WHERES MY MEDICINE?? | SOMA Playthrough #1 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Y6PgEAJMBfY
drug 'Soma'
クローズアップ現代 「“仕事がない世界”がやってくる!? 」 2016年3月15日 NHK
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】廣井良典(千葉大学教授)
20年以内に、日本の労働人口の49%の仕事が、機械に置き換えられる!?(シンクタンク試算)。
人工知能やロボットによって、従来の仕事がなくなる懸念が世界的に高まっている。ITを通じてホテルの代わりに一般住宅に泊まれる“民泊”や、一般ドライバーと移動したい人とを結ぶ配車サービスはもはや当たり前。新たな仲介サービスの台頭で、アメリカではタクシー会社などが倒産。職を失った人たちが定職に就けず、日雇い生活に陥る事態も起きている。こうした事態にどう対応すればいいのか。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3782.html
『人類滅亡ハンドブック』 アローク・ジャー/著、長東竜二/訳 Discover21 2015年発行
薬物による幸福 (一部抜粋しています)
世界国家に戦争は存在しない。忠誠心が分断されることもなく、誰もが社会は個人に優先すると知っている。この念入りにコントロールされた世界で、何かよくないことが起きると、ソーマが事実からの逃げ場を提供し、じたいを収拾してくれる。
西ヨーロッパの統制官、ムスタファ・モンドは、「怒りを静め、敵と和解させ、人を辛抱強くさせる」のがソーマだと主張する。
「これまでは、多大な努力を払い、長年のつらい道徳的なトレーニングを経て、ようやく手にすることのできた資質だ。だがいまは半グラムの錠剤を2、3粒飲むだけでいい。誰でも高潔な人間になれる。道徳性の少なくとも半分を、壜に入れて持ち歩けるのだ。涙がいらないキリスト教――それがソーマだ」
むろん、現実の世界にソーマは存在しない。少なくとも、いまはまだ。
具合の悪い人間を治療する薬のレパートリーは増加の一途をたどっているが、じきに「健康な人間のための薬」も登場するだろう。
知的技能や注意力を向上させ、地獄のような職場でのストレスを解消し、週末に幸福感を引き起すための薬だ――一切の副作用ぬきで。
・
薬物に「われわれの社会全体を支配させよう」と思ったら、われわれが自発的にかつ定期的に、そうした薬物を大量に服用する必要がある。これはあなたが思っているほど、突拍子もない話ではない。
われわれは、ここ数十年間における医学の進歩の恩恵を受けて、長生きするようになってきた。けれども、150歳や200歳まで生きたとして、それが精神にどういう影響をおよぼすかはいっさいわかっていない。もしかしたら、孤独を感じたり、鬱病を悪化させたりする時間が延びていくだけかもしれない。
現にWHOなどからのデータからは、老齢人口では精神的疾患が大幅に増加することが、すでに示唆されている。かりにわれわれが200歳以上まで生きたとして、せいぜい100年足らずの寿命しか想定していないわれわれ霊長類の脳が、そんなにも長い年月を耐えられるだろうか? 蓄積されてきた記憶や感情に押しつぶされるようなことはない、といったい誰にいいきれるだろう? 解決策のひとつは、加齢にともなう憂鬱症や衰えの影響をやわらげ、中和する薬物をさらに数多く開発することかもしれない――人々は、正気をなくさないために、そうした薬を飲みつづけるのである――。
もしかすると、あなたは、もっと長く、あるいはもっと勤勉に働けるようにしてくれる向精神薬があっても使いたくないと考えるかもしれない。けれど、まわりのみんな(そしてライバルたち)がその薬を使っている世界で、はたしてあなたに取り残される勇気はあるだろうか?
あなたが人生のなかばをすぎた、70歳の事務員だとしよう。そして新興国の学歴がある23歳の若者と、仕事をめぐって競わなければならなくなったとしたら、自分が手にするありとあらゆる強味を、利用したいとは思わないだろうか?
もしかするとあなたは、自分の人生を、できるだけ自然で、薬物とは無縁にしておきたいと思っているかもしれない。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
どうでもいい、じじぃの日記。
『人類滅亡ハンドブック』という本を読んでいたら、「薬物による幸福」というのがあった。
「もしかするとあなたは、自分の人生を、できるだけ自然で、薬物とは無縁にしておきたいと思っているかもしれない」
薬は、病気がちなじじぃを生かしてくれている。
この恩恵を利用して、さらに生きながらえる時代に入っている。
3月15日 NHK 『クローズアップ現代』で「“仕事がない世界”がやってくる!? 」をやっていた。
相手が人間かもしれないし、人工知能かもしれない。競争に敗れる人間は今後ますます増えるだろう。
薬は落ちこぼれた人間にとって、厳しい世界から逃げるための最後の砦でもあるようだ。