ウィリアム・ファウラー - あのひと検索 SPYSEE
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Supernova illusion(超新星爆発) 動画 YouTube
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オリオン座、ベテルギウスの最後 動画 YouTube
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ウィリアム・ファウラー ウィキペディア(Wikipedia)より
ウィリアム・アルフレッド・ファウラー(William Alfred "Willy" Fowler, 1911年8月9日 - 1995年3月14日) はアメリカ合衆国の天体物理学者である。1983年「宇宙における化学元素の生成にとって重要な原子核反応に関する理論的および実験的研究」の功績によりノーベル物理学賞を受賞した。
ピッツバーグで生まれた。オハイオ州立大学を卒業し、カリフォルニア工科大学で学位を取った。1946年、カリフォルニア工科大学の教授に就任。1957年にマーガレット・バービッジ、ジェフリー・バービッジ、フレッド・ホイルと共著の論文(4人の名前からB2FH論文と呼ばれる)は、恒星のなかでの元素の起源に関するその分野での重要な論文である。ファウラーは、炭素を合成するトリプルアルファ反応が働くために必要なエネルギー準位を、炭素原子核が持つことを実験で証明した。
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『現代化学の大発明・大発見50』 大宮信光/著 サイエンス・アイ新書 2012年発行
恒星内部の元素生成はなにか ファウラー (一部抜粋しています)
1983年のノーベル物理学賞をチャンドラセカールと同時受賞した米国の実験物理学者ウィリアム・ファウラーは、コーンフレーク企業ケロッグ社から資金提供を受け、カリフォルニア工科大学のロバート・ミリカン学長が設立したケロッグ放射線研究所でチャールズ・クリスチャン・ラウリッツエンの指導を受けて研究に没頭する。そして当時もっともホットな核物理学に取り組み、原子番号の小さい放射性元素を研究して「ミラー核種(鏡像核種)」を見いだし、博士論文にまとめた。核種とは原子核の種類で、ミラー核種とは陽子と中性子の数が入れ替わることができる核種である。
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ビッグバン理論の創案者の1人ジョージ・ガモフは、宇宙が爆発的な誕生、”ビッグバン”したとき、原子核が中性子を次々に連続的に捕獲し、核融合してすべての元素が一気につくりだされていったと考えた。だが、ビッグバンを仮定した宇宙の初期段階では、もっとも軽い元素しか生成されえないことが理論計算上示された。ビッグバン宇宙の初期段階では生成されるのは、ほとんどが宇宙の可視物質の99%以上を占める水素、ヘリウムであり、それにリチウムの同位体がいくばくかである。しかし、地球などの惑星を構成する炭素やマグネシウム、ケイ素、硫黄、鉄などの物質は、ビッグバン直後の宇宙の急激な膨張のなかで生成するメカニズムが素粒子物理を総動員しても、どうしても考えることができない。だが、これらの元素は地球の全質量の96%以上を占め現存することは疑いようがない。では、これらの重い元素はいったいどこで生成されたのか。
ビッグバン理論に反対して定常宇宙論を説くフレッド・ホイルが、その問いに答えをだした。大質量の恒星の内部で重い元素が生成されたのだ、と。大質量の星の内部にある10億度以上超高温と超高圧の環境によって、より軽い元素がより重い元素へと鋳直される。ホイルの計算は原子番号6の炭素から始まり、原子番号26の鉄で終わっていた。ホイルは統計力学を使い、一定の温度と圧力という平衡状態の下で生じるそれぞれの元素の同位体の割合を計算してみた。すると実際の観測結果にピタリ合致していた。自然界における元素分布の存在量が、それぞれの元素分布の予測値とよく対応していたのである。ちなみに元素の同位体とは、同じ元素で周期表では同じ位置にあるが、質量(質量数)が異なるもの、たとえばヘリウム3と4である。ホイルは重い元素が大質量の恒星の内部で生成されたという論文を1946年に発表したが。物理学会にほとんど無視された。
だが、原子核研究所のファウラーは、そのホイルに大きな影響を受けた。彼らの研究がクロスしたのは1953年、ホイルが研究上の悩みを抱え、ファウラーの研究室を訪れたときである。ホイルは原子番号6の炭素から始まり、原子番号26の鉄までの生成をプロセスを追うことができたが、スタートの炭素がどうやってつくられるのか。3個のヘリウム原子核が融合すれば、原子量12の炭素が生成されるはずだ。まず2このヘリウム4が衝突してできるのが、非常に不安定なヘリリウム8。これがごく短い時間に崩壊する前に、第3のヘリウムと衝突しなければならないが、ホイルの計算では実際に宇宙に存在する量の炭素を生みだせそうにない。そうなるには、炭素12が基底状態から高いエネルギー状態に励起する可能性があるはずだと予言した。ファウラーも始めは予言に反発したが、ファウラーの実験屋の小グループが探索し、ホイルの予測が検証されてからはホイル理論を信じるようになった。
ファウラーは英国に渡り、ホイルと共同研究することにした。そこには米国の天文学者バービッジ夫妻がいた。その後、4人の本格的な研究が始まり、1957年、論文として発表された。いまでは4人の名前の頭文字を冠した「B2FH論文」という名でも知られるようになった論文には、ビッグバンで生成された水素とヘリウムを出発点とし、星の内部で鉄までの元素が核反応で生みだされ、さらに超新星が鉄の”天井”を超えて元素合成をウランまで行う爆発的過程の記述が含まれていた。
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ウィリアム・アルフレッド・ファウラー Google 検索
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