じじぃの「神話伝説_60_リチャード・ドーキンス(神は妄想)」

YouTube から - リチャード・ドーキンスのインタビュー
●Where are we going?
リチャード・ドーキンスは,「利己的な遺伝子」("Selfish Gene" )で有名な生物学者ですが,宗教批判を展開した「神は妄想である―宗教との決別」("The God Delusion")を出版して話題となり,宗教界などの人々からは攻撃を受けています。
http://www.where-are-we-going.com/beyond_exams/watching-eng/2008/02/bbc-dawkins1/

「来世を信じる」人:29.8% 2014年調査 博報堂生活総研
●前回より2.0ポイント上昇
「信じるものは何ですか?」という質問に「来世を信じる」と答えた人の割合は前回よりやや上昇し、2014年は29.8%となりました。
男女差については、2014年は女性の回答率が約14ポイント高い結果となりました。最も特徴的なのは男性30代で、全体より約12ポイント低い17.7%でした。逆に最も高かったのは女性50代で、全体より約12ポイント高い41.6%でした。
地域差はほとんどなく、2014年は阪神圏の回答率がやや高い結果となりました。
http://seikatsusoken.jp/teiten2014/answer/1473.html
神は妄想である―宗教との決別 感想 リチャード・ドーキンス 読書メーター
●神は妄想である―宗教との決別の感想・レビュー(253)
無神論者である日本人にはあまり新鮮味は無かった。もっと科学的に論理が展開するのかと思ったが、聖書の内容の矛盾や野蛮な内容を指摘することにかなりページを割いていた。欧米の方には衝撃的かもしれないが、私からすれば聖書の面白い部分を教えてくれる豆知識本という感じであった。
http://bookmeter.com/b/4152088265
リチャード・ドーキンス ウィキペディアWikipedia)より
クリントンリチャード・ドーキンス(Clinton Richard Dawkins, 1941年3月26日 - )は、イギリスの進化生物学者・動物行動学者である。The Selfish Gene(『利己的な遺伝子』)をはじめとする一般向けの著作を多く発表している。存命の一般向け科学書の著者としてはかなり知名度の高い一人である。
【概説】
文化の伝播を遺伝子になぞらえた「ミーム」という語を考案した。スティーヴン・ジェイ・グールドとの論争でも知られる。この論争は社会生物学を受容するグループと拒絶するグループの象徴となったが、二人は創造論に対しては共闘関係にあった。熱烈な無神論者、反宗教主義者、懐疑主義者、ダーウィニストとして知られ、世俗的ヒューマニズムブライト運動、科学的合理主義の推進者でもある。2004年にプロスペクト誌が行った「イギリスの知識人100人」で首位に選ばれた。2006年の著書『神は妄想である』は2007年11月の時点で英語版の売り上げが150万冊に達し、31ヵ国語に翻訳された。今日、彼の著書の中で最も有名な一冊となった。
リチャード・ドーキンス 『悪魔に仕える牧師 なぜ科学は「神」を必要としないのか』 垂水雄二訳、早川書房、2004年4月23日。ISBN 4-15-208565-7。
リチャード・ドーキンス 『神は妄想である 宗教との決別』 垂水雄二訳、早川書房、2007年5月26日。ISBN 978-4-15-208826-0。
リチャード・ドーキンス 『進化の存在証明』 垂水雄二訳、早川書房、2009年11月21日。ISBN 978-4-15-209090-4。

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『人類の歴史を変えた8つのできごとI――言語・宗教・農耕・お金編』 眞淳平/著 岩波ジュニア新書 2012年発行
宗教の誕生 (一部抜粋しています)
アメリカでは、「福音派」と呼ばれるキリスト教の一派が大きな影響力を持っている、という報道がしばしばなされます。その力は、大統領選挙にも影響を与えるほどです。
福音派は、複数の宗派の総称ですが、「聖書に書かれたことはすべて正しい」と考えていることが大きな特徴です。アメリカの、福音派の勢力が大きな地域では、学校で、聖書に書かれた天地創造の話を教えなければならない地域もあります。
それとは対照的に、西欧諸国では現在、人々の教会離れが進んでいます。
たとえば2005年前後の数字によると、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギーで、月に一度以上教会に通っている人の割合は、全体の1割以下にまで減っている、といいます。また北欧諸国では、教会に熱心に通う人の割合は、全体の3パーセントにもなりません。こうした傾向は、とくに若者の間で強く、教会に定期的に通っている若い人々の数は、近年、急減しているといわれています。
そのため21世紀のヨーロッパは、宗教団体に属する「宗教人口」が、世界でもっとも低い地域のひとつになるだろう、と見る研究者もいます(『「ヨーロッパ合衆国」の正体』)。
ヨーロッパ=キリスト教という見方は、とくに西欧や北欧の先進諸国に関するかぎり、変えていく必要があるかもしれません。
実際、私の友人に、オランダから来ている20代の作家がいます。あるとき、彼女の宗教観について質問すると、「自分のまわりには不確実なことも多いし、先のことが不安になることもあるけど、だからといって宗教に頼ろうとは思わない」と断言しました。
もちろん彼女はまだ若く、もしかすると人生の難題にたくさん突き当たっていないからそう言い切れる、のかもしれません。しかし彼女たちと話をしていると、西欧社会全体として、既存の宗教とは異なる価値観を持ちつつあるような印象を受けることもたしかなのです。
こうした状況を軌を一にするように、科学の立場から、「神の不在」を主張する声も出ています。たとえば、著名な生物学者であるリチャード・ドーキンス博士は、『神は妄想である』などの著書を刊行し、世界中に大きな議論を巻き起こしています。