてくる。
しかし、地図を広げてみると、その感覚が日本本土や沖縄本島からこの島をとらえているに過ぎないこともわかる。
北東アジアや東南アジアを広く視野に入れれば、与那国島は、中国大陸や台湾、フィリピンに近く、その地域の中心ともいえる位置にあるからだ。与那国から東京まではおよそ2000キロ、那覇まで500キロ以上離れている。一方、台湾までは111キロで、これは同じ八重山石垣島までの116キロよりも近い。摩擦が生じている尖閣諸島まではおよそ150キロの地点だ。
与那国島に降り立って受ける最初の印象は、緑と山が思いのほか多いことである。
近隣の竹富島が平坦な皿を伏せたような形をしているのとは対照的に、与那国島には、与那国岳、インビ岳、宇良部岳といった160メートルから230メートルに及ぶ山系が馬の背のように東西に伸びている。
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2012年4月、与那国島の西に位置する久部良港に、海上輸送されてきた自衛隊の車両と隊員が上陸した。これは、北朝鮮が発表した長距離弾道ミサイルとみられる「衛星」の打ち上げに対し、その破片が落下した際の住民救護などを任務とする臨時のもので、与那国島には陸上自衛隊の隊員約50人とヘリコプター1基、車両7台が配備されたのである。
港の近くに掲げられていた自衛隊誘致推進派の垂幕は、この機に合わせたのか、東日本大震災における自衛隊の災害球場活動をたたえる感謝の文言に変わっていた。
続々と陸にあがり、整列する自衛隊員を遠巻きにして見つめる住民たちに聞いてみると、「島民の命と財産を守るための自衛隊は必要。今回もありがたい」とする意見がある一方で、「実際に破片が落下して被害があるかもしれないと聞くと、今回はなかなか表だって反対できないけれど、常設配備はまったく事情が違う。これで自衛隊駐屯地の新設誘致にはずみがつくのではないか不安」と語る人もいた。
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与那国島出身で台湾との関係をよく知る吉元さんを中心に、沖縄県は、福建、台湾、沖縄を結ぶ「蓬莱経済圏」の構想も抱いていた。台湾との交流については、中国大陸側が神経質になる部分も多かったが、沖縄県に「全県フリー・トレード・ゾーン」が誕生することによって発生する互いのメリットを調査し、議論を持ちかけていったという。
「全県フリー・トレード・ゾーン」は、日本と言う国家が設けている関税や非関税障壁を特別に沖縄県には適用せず、アジアや世界の企業を積極的に誘致し、逆に県内の地元企業も国外に進出してゆこうとする構想である。

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じじぃの日記。
中国海警局の船が日本の尖閣諸島接続水域に今までは2隻が侵入してきたのが、4隻に増えた。
だんだん、こんな状態がエスカレートするのだろうか。
国境の島・与那国島は日本の最西端に位置し、山手線内側の半分ほどの面積だそうだ。
与那国島は台湾、尖閣諸島に近く、もし日本の潜水艦が与那国島に配属されれば、中国に対しかなりの脅威になるらしい。
もちろん、沖縄列島周辺が平和であれば一番いいのだが。