じじぃの「不思議な円形・同心円の輪は古代人の遊びか?ヨーロッパ先史文明の謎」

Prehistoric Cave Paintings 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=nNy85LWLI4Q
Otis Art History 01 - Prehistoric Cave Paintings 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=OH2bBdT_wAA
アイルランドの岩に刻まれた同心円の絵

ヴィレンドルフのヴィーナス

古代人が描いた手

Frontiers of Anthropology: More Support for Bronze Age Transatlantic Contact
http://frontiers-of-anthropology.blogspot.jp/2012/01/more-support-for-bronze-age.html
先史ヨーロッパ ウィキペディアWikipedia)より
人類の歴史を通して、約28,000年前には最古の芸術作品がつくられたという。古代の美術といえば洞窟壁画が最も有名である。先史時代の人びとは洞穴で暮らし、その壁に先の尖った石で切り込みをいれ、模様をつけ、最後に色をつけたと考えられている。
大規模な壁画以外にも先史のヨーロッパ人達は持ち運びが可能な手ごろな石を見つけては、形に見合った像を作っていた。特に有名なものとしてはヴィレンドルフのヴィーナスがある。胸部と腹部を強調した女性像があり、子孫繁栄の願いを託したものと考えられている。

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『ヨーロッパ先史文明の謎―先史の証人の足跡を追って―』 フェリックス・R.パトゥリ/著、中島俊哉/訳 佑学社 1982年発行
不思議な円形 (一部抜粋しています)
あらゆる小鉢に一元的な意味を求める人は、努力しても徒労に終わるだろう。しかし、岩の小鉢には、場所によって少なくともそれぞれの土地の秘密が見られるのに対し、もう1つの、再三出てくる円型の石の凹みの謎は、まったくお手上げである。スコットランド南部の諸州だけでも、先史学者の記録によると、輪型の発見場所は約50を数えている。しばしば数個の同心円があり、その中心にはほとんどいつもはっきりした小鉢が認められる。たいていの場合、こうした輪型は、多かれ少なかれグループの形で現われ、単一の小鉢と一緒に現れることも稀ではない(画像 参照)。しばしば円形の中心の小鉢から、小さな条溝が外側へ向けて走っている。それは時として、同心円の一番外側の輪をはるかに越えていたり、円形のグループを他のグループと結びつけていたりする。外側の輪が、完全に完結していないものもある。したがってグループ全体が、ちょっと見ると螺腺上のように見える。だが本当の螺腺形も散見される。
この奇妙な輪形は、もちろんスコットランドや、その島々にだけあるのではない。イングランドのはるか南方にもそれはあるし、輪形をもった小鉢の本家は、むしろアイルランドである。
この謎めいたシンボルの解釈の試みは、まったくないわけではない。しかし、本当に納得のいく説明は、現在まで現れていない。万事まったくの当てずっぽうであり、その謎解きの振幅は、自動な学術的研究の仮説から、奔放な幻想まで及んでいる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ちょっと古い本だが、『ヨーロッパ先史文明の謎―先史の証人の足跡を追って―』という本を見ていたら、「不思議な円形」というのが出てきた。
池に小石を落とすと、落としたところから同心円状の輪ができる。あれと同じようなものがいくつも岩に刻み込まれている写真が載っていた。
古代の絵というと、スペインのアルタミラやフランスのラスコー洞窟に描かれた絵を思い浮かべるが、この幾何学的などうということのない絵、子どもでもクレヨンをわたすとぐるぐると描きそうな絵だ。絵のまわりには小さな穴(小鉢)があったりする。
何か、宗教的な意味がある絵なのだろうか。
「この謎めいたシンボルの解釈の試みは、まったくないわけではない。しかし、本当に納得のいく説明は、現在まで現れていない」
じじぃが暇つぶしにブログを書いているように、古代人も暇つぶしにぐるぐると輪っかを描いたのだろうか。
それとも、こんな絵を見るお前もくるくるぱあ、だと言いたのだろうか。