じじぃの「コンパスと時計を持って渡る渡り鳥・ツバメの渡り!鳥の雑学事典」

ツバメ 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=y1cSfoB6uPg
ツバメ 巣立ち  first flight by swallow baby 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=sS0F9a4KdfQ
渡り鳥 Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=%E6%B8%A1%E3%82%8A%E9%B3%A5&gs_l=hp...0l5.0.0.2.729135...........0.yHj26Nz0Wr4&sa=X&oi=image_result_group
ツバメQ&A ツバメの渡り
Q8 ツバメは毎年同じ巣に戻るのですか。
A8 「ツバメやコウノトリは、生きている限り、前年と同じ巣に戻ってくる傾向がある」(「鳥たちの生態学」/樋口広芳)という説があります。足輪をつけて調べた報告によると次の通りです。足輪をつけた親ツバメ240羽のうち、翌年戻ってきたのは54羽(22.5%)です。そのうち、同じ巣に戻ったツバメと、違う巣に戻ったツバメは、ほぼ同数でした。
http://kawasemi.fan-site.net/research/tubame/answer2.html
多様性生物希少標本ネットワーク ”a specimen room 標本室”
渡り鳥は種によって多様な生態を持っている。第2部では、渡りを行う鳥を種ごとに違う生活史と、その生態をより詳しく紹介している。日本からロシアまで4000kmを旅するコハクチョウ、日本に毎年やってくるガンの中で一番大きいオオヒシクイ、夜に渡りを行う、オオルリキビタキなど、今回の企画展でもっともスペースが割かれたコーナーには多くの生態写真と剥製が並べられ展示されていた。
http://hyouhon.jp/html/event28r-1.html
渡り鳥 ウィキペディアWikipedia)より
渡り鳥は食糧、環境、繁殖などの事情に応じて定期的に長い距離を移動(渡り)する鳥のこと。逆に、1年を通じて同一の地域やその周辺で繁殖も含めた生活を行う鳥を留鳥という。
移動の際の進路は、三段階ほどの過程を経て決定されているのではないかと考えられている。 第一段階では、ある時間にある方向に向かって飛ぶことを何度か繰り返すことにより、目的地から数百kmほどのところまで進む。これは太陽や星の配置などを指標にすることにより行われると考えられている。 第二段階では、磁場などがかかわる、生まれながらにして持つ地図を頼りに目的地まで数kmのところまで進む。この段階では、磁場だけでなく地形の情報もある程度考慮されるかもしれない。 第三段階では、地形や環境の特徴を頼りに最終目的地まで到達する。この段階では、非常に細かい地図情報を鳥が持っている場合がある。しかし、生まれながらにして完全な形で持っているというわけではなく、移動の途中で組み込まれていく部分が多いことが、研究によりある程度解明されている。 ただし、これらの段階についての仕組みはほとんどまったく分かっていない。

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『おもしろくてためになる鳥の雑学事典』 山階鳥類研究所/著 日本実業出版社 2004年発行
コンパスと時計を持って渡る渡り鳥 (一部抜粋しています)
日本には多くの渡り鳥が生息しています。春に渡来し子育てする夏鳥のツバメやカッコウ、彼らがいなくなる秋に渡来し越冬する冬鳥のハクチョウや多くのカモ類、日本より北で繁殖し日本より南で越冬するため春と秋に渡来する旅鳥のシギチドリ類など、これらの鳥はどのようにして毎年規則正しく行ったり来たりを繰り返しているのでしょうか?
この問題は古くから多くの研究者が疑問を抱き、いろいろな実験が行われてきました。その結果、渡り鳥の多くは昼間は太陽を、夜は星座を基準に方向を確認していることがわかりました。でもチョット待って下さい。私たちも太陽や月が東から出て西に沈むことは知っていても、時間とともにその位置は動いていきますし、季節によってもその位置は変わります。一定の方向に進むためには、太陽や星などに対する向きを刻々と修正していかなければなりませんが、そういうことは可能なのでしょうか。
驚くべきことには彼らは、身体の中に時計を持っていたのです。この正確な時計によって、時間とともに動く太陽の正しい方向を認識しているのです。さらには、曇っていて太陽が見えないときには、地磁気を頼りに方向を知るらしいのです。時計だけでなくコンパスも持っているとは驚きですね。
渡りを前提に、太陽の位置と方向についてをもう少し詳しく見てみましょう。
秋に日本を旅立って南に移動する場合、緯度が低くなるほど太陽の位置が高くなります。赤道上で最も高くなり、南半球に入ると再び低くなります。この太陽の高さの違いで緯度を知ることができます。太陽の出ていない夜間に渡りをする種では、北極星を中心とした星座の回転軸が北半球から赤道に近づくにつれ低くなることで緯度を知ることができるようです。
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実際にはこれらの体内時計と太陽(星座)コンパスだけでなく、磁気コンパスや目視による確認など、いろいろな方法を組み合わせて利用しているようです。私たちと比べると、とてつもなく正確な時計やコンパスを持っていることには驚いてしまいますね。
いずれにせよ方向や時間を知る手段はわかっても、どのようにして目的地を知るのか、どれくらいの距離を移動すれば目的地に着くのかといったことをどのように決めているのか、まだまだ渡り鳥の謎は尽きることがありません。

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どうでもいい、じじいの日記。
ぼけっと、『おもしろくてためになる鳥の雑学事典』という本を見ていたら、「コンパスと時計を持って渡る渡り鳥」があった。
「太陽の出ていない夜間に渡りをする種では、北極星を中心とした星座の回転軸が北半球から赤道に近づくにつれ低くなることで緯度を知ることができるようです」
夜間に渡りをする鳥もいるんだ。
ツバメは夜、昼どちらに渡るのか。カモやハクチョウなどと同様に、昼間に渡るとされているそうだ。
足輪をつけた親ツバメ240羽のうち、翌年戻ってきたのは54羽(22.5%)です。そのうち、同じ巣に戻ったツバメと、違う巣に戻ったツバメは、ほぼ同数でした。
大体、4分の1が同じ場所に戻ってくるんだ。
それにしても、ツバメはフィリピンやボルネオ島あたりから海を渡ってやってくるんだから、すごいよな。
まだまだ寒いが、もうすぐ、ツバメがやってくる。