じじぃの「ドラえもんのタイムマシン・アリスの鏡はブラックホールの入り口か?フューチャー・マインド」

Michio Kaku: A Black Hole in Our Own Backyard? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Vxp3seoRNgY
アリスの鏡

ワームホール

フォア文庫 鏡の国のアリス キャロル 絵本ナビ
鏡の国に迷いこんだアリスの大冒険。奇想天外なファンタジー名作「ふしぎの国のアリス」の続編。
http://www.ehonnavi.net/ehon/32901/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A2%E6%96%87%E5%BA%AB%E9%8F%A1%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9/
『フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する』 ミチオ・カク/著、 斉藤隆央/訳 NHK出版 2015年発行
光速を超える? (一部抜粋しています)
アインシュタインは、ある意味で、町の警官のように、光速を超えてはいけないと言っている。光速は宇宙の究極の速度だというのだ。じっさい、天の川銀河を横断するには、レーザー光線にのって行っても10万年はかかる。旅人には一瞬の出来事だが、故郷の惑星では10万年の時が進んでいる。さらに、銀河と銀河のあいだを渡るには、数百万年から数十億年を要する。
しかし、アインシュタイン自身が自分の研究に抜け道を残していた。1915年に発表した一般相対性理論で、彼は、重力が時空の歪みによって生じることを明らかにした。重力は、ニュートンがかつて考えたような、謎めいた見えない「引く力」ではなく、実は、空間そのものが物体のまわりで曲がることによって生じる「押す力」なのである。これで、星の光が別の星のそばを通過するときに曲がることや、宇宙が膨張することを見事に説明できただけでなく、時空の生地が伸びていくとやがて破れるという可能性も明らかになった。
1935年、アインシュタインとその助手ネイサン・ローゼンが、ふたつのブラックホール解は結合双生児のように背中合わせにつながるもので、片方のブラックホールに落ちれば、理論上はもう片方から出てこられる、という可能性を示した(ふたつの漏斗の先をつなぎ合わせたものを考えよう。片方の漏斗に入った水は、もう片方から出てくる)。アインシュタインーローゼン橋とも呼ばれるこの「ワームホール」は、宇宙と宇宙のあいだに玄関や門がある可能性を持ち込んだ。アインシュタイン自身は、人がブラックホールを通り抜けられる可能性を、その過程で押しつぶされてしまうという理由で退けた。ところが、その後いくつかの進展があり、ワームホールを抜けて超光速旅行ができる可能性が出てきた。
まず、1963年に数学者のロイ・カーが、回転するブラックホールは、それまで考えられていたようにつぶれて1点になるのではなく、回転するリングになることを発見した。回転があまりにも速いので遠心力が強く働き、ブラックホールがつぶれるのを防ぐのだ。もしリングに落ちてなかを通り抜ければ、別の宇宙に行ける可能性がある。重力は大きいが、無限大ではない。これは、アリスの鏡に似ている。その鏡に手を突っ込めば、別の世界へ火っていけるのだ。鏡の枠が、ブラックホールそのものを形成しているリングにあたる。カーの発見以降、アインシュタインの方程式に対するほかの多数の解で、理論上、人がすぐに押しつぶされずに宇宙から宇宙へ抜けられることが示されている。これまで宇宙に見つかっているブラックホールはどれも高速で回転しているので(時速160万キロメートルと測定されたものもある)、こうした宇宙の門はどこにでもあるのだろう。

                          • -

どうでもいい、じじぃの日記。
ミチオ・カク著『フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する』という本に「アリスの鏡」のことが書かれていた。
アリスの鏡はブラックホールの入り口なのだという。
そういえば、「ドラえもん」もよくタイムマシンに乗ってどっかに行っていた。
同じ原理なのだろうか。