じじぃの「人の死にざま_1183_飴山・實」

飴山實 - あのひと検索 SPYSEE
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2010-05-01 ミツカン博物館「酢の里」 お酢が出来るまで 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=hLxQhfcakQc
好気呼吸による「発酵」を行う酢酸菌 バイオよもやま話
●酢酸菌は培養がむずかしいと言われているが
「酢酸菌は培養がむずかしいのでは?」と良く聞かれることがある。
確かに、大腸菌やコリネ型細菌に比べ、液体培養での生育が遅かったり、寒天培地上での保存が難しいことは確かである。
しかし、その培地条件や培養条件を注意すれば、特に扱いにくい菌ではない。
筆者らが使用している典型的な保存培地の組成を表1に示す。
ここには、酵母エキス(YE)、ペプトン、糖質に加えて、ポテトエキスが含まれている。
ポテトエキスは、生育に必須のビタミン類およびアミノ酸を供給するYEを補完するものとして、飴山實先生の教えで、自前で調製し加えている。
今では、Difcoからポテトエキスを含む寒天培地も市販されている。
酢酸菌の生育にとって、このポテトエキスは必ずしも必要ではなく、本培養の培地からは省かれるが、その添加は酢酸菌の生育を促進するため、特に生育の悪い菌株の場合には有効である。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9006/9006_yomoyama_1.pdf
飴山實 ウィキペディアWikipedia)より
飴山實(あめやまみのる、1926年(昭和元年)12月29日 - 2000年3月16日)は、俳人・化学者。
石川県小松市生まれ。第四高等学校在学中に『芭蕉七部集』を読み句作を始める。安東次男に兄事。「風」同人などを経て無所属。門下に、長谷川櫂がいる。
1950年、京都大学農学部卒業。大阪府立大学助手、静岡大学助教授を経て、1969年、山口大学農学部教授。1990年、山口大学を定年退職、関西大学工学部教授。化学者としては酢酸菌の研究を専門とし、1988年、「酢酸菌の生化学的研究」にて日本農芸化学会功績賞を受賞。1993年より2000年まで朝日新聞俳壇選者を務める。

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『人を助ける へんな細菌 すごい細菌 ―ココまで進んだ細菌利用』 中西貴之/著 技術評論社 2007年発行
発酵生産に革命をもたらしたスゴい日本人 (一部抜粋しています)
酢酸発酵のメカニズムを世界で初めて解明した日本を代表する微生物学者である飴山實は、1926年小松市の醤油醸造家に生まれました。1950年に京都大学を卒業後、大阪府立大学農学部助手、静岡大学助教授、山口大学教授、関西学院大学教授などを歴任し、日本における応用微生物学研究の礎を築きました。この間、日本の発酵食品の要・酢酸菌の分離同定に尽力するとともに、遺伝子資源としての酢酸菌株の保存・整備の中心人物として活躍し、1868年にパスツールが報告した酢酸発酵を、世界で初めて酵素化学的に解明しました。この功績は、国際的に極めて高く評価されています。
また酸化細菌の研究の中で酸化還元酵素の新しい補酵素PQQを見つけ、さらに哺乳類にもPQQを発見し、世界の注目するところとなりました。PQQには細菌の生育を促進する作用があります。これを用いてさまざまな物質の工業的発酵生産性を著しく高めることに成功し、世界の発酵生産の進展に大きく寄与しました。
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飴山實は、俳人としても有名でした。沢木欣一が戦後創刊した「風」に参加。自らも「楕円律」を創刊し、戦後の俳壇で活動しました。後に無所属となり、結社を持たず公平な俳句評論に定評を得、1998年から朝日新聞の俳壇選者として活躍。その最中、2000年3月に腎不全のため帰らぬ人となりました。享年73歳でした。

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飴山實の俳句
 「あをあをとこの世の雨のははきぐさ」
 「うつくしきあぎととあへり能登時雨」
 「かなかなのどこかで地獄草子かな」
 「けふはけふの山川をゆく虫時雨」

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飴山實 Google 検索
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