じじぃの「味覚と嗅覚・鰹節と納豆は食べ物の匂いとは思えない?匂いの人類学」

台湾名物 臭豆腐を食べてみた! 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ES9GhAntMhk
高円宮久子さまと昭恵夫人がキムチ作り 日韓交流アピール  2013年12月8日 huffingtonpost
高円宮妃久子さまと安倍晋三首相夫人の昭恵さんが7日、東京都内の韓国大使館で開かれたキムチ作りに参加した。
韓国の冬の風物詩であるキムチ作りが、和食とともにユネスコ無形文化遺産に登録されたことを祝い、日韓の文化交流の重要性をアピールした。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/07/takamado-no-miya_n_4405629.html
『匂いの人類学 鼻は知っている』 エイヴリー・ギルバート/著、勅使河原まゆみ/訳 ランダムハウス講談社 2009年発行
味覚と嗅覚 (一部抜粋しています)
食べることとなると、私は極端な匂い優越主義になる。味はつまらないからだ。舌の情報チャンネルは、苦味、甘味、酸味、塩味、うま味の5つしかない(日本人の同僚たちは、塩味よりもグルタミン酸ナトリウムのほうが味の印象が強いと、長いこと言い張っていた。1996年に舌のグルタミン酸受容体が発見されると、ついに彼らの主張が裏づけられた。いまや、うま味は公式に味の殿堂入りをはたしている)。5つの味覚チャンネルもばかにならないが、350種類の受容体と2ダースの近くカテゴリーを持つ嗅覚に比べれば原始的だ。
私が、味覚が過大評価されていると考える理由がもうひとつある。私隊は風味を口のなかだけの感覚として味わうことに慣れている。ゆえに、ふだんの会話では”味”と”風味”という言葉を同じ意味で使う。すると、実際の風味は味と匂いが混じり合ったもので、それがあたかも単純なものに思えるのは錯覚にすぎない、ということを忘れがちになる。
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食品の匂いは、文化の境界線に目に見えない匂いのフェンスを立てている。要は何を食べて育ったかが問題で、日本人が好む鰹節の匂いは、ドイツ人には食べ物の匂いとは思えないし、マジパンについては逆のことが言える。これをわざわざ証明した研究がある。
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心理学者のドナルド・E・ブラウンは、音楽、ことわざ、近親相姦の回避、死の儀式などを含む、文化の普遍特殊性をリストにした。私としては、このユニバーサルズのリストに、もうひとつ項目をつけ加えてほしい。すべての文化には、それに帰属する人々のための臭い食べ物があるからだ。”臭豆腐”(豆腐の発酵食品)を食べないなら真の台湾人ではない。ハルカットル(腐った鮫肉)を食べないなら真のアイスランド人ではない。真の日本人なら納豆(クレオソート)の匂いがする。ねばねばした大豆の発酵食品)を食べるはずだ。それに、南東アジアのドリアンやジャックフルーツはとてつもなく臭い、シンガポールシンガポールであるがゆえに、人々は公共交通機関へのドリアンの持ち込みを違法としながらも、甘いカスタードのようなその果実を食べる。私は個人的には韓国の国民食であるキムチが大好きだ。キムチは酢、ニンニク、魚醤、大量の唐辛子で味つけした白菜の発酵食品だが、ものすごい威力がある(うちの冷蔵庫では、かつてキムチの瓶が爆発したことがある)。さらに、食べたあとの結果がすごい。ユーモア作家のP・J・オロークは、それを「眼鏡を曇らすキムチの息と、喉を焦がすキムチのげっぷと、パンツが避けるすさまじいキムチの屁とが混じり合った毒気」と表現した。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『匂いの人類学 鼻は知っている』という本を読んでいたら、「味覚と嗅覚」にいろいろな国の食べ物の味と臭いについて書かれていた。
一番臭い食べ物といえば、北欧の缶詰「シュールストレミング」らしい。ニシンの塩漬けを缶に入れて発酵させたものだとか。
日本の「鰹節」と「納豆」も臭い食べ物として載っている。
台湾は「臭豆腐」というのが載っている。日本と似たような食習慣なのだろうか。
韓国の「キムチ」は爆発するような毒気の匂い?なんだそうだ。