夢路いとしさんが死去 上方漫才、兄弟でコンビ 2003/9/28 47NEWS
弟の喜味こいしさんと半世紀を超えるコンビを組み、上方漫才の第一人者として活躍した夢路いとし(ゆめじ・いとし、本名篠原博信=しのはら・ひろのぶ)さんが25日午前零時35分、肺炎のため神戸市内の病院で死去した。78歳。
http://www.47news.jp/CN/200309/CN2003092801000295.html
夢路いとし - あのひと検索 SPYSEE
http://spysee.jp/%E5%A4%A2%E8%B7%AF%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%97/1505
夢路いとし・喜味こいし 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=VVSPN4NTw1A
夢路いとし・喜味こいし 「 さおだけ売り」 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=zs3weK-qqOY
夢路いとし・喜味こいしさん
夢路いとし・喜味こいし ウィキペディア(Wikipedia)より
夢路いとし・喜味こいし(ゆめじいとし・きみこいし)は、戦前から21世紀初頭にかけて活動した、夢路いとしと喜味こいしの兄弟による日本の漫才コンビ。1937年に少年漫才コンビとして活動を開始、2003年9月に兄の夢路いとしが死去するまで活動を続けた。1999年、大阪市指定無形文化財に指定。「上方漫才の宝」と呼ばれる。
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『逢えてよかった!』 永六輔/著 朝日新聞社 1995年発行
夢路いとし・喜味こいしさん――すべての芸人の”師匠” (一部抜粋しています)
寄席の芸人は多くの場合、だれかの弟子として入門、修業することが多い。中でも、落語は絶対に師匠あっての芸人である。
「漫才は教えるものがありまへん。
せやからうちには弟子がおりまへんのや」
上方の大ベテラン、夢路いとし・喜味こいしさんの言葉。
勿論、弟子のいる漫才師も多い。ウッチャン・ナンチャンは内海桂子・好江さんの弟子だが、芸風は全く無縁といっていい師弟だ。
教えるものがないが、弟子はいるという形に対して、いとし・こいしさんには弟子がいない。この合理的な、都会的な姿勢が上方漫才の中にあって見事な現役で、古くなることがない。
30年前、僕は秋田実さんの紹介で、このコンビの台本を書いたことがある。実の兄弟という関係を無視して、漫才をやっているうちにお互いが兄弟であることがわかってきて劇的な対面になるという妙な漫才を納得のいくまで稽古した。その時の真剣さは忘れられない。
そんな付き合いがあったので、同じく古い付き合いの桂子・好江さんにもお願いして、実験的に、いとし・桂子、こいし・好江という2組の漫才で高座を務めてもらったのだが、去年の暮れの国立演芸場。打ち合わせなしのぶっつけ本番で、その緊迫感を見事に爆笑につなげるのに感動してしまった。
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いとし・こいしさんは、弟子ではなく芸人すべてに教えている師匠なのである。