じじぃの「3万年前の航海・台湾から丸木舟で日本列島に渡った人たち!人類誕生」

台湾から日本列島へのルートasahi.com HPより)

丸木舟

復元丸木舟で無事航海 国立科学博、京都・舞鶴沖で検証 2017年10月13日 京都新聞
海部陽介・人類史研究グループ長が代表を務め、台湾の国立台湾史前文化博物館が共催する。日本列島に渡ってきたホモ・サピエンスの一部は大陸と地続きだった台湾から琉球列島に渡ってきたと考えられ、プロジェクトは2019年に航海の再現を目指し、草や竹など当時あった素材で舟を作って各地で実験を繰り返している。
http://www.kyoto-np.co.jp/local/article/20171013000037
おはよう日本 3万年前の航海 沖縄の海で大実験 2016年7月5日 NHK
国立科学博物館海部陽介さんです。
人類学が専門で、日本人のルーツを研究しています。
近年、沖縄の島々からは、およそ3万年前の遺跡が次々と見つかっています。
最大の謎は、そもそもどんな舟だったのか。
沖縄の遺跡からは木を加工できるほどの石器は見つかっていないため、木で舟を作ることは難しかったと考えられています。
さらに、台湾からもっとも近い与那国島でも、その距離はおよそ100キロ。
2つの島の間には、当時も黒潮が流れていた可能性が高いと考えられています。
http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2016/07/0705.html
人類誕生第3集 「ホモ・サピエンス ついに日本へ!」 2018年7月15日 NHK
【司会】高橋一生和久田麻由子 【ゲスト】海部陽介国立科学博物館人類研究部研究主幹)
私たちヒト=ホモ・サピエンスの人口は、今や世界に76億。地球上のあらゆるところに生息し、生物史上、類を見ないほどの大繁栄を遂げている。かつてホモ・サピエンスより前に、生息域を広げ始めた人類たちもいたが、世界中に拡散することは出来なかった。なぜ、サピエンスだけが世界中に生息域を広げることが出来たのか?実は、その謎を解くカギが日本にあった!
およそ8万年前、誕生の地・アフリカを出て、世界へと拡散を始めたホモ・サピエンス。大きな障壁となったのが、大海原と極寒の大地だ。日本へ至る道は、大海原を渡るルートと、極寒の大地を越える北ルートのいずれか。つまり日本は、当時の地球上で「最も到達困難な場所」だったのだ。
ホモ・サピエンスは、進化の中で獲得した能力に磨きをかけることで、この快挙を成し遂げた。日本への旅によって、強く、たくましく、そして賢くなっていったのだ。その後、地球上のあらゆる場所に進出し、数を増やすことができたのは、日本列島への道のりで見せたような、困難を乗り越える力をホモ・サピエンスが持っていたからだった。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180715_2
どうでもいい、じじぃの日記。
7月15日、NHKスペシャル 人類誕生第3集 「ホモ・サピエンス ついに日本へ!」を観た。
台湾から与那国島まで100km以上もある海が広がっている。
この付近には黒潮も通っていて海を分断し、自然漂流で到着したとは考えられない。では、どうやってこの広い海を渡ったのだろうか。
人類が最初に石器を作ったのは約250万年前といわれる。
沖縄の遺跡からは木を加工できるほどの石器は見つかっていないため、木で舟を作ることは難しかったと考えられていた。
ところが、石を丸く削り、その石と木の棒を括り付けたと思われる石(中心部がへこんでいる)が発見されたのです。
海部陽介さんたちは、丸木舟を当時の石斧で作る作業を再現してみました。
草や竹で作った舟で黒潮を渡って日本列島に向かうには不可能だったのです。
たぶん、好奇心旺盛な人(サイコパス)たちが、丸木舟に乗って日本列島に向かったのでしょう。
映像では、丸木舟に乗り日本列島に渡った人たちの姿が流れます。
来年、復元丸木舟で実際に航海を行う予定だそうです。