羊たちの沈黙 The Silence of the Lambs 1991 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=0dIhagt937o
アンソニー・ホプキンズ
アンソニー・ホプキンズ ウィキペディア(Wikipedia)より
サー・アントニー・ホプキンズ CBE(Sir Philip Anthony Hopkins, CBE, 1937年12月31日 - )は、イギリス出身の俳優。
『羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクター博士の役が高く評価され、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞した。その後も続編である『ハンニバル』、『レッド・ドラゴン』で同じ役を演じている。
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『世界で起きた偶然の一致 99の事件簿』 津田良一/著 二見書房 1995年発行
アンソニー・ホプキンズが拾った本の持ち主は…… より
アンソニー・ホプキンズは、映画『羊たちの沈黙』で謎の残忍な教授を演じて、アカデミー章の主演男優賞に輝いた、イギリスの性格俳優である。その他『ジャガーノート』『エレファントマン』『ドラキュラ』『日の名残り』などの作品に出演している。
そんな彼が、映画俳優としても階段を駆けあがっているときに、シンクロニシティを体験している。
ジョージ・フェイファー原作の『ペトロフカから来た少女』の映画化が決まり、ホプキンズに主役の話が舞いこんだ。
うれしさに胸を踊らせながらも、彼は役作りをしておこうと思った。さすがに名優は違う。ホプキンズは原作本を手に入れるために、ロンドンの書店をまわった。ところが、どの店にも『ペトロフカから来た少女』は1冊も置いていなかったのである。
しかたなく彼は手ぶらで家へ向かった。地下鉄のレスター・スクエア駅で電車を待っていたときのこと。
ふとベンチのほうに視線を投げると、1冊の本が置き捨てにされているのに気がついた。
その本の題名は『ペトロフカから来た少女』だったのである。
これだけでも第一級のシンクロニシティであるが、まだつづきがある。
やがて映画の撮影がはじまり、原作者のフェイファーがロケ先のウィーンまで陣中見舞にやってきた。
そのときフェイファーは、自分は原作者のくせに原作本を1冊ももっていないことをホプキンズにこぼした。手元にあった最後の1冊には、書きこみを入れていたが、それを友達に貸してやったところ、友達がロンドンのどこかで紛失したというのである。
ホプキンズの顔がこわ張った。彼は、地下鉄のベンチで拾った『ペトロフカから来た少女』を取り出してフェイファーに申し出た。
「余白に書きこみがあります。これでしょうか」
まさしくフェイファーが失った最後の1冊だった。