じじぃの「ジャック・アタリの予言・利他社会・超民主主義が出現するのか?21世紀の歴史」

アメリカ 大富豪の豪邸

妖怪の世界

平和度指数ランキング 世界経済のネタ帳
2015年の平和度指数ランキングを掲載しています(対象: 162ヵ国)。
1位 アイスランド
2位 デンマーク
3位 オーストリア
4位 ニュージーランド
5位 スイス
6位 フィンランド
7位 カナダ
8位 日本
9位 オーストラリア
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13位 スウェーデン
16位 ドイツ
39位 イギリス
42位 韓国
45位 フランス
94位 アメリ
124位 中国
http://ecodb.net/ranking/gpi.html
フォーブス世界長者番付・億万長者ランキング 2015年(世界編)
順位 名前        名前(読み)    関連      国籍  資産(兆円)

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1 Bill Gates      ビル・ゲイツ マイクロソフト アメリカ  9.5
2 Carlos Slim Helu  カルロス・スリム テレフォノス・デ・メヒコ メキシコ   9.25
3 Warren Buffett   ウォーレン・バフェット バークシャー・ハサウェイ アメリカ  8.72
4 Amancio Ortega  アマンシオ・オルテガ ザラ スペイン  7.74
5 Larry Ellison     ラリー・エリソン オラクル アメリカ  6.52
6 Charles Koch    チャールズ・コーク コーク・インダストリーズ アメリカ  5.15
6 David Koch     デイヴィッド・コーク コーク・インダストリーズ アメリカ  5.15
8 Christy Walton  クリスティ・ウォルトン ウォルマート アメリカ  5.0
9 Jim Walton     ジム・ウォルトン ウォルマート アメリカ  4.87
10 Liliane Bettencourt リリアンヌ・ベッタンクール ロレアル フランス  4.81
http://memorva.jp/ranking/forbes/forbes_world_billionaires_2015_world.php
2013.4.9 朝日新聞 政治哲学者ネグリ氏の民主主義観 「市民が共に統治する社会を」 より
17世紀オランダの哲学者スピノザの「絶対的民主主義」という考えが参考になる。
彼は、代表制民主主義のように個人を孤立した一票の存在と捉えない。個人は、相互関係のネットワークの中に位置づけられる開かれた存在。そのすべてが代表される民主主義を考えた。
私は、イタリアの刑務所にいた時、彼の本を読んでこの考えを知った。(著書で提唱している)「マルチチュード(多様な人々の群れ)」とはこうした結びつきを意味します。

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未来世紀ジパング 「池上彰が解説スペシャル 忍び寄る超・格差社会…日本は?」 2015年4月20日 テレビ東京
【司会】シェリー 【沸騰ナビゲーター】池上彰(ジャーナリスト) 【ゲスト】パックン、坂下千里子鈴木ちなみ
池上彰・連続SP ピケティで大注目!超・格差社会
「資本主義の下では、格差は拡大する」...フランスの経済学者、トマ・ピケティが書いた経済書、「21世紀の資本」が世界中でヒット、日本だけでも14万部の発行を記録している。
今、世界で広がる格差とは!?アメリカ、中国、韓国の3ヵ国で驚きの格差の現場を取材!そして日本は...?池上彰が、忍び寄る超・格差社会を徹底解説する。
ニューヨーク・マンハッタンの高級マンションを買う資格のある人たちが集うのが、全所得者のうち1%の高額所得者のみが入会を許されるクラブ「CORE」。 スターバックス会長兼CEO ハワード・シュルツ氏らも会員のひとり。
池上さん解説。
「2015年、フォーブス世界長者番付 8位のクリスティ・ウォルトンウォルマート創業者の次男の妻で働いたことがないのに資産が5兆円。10位のリリアンヌ・ベッタンクールはロレアル創業者の娘で、この人も働いたことがないのに資産が4.8兆円です」
http://www.tv-tokyo.co.jp/zipangu/backnumber/20150420/
(本)ジャック・アタリ「21世紀の歴史」-「ノマド」よりも「トランスヒューマン」に注目
・トランスヒューマンな人々とは、愛他主義者で21世紀の歴史や同時代の人々の運命に関心をもち、人道支援や他社に対する理解に熱心であり、次世代によりよい世界を残そうとする。彼らは<超ノマド>の利己主義や海賊の破壊欲に我慢ならない。彼らは定住民の美徳(用心深さ、歓待の精神、長期的展望)とノマドの美徳(頑固さ、記憶力、直感力)を実践していく心積もりができている。
http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/11767
『21世紀の歴史――未来の人類から見た世界』 ジャック・アタリ/著、林昌宏 /訳 作品社 2008年発行
民主主義を超える(超民主主義)の出現 (一部抜粋しています)
1875年、カール・マルクス晩年期の著作『ゴータ網領批判』の終わりには、次のような一文が奇妙なことにラテン語で記されている。「Dixi et salvavi animam mean」(自らの魂を救在するためにしか、私はそれを語らない)。マルクスは、ドイツ社会民主党に提案した彼の政策が採用される可能性が、まったくないということを読者にわかってもらおうとしてこの一文を記したのであろうか。または、マルクスは資本主義とその熱狂的かつ破滅的な結果について、誰もこれを管理する勇気も手段も持ち合わせないであろうと考えていたことから、この一文を記すにいたったのであろうか。
現在、市場資本主義は、『資本論』の著者(カール・マルクス)がほぼ予想したとおりの道筋を歩んでいる。一方で、社会主義は、マルクスが警鐘を鳴らした袋小路に迷い込んでしまった。また社会主義では、持続的な自由の保障、幸福、多様性、公正、人間の尊厳を担保することは不可能であることが判明した。現在では、社会主義を再考することさえ時間の無駄であると思える。
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超民主主義は、共同体の目的だけを実現するわけではない。超民主主義により、各人は市場だけでは達成することのできない個人の目的を達成できる。つまり、「心地よい時間」をはじめとした必需財へのアクセスである。
ここで筆者が必需財と呼ぶものとは、知識、住居、栄養、介護、職業、飲料水、大気、安全、自由、社会的公正、尊厳、各種ネットワーク、養育期間、立ち去る権利あるいは居残る権利、同情する、孤独に生きる、複数の情熱に生きる、多方面で誠実に生きる、死に際に親族に取り囲まれるといったものを利用・実現できる状態を指す。
必需財を人類全員に供給することができれば、すべての不名誉で暴力的な罰や禁固刑は急減する。
おもな必需財とは、「心地よい時間」を手に入れることである。「心地よい時間」とは、各自が他者の生活場面のなかに生きる時間を意味するのではなく、自分自身の現実のなかで暮らす時間についてである。つまり、各人が自分の成功モデルを選択し、各人がまだ自分で気づいていない才能を含め、自らの才能を開花させていくことである。よって「心地よい時間を手に入れる」とは、自由に長く若々しく生きることであり、市場の秩序にドップリ浸かって、労働や商品の消費に追われ、焦って時間を「活用する」ことではない。
超民主主義の個人ならびに共同体に関する2つのプロジェクトは、相乗効果を生みだす。つまり、人類の世界規模のインテリジェンスは、各人が利用できる「心地よい時間」とともに増加するが、これと相互して、この世界規模のインテリジェンスは、各人にとって「心地よい時間」の環境を整えていく。この効果は、必需財を利用できる人々が、超民主主義において生活する場合のみ可能である。
必需財を利用できる人々の数が増えるにつれて、人類の共通資本も増加する。例えば、どこかの中央研究所が、所属する研究員たちの発見によって利益を得る。あるいは、ある言語の話し手は、その言語をしゃべる人々の人数が増えることで利益を得る。あるいは、家族が家族のメンバーの幸せから利益を得るといったイメージである。人類は、他者が健康や行き届いた教育といった尊厳や自由をえる手段を完全に保有していることで利益を得る。つまり、人類は、各人が幸せに暮らすことで利益を得るのであり、利他主義が各人の利益となるのである。トランスヒューマンとなることは、理性的な選択なのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
漫画家の水木しげるさんが亡くなった。
妖怪の世界と現実の世界とは何も共通点がないように見える。
ある宗教の本に、目に見える世界よりも目に見えない世界の方が重要なのだと書かれていた。
見える世界とは、金もうけの世界であり、見えない世界は心の世界のように思える。
マルクスの唱えた共産主義国家は崩壊したが、共産主義そのものの考え方は間違っていないように思える。しかし、マルクスは「宗教はアヘン」と書いた。
多様な社会で利他主義に生きることは正道のように思える。これを超民主主義社会というらしい。
とか、どこかのじじぃが言ってました。