じじぃの「人の死にざま_1532_本多静六(公園の父)」

NHKスペシャル明治神宮 不思議の森〜100年の大実験〜」 20150507 動画 fc2
http://newskeimatomedouga.blog.fc2.com/blog-entry-26044.html
明治神宮 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=w48wjpEpZys
【公園の父】 本多静六が私たちに贈った言葉・名言集 | 私の財産告白 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=6Uw4BMHFcog
本多静六 ウィキペディアWikipedia)より
本多 静六(ほんだ せいろく、慶応2年7月2日(1866年8月11日) - 昭和27(1952年)1月29日)は、日本の林学博士、造園家。日本の「公園の父」といわれる。旧名、折原静六。
日比谷公園を皮切りに、北海道の大沼公園福島県鶴ヶ城公園、埼玉県の羊山公園、東京都の明治神宮、長野県の臥竜公園、石川県の卯辰山公園、福岡県の大濠公園ほか、設計・改良に携わった公園多数。東京山林学校卒業後に留学したドイツを始め、海外に十数回視察に赴き、明治期以降の日本の大規模公園の開設・修正に携わった。

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NHKスペシャル 「明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験〜」 2015年5月2日 自然 Nature
【出演】養老孟司 【朗読】園部啓一宗矢樹頼 【語り】上田早苗
東京に世にも不思議な森が残されている。明治神宮の森は、100年がかりで人工的に造られた太古の原生林なのだ。
今回、封印されてきた神の森の全貌が初めて明らかになる。東京で絶滅したはずの生物、奇妙な粘菌、猛きんまで3000種もの生物の宝庫を特殊撮影を駆使した鮮やかな映像で撮影。そして世界でも例を見ない100年の大実験の秘密を解き明かす。明治の天才が仕掛けた驚きのカラクリとは?
http://www.nhk.or.jp/nature/feature/meijijingu/
2015年5月2日 NHKスペシャル明治神宮 不思議の森 〜100年の大実験〜」 より
大都会、東京。
ここに不思議な森があります。明治神宮
空から東京都心を見た映像。周りがビルに囲まれた中に、ぽっかりと森が広がっている。
正月三が日の参拝者は実に300万人。日本一を誇る神社です。
境内の森は神の木の森。神域とされ、許可なく立ち入ることは禁じられてきました。
この森には秘密が隠されています。
ここは実は「人工の森」。大都会に100年以上かけて、原生林のある森を造る。世界でも例のない壮大な実験が行われているのです。
今回、日本を代表する科学者たちが集結。
100年目にして初めて森の全貌を探る大規模な調査が行われました。
次々に発見される摩訶不思議な生き物。発見された生物は、ほ乳類のタヌキや猛禽のオオタカ、昆虫や粘菌まで実に3000種。東京で絶滅したと思われていた稀少な生物、なぜか沖縄と明治神宮にしかいない不思議な生物まで、ミステリアスな生態系が隠されていました。
なぜ、都会の真ん中にこれほど豊かな森が造られたのでしょうか。
明治神宮の森は、およそ70ヘクタール。ビルが立ち並ぶ都心での緑地は皇居に次ぐ広さです。
明治神宮御境内林苑計画」。
およそ、100年前に書かれた森造りの計画書です。
そこには理想とする森の記述があります。
「永久二荘厳神聖ナル林相」(永遠に続く森)
和綴(と)じにされ、歴史を感じさせるその書物をめくっていくと、「林苑の創設より最後の林相に至るまで変移の順序」とあり、50年後、100年後の森林の変化が、4段階の林相予想図として描かれています。
一見、自然のままに見える、いわゆる里山の雑木林は人の手入れで維持されている人口の森です。明治神宮が目指したのは、人の手を加えなくても永遠に続く森。それははるか昔、この地に広がっていたはずの原生林でした。
林苑計画書には永遠の森を造るための驚きの作戦が記されています。
明治天皇と皇后である昭憲皇太后を祀るためにあらたに造られたのです。この時、一緒に計画されたのが鎮守の森です。
荒れ地を神社にふさましい森に変える。
当代一流の3人の学者が挑戦します。日本初の林業博士、公園の父と呼ばれる本多静六。その弟子の本郷高徳と上原敬二。本多はヨーロッパで最先端の林業を学んでいました。
林苑計画書を作ったのはこの3人です。彼らが目指したのは永遠の森。
このような森を造るために何を主林木とするかが大きな課題でした。
この点に関し、大隈重信内務大臣は、伊勢の神宮や日光の杉並木のような雄大で荘厳な景観が望ましく、藪のような雑木林は神社らしくないとして、スギやヒノキを主林木とするよう主張しましたが、本多博士らは、人の手を加えずに天然更新によって永く森を維持することができ、煙害に強く、また、神社にふさわしい森厳な樹形、林相をもつものという観点から、カシ、シイ、クスなどの常緑広葉樹を主林木とすることを主張したのです。