レイ・カーツワイル:今後現れるシンギュラリティ(技術的特異点)を学ぶ大学 動画 TED.com
http://www.ted.com/talks/ray_kurzweil_announces_singularity_university?language=ja
【ナショジオDVD】サイボーグ誕生 人間が支配される日 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=7zbHYUcPuqI
人間の脳
グーグルが雇用した危ない天才発明家とAIの行方 2012年12月20日 現代ビジネス
グーグルが先日、自社の開発責任者の一人として発明家のレイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)氏を採用し、話題となった。
カーツワイル氏は音声認識や光学文字認識(OCR)など様々な領域で先駆的な業績を残し、1999年には「アメリカ国家技術賞(National Medal of Technology)」を受賞するなど、米国、いや世界でも有数の発明家だ。作家や未来学者(Futurist)としても活躍し、さらにヘッジファンドまで運営して、そこで自ら開発したAI(人工知能)システムを使って資産運用するなど、マルチ・タレントとして知られる。
その一方で不老不死に興味を持ち、そのために機械と人間を徐々に融合させて、最後には人間の意識を電脳に移植する、といったことを本気で考えているエキセントリックな人物でもある。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34372
レイ・カーツワイル ウィキペディア(Wikipedia)より
レイ・カーツワイル(Ray Kurzweil, 1948年2月12日 - )はアメリカ合衆国の発明家、実業家、フューチャリスト。本名はレイモンド・レイ・カーツワイル(Raymond Kurzweil)。
特に技術的特異点(technological singularity)に関する著述で知られる。代表的な発明にオムニ・フォント式OCRソフト、フラットベッド・スキャナー、Kurzweilブランドのシンセサイザー「K250」、文章音声読み上げマシーン(カーツワイル朗読機)などがある。
精神転送 ウィキペディア(Wikipedia)より
精神転送(英: Mind transfer)とは、トランスヒューマニズムやサイエンス・フィクションで使われる用語であり、人間の心をコンピュータのような人工物に転送することを指す。精神アップロード(Mind uploading)などとも呼ばれる。
マービン・ミンスキーのように知能を機械的なものと考える人やハンス・モラベックやレイ・カーツワイルのようにロボットと人間の社会的融合を推進する人などが特に精神転送の可能性を公言している。
精神転送の考え方は、個人とは何か、霊魂は存在するかといった多くの哲学的疑問を生じさせ、多くの論者を惹きつける。生気論の立場では、精神転送は本質的に不可能とされる。
精神転送が理論的に可能だと判明したとしても、今のところ精神の状態を複製できるほど精密に記録する技術は無く、またコンピュータ上で精神をシミュレートするのにどれだけの計算能力と記憶容量を必要とするかも分かっていない。
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『老化に効く!科学』 竹内薫/著、丸山篤史/監修 紀伊國屋書店ウェブストア 2015年発行
「エイリアス問題」――完全な自分のコピーができたら、自分はどうなるの?より
仮に、自分の脳の全てをコピーして、新しい身体に移すことができたとしたら、そこには、ある哲学的な問題が生じるのです。
それが「エイリアス問題」です。
たとえば、映画『スター・トレック』に出てくる物質転送装置のようなものがあったとします。あの装置は、いったん転送装置の中で物質を全部バラバラにして、物質の情報を転送先で再構成するという仕組みです。もし、転送先に送るつもりの情報が、転送装置に残っていたとしたら、どうでしょう。パソコンでいうところの、カット&ペーストでなく、間違ってコピー&ペーストだったら?ということです。つまり、送るものが人間なら、転送装置の中と転送先で、同じ人間が2人いることになってしまいます。これは、完全に自分のコピーです。すると、どっちが本当の自分なのでしょうか?
あるいは、宇宙探査に行ったとします。本当は帰ってくるはずが、帰れなくなりました。もう絶対そこで死んでしまいます。だから、せめて自分の情報を地球に送ることになりました。スイッチを押します。ハッと気がついたら、自分は、もう地球で再構成されています。でも宇宙で遭難している自分は、まだ生きているわけです。もちろん転送した瞬間はまったく同じ情報を持っているから、両方とも自分のはずです。遭難している自分と、地球にいる自分、どっちが本当の自分なのでしょうか。転送以降は、それぞれの別の人生になってしまいます。かたや地球に帰れず、宇宙の片隅で死んでいく。もう自分のコピーは送ってしまったのだから、自分はたしかにここにいるのに、いないと同じです。これは絶望的ですよね。
ようするに、エイリアス問題とは「自我とは何か」という哲学の問題です。情報を送った瞬間に転送元が死ぬなら、それは「自我」が転送先へ移ったということになるのですが、物質そのものを持っていったのではなく、物質がもっている情報だけを移転したのですから、物質的に移動したこととは違うわけです。自分は死んでしまうけど、自分と同じものがあっちで生きているから俺は満足だ、という心境になれるかどうか。