じじぃの「てんかんと宗教・オカルトを解剖する!脳には妙なクセがある」

Who was Swedenborg? What should I read? 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=HEa0e8AcS78
エマヌエル・スウェデンボルグ

エマヌエル・スヴェーデンボリ ウィキペディアWikipedia)より
エマーヌエル・スヴェーデンボーリ(Emanuel Swedenborg, 1688年1月29日 - 1772年3月29日)はスウェーデン王国出身の科学者・神学者神秘主義思想家。スヱデンボルグとも。しかし多くはスウェデンボルグと表記される。生きながら霊界を見て来たと言う霊的体験に基づく大量の著述で知られ、その多くが大英博物館に保管されている。スヴェーデンボリは貴族に叙された後の名。

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側頭葉てんかんと宗教の誕生 2006年3月25日 王様の耳はロバの耳!
ここのところ「倫理」をどう扱うかに興味を持っているので、「脳の中の倫理」(マイケル.S.ガザニガ著、梶山あゆみ訳、紀伊國屋書店)という本を読んでみた。
ゴッホ以外にも側頭葉てんかんと考えられている有名人は、ドストエフスキールイス・キャロルアイザック・ニュートン、ギュスターブ・フローベールなどの天才、さらには、パウロムハンマドモーセ仏陀ジャンヌ・ダルクなどの宗教関係者が伝記からてんかん発作を経験していると思われる、という。
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/39df0e072fc51e78a0d34b2064c96add
脳には妙なクセがある 池谷裕二/著 扶桑社新書 2013年発行
オカルトする (一部抜粋しています)
神の存在やその姿に関する議論は古くからあります。
ギリシャ神やキリスト像のように人間や動物の姿に描かれる神(または神の子)もあれば、ユダヤ教イスラム教のように偶像崇拝を禁じる宗教も少なくありません。
若手の理系研究者の中には神の存在を信じない人が多いと聞きます。かく云う私も、今のところ、とりたてて強い宗教観を持っているわけではありません(神を否定してはいませんが)。
しかし、人にある所にほぼ宗教が存在するという人間の歴史を考えれば、ヒトが「神なるもの」に対する親和性を本能的に持っていること言い換えれば、髪を感じる脳回路を生まれながらに携えていることは容易に想像できます。
では、その「神」の脳回路を刺激したら何がおこるのでしょうか?
そんな研究が、ここ20年ほど実際に行われています。批判も多いのですが、もちろん大まじめな実験です。なかでも有名なのは、カナダのローレンシャン大学のパージンガー博士らによる一連の研究しょう。
彼らの手法は単純明快です。こめかみよりも少し後部、脳で言えば側頭葉に相当する部分を磁気刺激すると、存在しないはずのモノをありありと感じるというのです。
パージンガー博士らは900人以上もの「側頭葉」を刺激してきていますが、40%ほどの人が何らかの知覚体験をしたといいます。何を感じるかは人によって異なります。通常はキリストだったり、マリアだったり、ムハンマドだったりしますが、場合によっては祖父の亡霊が見えたりもします。UFOを信じている無神論者のケースでは、エイリアンに誘拐されたような奇妙な錯覚体験をしたという記述も残っています。
奇しくも、英語でこめかみはtemple'つまり「神聖なる殿堂」という意味です。偶然とはいえ、なかなか面白い名前です。
それにしても、なぜ私たちは神を感じるのでしょうか。生存に有利な点でもあったのでしょうか。オックスフォードのハリーズ司教は、この疑問に答えて、「人類を創られたのは神だから、神を信じる心を脳に組み込んだのは当然のことだ」と述べています。
神が心を作ったのか、心が神を作ったのか――。科学の限界を超えた問いです。
ところで、脳に磁気刺激を受けなくても、神の存在を感じる人々が昔から知られています。たとえば、てんかん患者です。
熊本大学緒方明博士らの研究によれば、てんかん患者のうち1.3%が発作中に神秘的な体験をするといいます。そうした患者は、いずれも側頭葉を原因とした発作を生じるという点も、パージンガー博士らの脳刺激実験との共通性を感じさせます。
てんかん患者の宗教的体験は世界各国で確認されていますが、緒方博士らは、とくに宗教意識が強いとは言えない日本の患者でも、宗教体験が得られる点を強調しています。つまり、教育や環境などによって宗教体験を取得するのではなく、生まれながらにして宗教回路が脳に備わっている可能性が高いわけです。
側頭葉てんかんの発作をご覧になった方はご存知だと思いますが、発作症状は見た目にインパクトが大きいものです。初めて見る人は誰でも驚くことでしょう。現在ではてんかん発作がニューロンの過剰活動が原因であることは知られていますが、医科学が未発達であった古代の人々にはどう映ったでしょうか。神か悪霊にでも魂が奪われたように映ったとしても不思議ではありません。しかも、発作から覚めたら「神が見えた」「お告げが聞こえた」などと言い始めるのです。ごく原始的な宗教では、てんかん患者が教祖となったケースも少なからずあったことでしょう。

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どうでもいい、じじぃの日記。
池谷裕二著 『脳には妙なクセがある』という本を読んでいたら、「オカルトする」があった。
人間とチンパンジーをDNAで比較すると99%同じなのだそうだ。
しかし、脳だけで見ると、人間の脳だけが他の動物と比べて著しく進化した。
「神が心を作ったのか、心が神を作ったのか」
ドストエフスキー、スウェデンボルグなんかの天才たちは「てんかん」持ちだったらしい。
宗教界の教祖という人にはてんかん持ちが多いのだとか。