じじぃの「人の生きざま_499_ポール・アレン(実業家)」

Musashi (武蔵) Expedition 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qNMmqagTt90
Paul Allen and Bill Gates 1982



ポール・アレン ウィキペディアWikipedia)より
ポール・ガードナー・アレン(Paul Gardner Allen, 1953年1月21日 - )は、アメリカ合衆国の実業家、マイクロソフト社共同創業者。1983年に退社し、1990年に復帰するが、2000年に再び退社、取締役も退任。現在は資産運用や投資を業務とするバルカン社を経営している。
大資産家として知られており、6つの財団を傘下に率いるポール・G・アレン財団を運営している。また、アレン脳科学研究所や音楽史美術館 Experience Music Project など様々な事業に出資や寄付をしている。SF ファンとしても知られ、私財を投じて SF博物館 Science Fiction Museum and Hall of Fame を設立したほか、SETI協会にも多額の寄付を行っており、アレンの名を冠した電波望遠鏡アレン・テレスコープ・アレイの建造も進められている。
【戦艦「武蔵」探査】
フィリピンレイテ島のシブヤン海で、太平洋戦争時に沈没した旧日本海軍の戦艦「武蔵」を発見したと、2015年3月3日、自身のTwitterアカウントで報告、翌4日には新たに自身のホームページに「旧日本海軍の『武蔵』」というタイトルの動画を公開した。
父親が太平洋戦争に従軍していたことから同戦争において沈没した戦艦に興味を持っており、「武蔵」は8年前から捜索を続けていた。ポールは自身が所有するクルーザー「Octopus」号でシブヤン海探査を行い、海底約1000mに沈没した武蔵を発見した。

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文藝春秋 2015年4月号』●立花隆 「脳についてわかったすごいこと」より
立花 取材では、脳科学研究をリードする世界トップクラスの研究所で何人もインタビューしました。意識論の草分けの一人である脳科学者のクリストフ・コッホ(アレン脳科学研究所所長)は重鎮の一人です。彼が上梓した『意識をめぐる冒険』は意識研究の基礎文献の1つになっていて、昨夏に邦訳も出版されました。
岡田 コッホは、DNAの二重らせん構造を発見してノーベル賞を受賞したフランシス・クリックとともに、1980年代後半頃から「これからは脳科学の時代、意識の科学の時代だ」と言い始め、その後、現在に至るまで、ずっと意識研究をリードしてきました。
 驚いたのは、いま、アメリカ、ヨーロッパでヒトや霊長類、ネズミの脳の細胞や統合状態を全て分析する計画が次々と進められていることでした。シアトルのアレン研究所はその中心的な存在の1つ「ブレイン・アトラス」に取り組んでいて、コッホはそのプロジェクトを任されています。
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岡田 アレン研究所は、マイクロソフトビル・ゲイツとともに創業したポール・アレンからこれまで5億ドルもの莫大な資金援助を得て、脳科学の最先端の研究を行っています。もちろん、寄付はアレンだけでなく民間企業や公的セクターからの援助もあるそうです。
 1台買うだけで何億円もする遺伝子を読み解く装置(シークエンサー)が何台もありましたね。この装置はランニングコストだけでも年間何千万円とかかる。
立花 実際にアレン研究所に行ってみてたまげました。日本の研究所とは全く違いますね。日本の場合、その分野の権威が何人か集まって予算の配分を決め、研究者はその予算の範囲内で研究するイメージですが、アレン研究所はドーンとお金が出るので、それをもとにコッホだけでなく、いろんな研究者や大学院生が自由に研究を行っている感じがします。アメリカの大金持ちは自分のお金でとてつもないことをやるなと思いました。