じじぃの「がんサバイバーの時代・自分らしく今を生きる・進歩する抗がん剤!ハートネットTV」

すべての大腸がんサバイバーに捧ぐ:走る(生きる)意味 金 哲彦 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=JtpH6UswX1E
ハートをつなごう学校/山田邦子 -YouTube.mov 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=3nElbEhU6ZQ
片岡 一則 - FIRSTサイエンスフォーラム
東京大学大学院教授 片岡一則
すい臓がんは、生存率が非常に低く、難治がんとして知られています。
私たちは、合成高分子の分子集積技術によって精密に粒径制御したナノカプセルがすい臓がんに効果的に集積し、搭載した抗がん剤の有効性を飛躍的に高めることを明らかにしました。ナノカプセルはすい臓がんの画期的な治療薬をもたらすことが期待されます。
http://first-pg.jp/about-us/kataoka-kazunori.html
NEWSアンサー 「がん治療最前線 “動く患部”も狙い撃つ!」 (追加) 2013年11月7日 テレビ東京
【キャスター】大浜平八郎、倉野麻里
●ナノカプセル投薬
最新の治療法では「がん」だけをピンポイントで狙い撃ちすることができるようになっています。
抗がん剤を微小カプセルに包んでがんの患部に届ける薬の送達システムの最新研究を伝えます。
数年後の実用化を目指し、乳がんやすい臓がんなどの抗がん剤で治験が進められています。
がん細胞を狙い打つピンポイント治療は、より多くの人の患者さんを救うことになりそうです。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_53676
ハートネットTV 「がんサバイバーの時代 第1回 自分らしく今を生きる」 2013年9月2日 NHK Eテレ
【司会】山田賢治 【ゲスト】岸本葉子(エッセイスト) 【VTR出演】本田麻由美(読売新聞 社会保障部記者)
9月の特集では、がんと生きる人たちが切り開いた「がんサバイバー」という新しい生き方について考えていきます。「がんサバイバー」とは、がんと診断された後、今を自分らしく生きようとしている人を意味する、アメリカ発の考え方です。
2人に1人がかかるとされる、がん。近年、治療や診断技術の進歩と共に、がんの治癒の目安として使われる「5年後の生存率」は1970年代の30%から大きく上昇、50%を超えています。「生か死か」だけでなく、治療をしながら、働き、生活を送る、「いかに生きるか」に目を向ける時代が始まっているのです。
第1回では、34歳で乳がんと診断された新聞記者の11年の軌跡を通じ、がんサバイバーとは何かを考えていきます。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2013-09/02.html
『がんの「苦痛」をとる治療』 石井典子/ 山内リカ/共著 朝日新聞出版 2012年発行
進歩する抗がん剤の副作用対策 (一部抜粋しています)
がん治療に使われている薬の代表選手と呼ばれるものが、抗がん剤です。化学療法という言葉をよく耳にするが、これは主に抗がん剤を使った治療を指します。
このほかにがんの薬物治療では、乳がんや子宮体がん、前立腺がんにはホルモン剤が、腎臓がんにはインターフェロンが使われています。ステロイド薬の一種もほかの抗がん剤と組み合わせることで、がんを叩く効果を発揮します。
最近では、がん細胞にある特定のタンパクの分子をターゲットにして、がん細胞を叩く薬も登場しました。分子標的薬です。乳がんの治療薬 トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)や大腸がんの治療薬ベバシズマブ(商品名アバスチン)、悪性リンパ腫の治療薬リツキシマブ(商品名リツキサン)などがそれにあたります。
抗がん剤が最初に開発されたのは、第二次世界大戦のころ。それ以降、新しい抗がん剤が次々に開発され、使われるようになりました。最近は分子標的薬やホルモン剤についても、研究開発が進んでいます。この結果、これまで打つ手がないと思われていた血液がんなどで治療が可能になり、そのほかのがんでも大きく寿命を伸びることが望めるようになりました。
例えば、胃がんの生存率について「手術単独」と「手術+抗がん剤」とで比較した臨床試験では、手術単独より手術に抗がん剤(TS-1)を併用したときのほうが、生存する率が高くなることがわかりました。また、切除ができない進行再発大腸がんについても、有効な抗がん剤が存在しなかったころの生存期間は4〜6ヵ月程度でしたが、複数の抗がん剤と分子標的薬を組み合わせた治療がおこなわれるようになったことで、2年以上に延長しています。
いまは複数の抗がん剤や分子標的薬、ホルモン剤を組み合わせる「多剤併用療法」が普及してきていますし、手術の前後に抗がん剤を使う「補助化学療法」をおこなうことで、手術の成功率を高めたり、再発を予防したりできるようになってきています。
その際、がんの薬物療法をする上で大きな問題となるのは、副作用です。例えば抗がん剤の場合、効果が期待できる半面、副作用に苦しむ患者さんも少なくありません。
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肺がんで治療中のTさん(50代の男性)は、シスプラチンという抗がん剤を使っていましたが、制吐剤を使ってもなかなか吐き気が治まらず、このままだと抗がん剤を継続するのが難しいという状態でした。しかし「どうしても、抗がん剤治療は続けたい」とTさんが希望しているうえ、腫瘍マーカー(体内にがん細胞が存在しているかどうかを調べる指標)でも、シスプラチンは効いていることがわかっていました。
そこで岡田医師は、シスプラチンを通常量の3分の1にして3日に分けて投与するという、変則的な方法をとってみることにしました。すると、吐き気がほとんどないぐらいまで軽減し、Tさんは治療を続けることができたそうです。
「誰しもTさんに用いた方法でうまくいくわけではありませんが、こうした柔軟な使い方で、副作用をやわらげ、治療を続けることも可能です」(岡田医師)

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どうでもいい、じじぃの日記。
じじぃは、過敏性腸症候群クローン病」で月1回、千葉・佐倉にあるT病院に通院している。
大腸、肺の検査用腫瘍マーカー値(CRP値)がこの2ヵ月で3倍に跳ね上がった。
CRPの正常値・基準値とされる数値は0.3程度で、5.0〜6.0くらいになるとがんの可能性があるのだそうだ。
9/2、NHK EテレハートネットTV』で「がんサバイバーの時代 第1回 自分らしく今を生きる」を観た。
「がんサバイバー」とはがんと診断された人が、「がんと共存し、その人らしい人生を生き抜く」という強い意志を込めて生きる人のことだ。
番組では、女性の新聞記者が乳がんと診断されてからの、生き方、悩みを語っていた。
そして、1日1日を大切に生きるようになった、と語っていた。もしかしたら「がん」で死ぬのも悪くないのかもしれない。
9/15、NHK Eテレ サイエンスZERO 「がん幹細胞 (2) がん根絶も夢じゃない! がん幹細胞 最新攻略法」を観た。
スルファサラジン・・・潰瘍性大腸炎や関節リウマチの治療薬
スルファサラジンは20年前から使われている薬だ。この薬が別の胃がんなどに効くのか? マウスに与えたところ驚きの結果が。
20週目までは与えたのと、与えないのではほとんど変わりません。ところが、30週目で何も与えていないマウスの方だけ、突然胃がんが大きくなりました。一方、スルファサラジンを与えた方はがんが大きくなっていません。がんの成長を抑えたのです(転移もしない)。
佐谷秀行・慶応大学教授、「私たちがこのスルファサラジンがCD44(大腸がんなどのがん幹細胞腫瘍マーカー)を発現しているがん幹細胞に対して、効果があることを見い出したのは20年前ですが、それからすでに臨床試験が始まっているので、非常に早かったと思っています」
既存のスルファサラジンという薬を使って、活性酸素の働きによりがん細胞を死滅させることができるのだそうです。
追記
9/19、NHK クローズアップ現代 「がん“根治”の時代は来るか〜“がん幹細胞”研究最前線〜」を観た。
千葉県・柏市にある国立がん研究センター東病院の建物の映像が出てきた。
ある薬ががん幹細胞に効くかもしれない。
頭に毛糸の帽子を被った老人(女性)が診察室に入ってきた。
実際の患者でその安全性と効果を確かめる臨床研究が始まっています。参加したのは現在の治療法では効果が期待できなくなった胃がんの患者です。
胃がんの患者が錠剤を飲み込んでいる映像が出てきた。
飲んでいるのはリウマチの治療で既に使われている薬です。
この臨床研究を行っている佐谷秀行教授です。佐谷さんが注目したのはがん幹細胞の表面にある特殊なポンプです。がん幹細胞はこのポンプに栄養を吸い込んで外部からのストレスに対抗する力を身につけています。佐谷さんはこのポンプの入口にフタをしてしまえば、がん幹細胞を弱体化できるのではないかと考えました。
そこで、海外の論文を調べ、ポンプのフタになる物質を探したところ、リウマチの薬にその効果があることが分かったのです。佐谷さんはマウスにこの薬を投与しました。
赤い色の血液が流れているような画像が出てきた。
赤色に染まっているのががん幹細胞が集まっている場所です。
投与から4週間後、ほとんどが消えていました。
佐谷教授、「このマウスの実験では私たちが想像した以上に、がん幹細胞を抑制する作用があったようです」
臨床研究が始まって5ヵ月の9月2日、これまで出た結果を検討する会議が開かれました。
投薬前と投薬後の画像が出てきた。投薬後は投薬前のと比べて見た目では5分の1程度に縮小している。
胃がん患者の結果です。緑色のところががん幹細胞です。薬の投与から2週間後、胃がんの組織を採取し調べると、投与前と比べて減っていることが分かりました。
この薬ががん幹細胞に本当に効くのか? 佐谷さんたちは今後、さらに患者の数を増やして慎重に研究していくことにしています。
佐谷教授、「がん幹細胞の数が減少傾向にあるというのが見えてきました。次のステップに進むことができます」
スタジオから
国谷さん、「今、VTRで見たリウマチの薬を使った治療ですけど、今現在は安全と効果を確かめる臨床研究の段階です。今は一般の患者の方々が申し込んでも新たに参加することはできないということです」
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