じじぃの「プラチナ社会を目指せ・最先端技術と10年後の日本!立花隆」

会社のトリセツ「ユニ・チャーム Mプラス テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/mplus/feature/post_17090/
東レ炭素繊維を使ったEVコンセプトカーを公開 #DigInfo 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5Wmh94uf9Jo
プラチナ社会研究会のご紹介 プラチナ社会研究会
http://platinum.mri.co.jp/
化学ミュージアム 身近な化学探訪
●100〜1000倍もの水を吸収する高吸水性ポリマー
紙おむつの歴史を変えた高吸水性ポリマー(SAP)
高吸水性ポリマー(Superabsorbent Polymer:以下SAP)とは、架橋構造を持つ親水性のポリマーで、自重の10倍以上の吸水力があり、圧力をかけても離水しにくいものをいいます。毛細管現象で吸水する綿・パルプ・スポンジなどや、吸水力の低いコンニャク・寒天などのハイドロゲルと区別するため、1996年にJISで定義づけされました。
 主な用途は、紙おむつや生理用品などの吸水材です。1980年代、当時は分厚かったパルプの吸水材中にSAPを混合させたことで、紙おむつは画期的に薄く、使いやすくなりました。漏れや逆戻りも改善、布に比べて洗う手間が要らず、頻繁に取り替える必要のない紙おむつは、子育てや介護に携わる人々に支持されて大きく需要を伸ばしました。SAPの登場は、紙おむつに使用するパルプの量やゴミの量の大幅な低減にもつながり、紙おむつの使用が環境へ及ぼす影響は,布おむつを繰り返し洗う場合とほぼ変わらないとの報告(2005年5月イギリス環境省ライフサイクルアセスメント報告書)が出されるまでになりました。
http://www.chemuseum.com/professional/report/9/index.html
「50年後1億人維持」を国家目標に−日本の人口社会暮らし (追加) 2014.06.10 nippon.com
日本政府は、6月にまとめる経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)に、「50年後(2060年代)に1億人程度の人口を維持する」との国家目標を初めて打ち出す。
日本の人口減少は当面、出生率を高めることでカバーするとし、移民受け入れには踏み込まない方針だ。
http://www.nippon.com/ja/features/h00057/
プライムニュース 「世界に勝つ医療戦略は 新薬ベンチャー最前線 なぜ強い米国の競争力」 2013年9月19日 BSフジ
【キャスター】八木亜希子、反町理 【ゲスト】窪田良(眼科医 米アキュセラ社代表取締役会長・社長兼CEO)、真野俊樹(多摩大学大学院教授 医療・介護ソリューション研究所長)
安倍政権が打ち出した成長戦略の柱のひとつ、医療分野。しかし、日本の医療や創薬は世界の最先端を目指す一方で、国内の様々な規制などとも向き合わねばならず、諸外国に遅れを取っているのが現実だという。
では研究者やメーカーは、厳しい国際的競争を勝ち抜くためにどのような改革を求めているのか。また、研究者自身にはどのような資質と意識が求められるのか。
日米両国の現状を熟知する2人を迎え、日本の医療・創薬のあるべき姿を問う。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130919_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d130919_1
文藝春秋 創刊90周年記念二月号
最先端技術と10年後の「日本」 【執筆者】立花隆 (一部抜粋しています)
中国は「世界の工場」といわれています。中国で作られた製品が世界の市場を席巻しているのは事実ですが、何を作るにしても部品が必要です。その部品がどこから供給されるかといえば、日本なのです。この関係はなかなか崩れないでしょう。昨年、中国全土で大規模な反日デモが起りました。ああいう騒ぎが起こると日本人はすぐにおたおたしてしまいますが、すでに相当程度、沈静化しています。それは、日本に代わる部品の調達先が世界のどこを探しても見当たらないからです。それくらい日本で作られる部品は圧倒的に優れているのです。この技術的な優位を今後も続けることができれば、日中関係が悪化しても最悪の事態は回避できるのではないかと思います。
日本にしか作れないものは高度な電子部品だけではありません。是非紹介しておきたいのが、素材です。
昨年9月29日の爆発事故は、図らずも日本が作っている素材がいかに優れているかを明らかにしました。この日、日本触媒の姫路製造所でタンクが次々と爆発し、消化活動中の消防隊員1人が死亡、35人が重軽傷を負う大事故が発生しました。
この事故に衝撃を受けたのが、紙おむつと生理用品のメーカーでした。というのもこれらの商品に、日本触媒の生産する高吸水性樹脂(SAP)が欠かせないからです。日本触媒はSAPの生産能力では世界一。その中でも姫路製造所は事故前、世界シェアの約3割も生産していました。それが事故でストップしたから大変です。その上、SAPの原料であるアクリル酸(国内で約7割のシェア)についても、日本触媒は生産停止を余儀なくされました。SAPの生産能力は、日本触媒以外に住友精化、三洋化成の小会社サンダイヤポリマー、花王にもあって各社調達先の複数化をはかっていたので、すぐにパニックは起きなはったのですが、各社調達担当者は冷汗をかいたといいます。
紙おむつも生理用品もポイントは吸水性です。SAPは純粋で自重の100から1000倍、生理食塩水(尿など)なら20から60倍も吸収できます。しかも架橋構造を持つ親水性ポリマーという特殊な素材であるため、漏れや逆戻りも防げる。
私が子供のころは、生理用品といえば、ほとんど雑巾みたいな布だったと思います。その後、脱脂綿や紙ナプキンが登場します。身につけたことはないので詳しく知りませんが、かなり使いづらかったのではないでしょうか。
生理用品の世界に大革命を起したのが、SAPです。SAPのおかげで生理用品は劇的に薄くなり、使いやすくなったからです。同じ変革が紙おむつの世界でも起きます。1983年にプロクター・アンド・ギャンブル・ファーイースト(現P&Gジャパン)の女性社員が、生理用品に使われていた日本触媒のSAPを、紙おむつに使えないかと思いついたのです。この頃から、SAPを使った紙おむつが爆発的に普及していきます。
紙おむつ・生理用品業界では、経験的に一人当たりGDPが2000ドルを超えると生理用品、3000ドルを超えると紙おむつ、さらに5000ドルを超えると高機能紙おむつの需要が急速に伸びるとされています。高機能紙おむつというのは、着脱が便利だったり、赤ちゃんが喜ぶような絵柄がプリントされたりしている日本が得意とする高級紙おむつのことです。
一昔前までインドの赤ちゃんは素っ裸で遊んでいて、家の中でうんこもおしっこも垂れ流し状態でした。それでも全然困らなかったのです。しかし、「グローバルトレンド2030」が指摘したように、これからアジアの国々では人口が増え、経済力も急速にアップして、ミドルクラスがどんどんモノを買うようになる。そうすると、紙おむつが買われ、やがて日本の高機能紙おむつが買われるようになる。アジアに潜在的な紙おむつ市場が爆発的に広がっていく寸前なのです。

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どうでもいい、じじぃの日記。
文藝春秋』創刊90周年記念二月号を見ていたら、立花隆さんの「最先端技術と10年後の『日本』」という記事があった。
「日本にしか作れないものは高度な電子部品だけではありません。是非紹介しておきたいのが、素材です」
日本がこれから人口減少社会を迎えたとしても、圧倒的に優位にあるものに、「高機能紙おむつ」と「炭素繊維」があるのだそうだ。
そう言えば、『週刊現代』 2013年1月5・12ー19号 特集に「20年後に生き残る会社」が載っていた。
1位.トヨタ自動車、2位.三菱商事、3位.三井物産ブリジストン、4位.日立製作所、5位.ユニ・チャーム東レ
だった。
ユニ・チャームは赤ちゃんの紙おむつや生理用品の会社だ。
東レ炭素繊維の会社だ。炭素繊維は熱に強く、燃えにくい繊維だ。自動車、精密機械の素材の他に、蒲団とか、毛布への用途もあるのだそうだ。
あまりイメージが良くない高齢化社会は見方を変えると、プラチナ社会なのだという。
じじぃも、そのうち、紙おむつ、燃えにくい(炭素繊維の入った)毛布のお世話になるのかもしれない。