じじぃの「日本のTPP参加は吉と出るか凶と出るか?大筋合意!これからのアメリカ」

みんなのニュース 「ふかぼり TPP大筋合意、中国はどう動く?」 動画 fnn-news.com
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00305147.html
【三浦瑠麗×寺島実郎】中国の野心 TPPとAIIB 日米中どう動く? 深層NEWS 10月6日 動画 Dailymotion
http://www.dailymotion.com/video/x39tpk5
自由貿易は、民主主義を滅ぼす』 エマニュエル・トッド/著 藤原書店 2010年発行
●世界的大ベストセラー『帝国以後』の著者、トッドの最新発言集!
自由貿易こそ経済危機の原因だと各国指導者は認めようとしない」「ドルは雲散霧消する」「中国が一党独裁のまま大国化すれば民主主義は不要になる」――米ソ二大国の崩壊と衰退を予言したトッドは、大国化する中国と世界経済危機の行方をどう見るか?
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/shop/index.php?main_page=product_info&products_id=1168
みんなのニュース (追加) 2015年10月8日 フジテレビ
【司会】伊藤利尋椿原慶子生野陽子 【コメンテーター】江上剛久保田るり子 【専門家】遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
●TPP大筋合意 中国はどう動く?
今週、TPP(環太平洋経済連携協定)が大筋合意しました。
TPPには中国包囲網としての側面もあるとされています。東京福祉大学の遠藤誉さんによると、中国は中国包囲網であると認識し、すでに対抗策を繰り出しているといいます。
その象徴的な例が、インドネシアでの日本と中国による高速鉄道の受注競争です。実は中国にはTPPに対抗するため、どうしてもインドネシアに “クサビ” を打っておく必要があったといいます。その中国の思惑をふかぼりました。
中国の野望その1は中国企業の国外進出。インドネシア中国企業が進出した時に地元の壁があり融資が渋った。そこで中国は銀行を進出させて、この銀行に融資をさせた。中国は一帯一路の国々に対してこれをやりたい、その融資を行うのがAIIB(アジアインフラ投資銀行)だという。世界のどこに行っても中国人が進出している。習近平国家主席のパフォーマンスに踊らされているとコメントした。遠藤氏は習近平国家主席の力は侮れないと語った。
中国の野望その2は安全保障問題の解決。中国はフィリピン、ベトナムなどと領有権の問題を抱えている。しかし両国はAIIBに参加を表明している。遠藤氏は中国はアジアからアメリカを締め出したいと考えていると説明した。3つめの野望は人民元の国際化。中国はイギリスに人民元によって取引をする銀行を設立している。イギリスには人民元を仲介して大英帝国の夢を再びという思いがあると遠藤氏が語った。また中国は人民元を国際取引の中心通貨にしたいと考えている。
習近平国家主席の訪米で、ラスベガスとロサンゼルスを結ぶ高速鉄道を中国の企業連合と米国鉄道会社が合弁会社を作り建設することで合意したと中国メディアが報じた。
カリフォルニアでは華人華僑で陣固めをしていた。
TPPは普遍的価値観、中国は特色ある社会主義の核心的価値観を掲げている。今後アジアでこの価値観の衝突が起こると遠藤氏が語った。
http://www.fujitv.co.jp/minnanonews/fukabori_1510.html#fuka151008
プライムニュース 「TPP交渉の行方は 日本の国際交渉力検証 聖域の“利”と“害”」 2014年2月24日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理 【ゲスト】畠山襄(国際貿易投資研究所理事長 元通商産業審議官)、松原隆一郎東京大学大学院総合文化研究科教授)、遠藤乾(北海道大学公共政策大学院教授)
交渉妥結に向けた詰めの協議を行っている、シンガポールでのTPP閣僚会合。日本が聖域とするコメなどの重要5項目、米国の自動車の関税が大きな焦点となっている。しかし日米間の溝は埋まらず、交渉は厳しい状況が続いている。
交渉下手ともいわれる日本が、国際交渉の場で国益を確保するために必要なものとは何か。グローバル化が進む中、国際ルールづくりで日本が主導権を発揮するには、何が必要なのか。
日米構造協議、日米自動車交渉などでタフな国際交渉の経験を持つ元通産審議官の畠山襄氏らを迎え、日本の国際交渉力について考える。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140224_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d140224_1
『これからどうなる?アメリカ』 ニュースなるほど塾/編 KAWADE夢文庫 2012年発行
日本のTPP参加表明は吉と出るか凶と出るか (一部抜粋しています)
アメリカと日本はこれまでに多くの経済摩擦を経験してきたが、現在はアメリカが主導するTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)問題で、日本が大きく揺れている。
TPPに参加すれば、参加国どうしの貿易に関して関税がかからないなどの有利な条件が適用される。輸出立国である日本にとって、TPP参加による輸出の増加は大きなメリットになるという意見がある。
また、これまで日本は2ヵ国以上の国や地域で結ぶFTA自由貿易協定)やEPA経済連携協定)の鉱床に大きく出遅れていたが、TPPを締結することで一気に遅れを取り戻せるとの声も上がっている。
海外の安い農産物が入ってくることで、日本の農業が競争に負けて危機に瀕するのではないかという不安もあるが、野田佳彦(元)首相は2011年11月にTPP参加に向けた協議入りを表明。12年2月には交渉参加にむけた事前協議がワシントンで開催された。日本は結局、輸出競争力を維持することを重視したわけだ。
しかし、野田(元)首相は単に経済的な利益を見込んで参加を選んだのではなく、アメリカ追従の姿勢を示すためにTPPへの参加を決めたのではないかともいわれている。
そもそもTPPに参加表明している9ヵ国のうち、シンガポールブルネイ、チリ、ベトナム、マレーシアとは日本はすでに経済連携協定を結んでいる。ペルーとも締結目前まできている。
となると、TPP参加国のうち日本が経済協定を結んでいないのは、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの3ヵ国だけにある。ただ、オーストラリア、ニュージーランドからは、天然資源や酪農製品、麦などの農作物を輸入しているが、天然資源についてはもともとオーストラリアの関税はゼロであり、農作物は国産のものよりも圧倒的に安い。
日本からオーストラリア、ニュージーランドへ輸出する工業製品は多くはないので、じっさいにはTPPによってこれまでと貿易条件が大幅に変わることはない。
つまり、TPPといっても、日本にとってはアメリカとFTAを結ぶことと変わらない。そこから、日本はアメリカと関係を密にするためにTPP参加を決めたのではないかとの推察が導き出されるのだ。

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どうでもいい、じじいの日記。
シンガポールで開かれていたTPP交渉の閣僚会合は2月25日、決着を見ないまま閉幕した。
アメリカからのコメなど重要5項目の話し合いで関税引き下げをめぐって対立し、決着がつかなかったようだ。
歴史人類学者のエマニュエル・トッド氏は、『自由貿易は、民主主義を滅ぼす』(藤原書店)において、TPP的な貿易のあり方に反対し、日本のためにならないと強く警鐘を鳴らしている。自由貿易固執すれば、社会の不平等と格差は拡大し、優遇された超富裕層のみが社会を支配することになる、というものだ。
一方、東京大学大学院経済学研究科教授 伊藤元重氏は、TPPを経済面だけで判断してはならない。政治的・社会的な意義まで含めて考えることが重要、とTPP推進派だ。
最近では、中国もTPP加盟を模索しているらしい。
じじぃには、アメリカとある程度妥協してTPPを決着させたほうが、日本に利すると思うのだが。