じじぃの「人の死にざま_1621_ウィレム・アイントホーフェン(心電図・医師)」

心電図 (blogspot.jp HPより)

ウィレム・アイントホーフェン ウィキペディアWikipedia) より
ウィレム・アイントホーフェン(Willem Einthoven、1860年5月21日 - 1927年9月29日)はオランダの生理学者、医師。
ユトレヒト大学医学部卒業。1886年ライデン大学の教授に就任した。1903年に心臓から電気が発せられていることを発見し、心電図法(ECG/EKG)を発明した。その功績で、1924年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。
彼は、オランダ領東インド諸島(今のインドネシア)のジャワ島のスマランで生まれ、オランダのライデンで亡くなり、ウーグストヘーストのHaarlemmerstraatwegに有る改革派教会に埋葬されている。

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『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』 話題の達人倶楽部/編 青春出版社 2011年発行
心電計の裏 どうやって心臓の動きを測定するの? より
われわれ人間の筋肉が動くのは、脳から「動け」という指示が飛んでくるから。たとえば、野球選手がボールを取るときは、神経から脳に「ボウルがきたぞ」という情報は伝わり、脳から「ボールを取れ」という指示が出る。それが手足の筋肉に伝わることで、キャッチできるのだ。
そのような脳からの指示は、電気信号によって筋肉に伝えられている。人体はコンピュータとよく似ていて、われわれの体のなかでは、つねにさまざまな電気信号が行き来しているのである。
心電計も、その人体のメカニズムを利用して生まれたものである。手足の筋肉の動きは目で見ることができるが、心臓は取り出すわけにはいかないので、観ることができない。そこで、心臓から発せられる電気信号を測定し、そこから心臓の動きをチェックしているのである。
その電気尊号を記録したものが「心電図」だ。心電図には、ギザギザの波が描かれるが、あれは心臓から発せられる電気信号を表している。
心電計は入力部、増幅部、記録部から構成されていて、入力部で信号を取り出し、増幅部でその信号を増幅し、記録部でデジタル信号に変換し、図として出力する。
信号を途中で「増幅」するのは。心臓から出ている電子信号が、1000分の1ボルト程度の非常に微弱なものだからだ。
ちなみに、心臓から電気が発せられていることが発見されたのは、1903年のこと。発見者であるオランダの生理学者ウィレム・アイントホーフェンは、1924年、この業績によってノーベル生理学・医学賞を受賞している。