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配偶者介護で調査“女性は現実的” (追加) 2012年12月20日 NHKニュース
将来、配偶者に介護が必要になった場合、男性の6割近くが「自分で介護したい」と考えている一方、女性では4割近くにとどまるなど、介護の考え方に男女差があるという調査結果がまとまりました。
この調査は、ことし10月、首都圏や関西で有料老人ホームを運営する会社がインターネットを通じて行い、40歳以上の男女およそ1200人が回答しました。
それによりますと、将来、配偶者に介護が必要になったとき、「自分で介護したい」と考えているのは、男性が55%だったのに対し、女性はおよそ20ポイント低い36%にとどまりました。
また、「自分が認知症になり、大切な人を忘れてしまった」ときの介護について尋ねたところ、男性の4人に1人の25%が「大切な人に介護してほしい」と答えたのに対し、同じ回答をした女性は10人に1人の10%にとどまり、将来の介護の考え方について、男女で大きな差があることが分かりました。
調査を行った「オリックス・リビング」の入江徹企画チーム長は「男性は、介護についてあまり現実的ではなく、女性は、身近で現実的に考えていると思う。女性は、介護について見聞きすることが多い分、大変さに現実味があるが、男性は、はっきりとしたイメージを持っていない人が多く、家族が介護するべきという考えがあるのではないか」と分析しています。
さらに、夫婦で老人ホームに入居する場合、別々の部屋に入りたいと答えたのは、女性の3人に1人の34%で、男性の19%を大幅に上回りました。
老人ホームの紹介を行っている会社の笹川泰宏社長は「男性は、施設の生活が不安で、家庭そのままで生活したいと要望する一方で、女性は、夫に尽くし疲れて、『あとは好きなようにさせて』というケースも多い。女性のほうが、老人ホームに入ってからの生活を前向きに捉えていると思う」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121220/k10014310171000.html
2009年「100人の予言」 AERA '09.1.12 より
上野千鶴子 東京大大学院教授
男おひとりさまはお先真っ暗
悩ましいのは、女と男のおひとりさまに差があることです。
男おひとりさまは、カネがあってもなくても孤立が圧倒的な問題になります。
おもに3つのゾーンに分かれます。
まず死別高齢者。
子どもがいる人が多いですが、面倒をみてもらえなければ施設へと捨てられる運命。
1世代下の死別・離別シングルはあらゆる制度から見放されている孤独死予備軍です。
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親はたとえ自分が要介護状態になっても介護も頼んでもらえない。
寝たきりで床ずれができても放っておかれる。
民生委員やケアマネも介入できない。
男おひとりさまの問題を考えると先行きが暗くなるんです。
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サンデー毎日 2012.12.2月号
結城康博の医療・介護はカネ次第! 60歳を過ぎても元気なヘルパーの活用 (一部抜粋しています)
昨今、元気な高齢者の労働力を活用しながら社会を支える取り込みが全国的に注目されている。先日、千葉県船橋市の訪問介護事業所を訪ねた。この事務所では70歳代のヘルパー2人と60歳代のヘルパー5人が非常勤職員として働いていた。しかもヘルパー資格を取得したのは、60歳を過ぎてからの人が多い。
歳年長の76歳の女性ヘルパーは、63歳でヘルパーの仕事を始めて10年以上続けている。現在、87歳の独居高齢者宅に週1回訪問して、掃除や買い物、オムツ交換の介助などのケアを1時間弱行っている。親の介護経験が長かったこともあって、ヘルパーの仕事に就いたという。ただし、ベッドから車椅子への移動介助や入浴介助といった身体介護は難しいという。収入は月1万円だそうだが、75歳を過ぎて収入収入が得られるだけで幸運だという。仕事をすることで生活に緊張感を保ち続けることができ、自分の介護予防にも極めて有効だと考えているようだ。
もう1人のヘルパーは60代半ばで、30年以上も介護の仕事を続けているベテランであった。在宅ヘルパーの仕事に就く前は、施設や病院などで正規職員として働いていた。しかし、60歳前に正規職員並みに働く仕事に体力的に限界を感じ、在宅ヘルパーの仕事に転身したという。現在、週3日ほど働いており、施設系の介護現場が長かったので基本的な介護技術は身につけていて、スムーズに仕事を続けている。
この2人に普段から体力面で気にかけていることを尋ねると、常に自転車を利用しており、バスやタクシーなどは極力利用しないようにしているという。雨の日にはかっぱを着て移動しており、自転車に乗ることで足腰が鍛えられるそうだ。
彼女たちによれば、20〜40代のヘルパーと比べれば体力的にはかなわないが、人生経験といった面でカバーできることがあるという。在宅ヘルパーの仕事は、単にオムツ交換や車椅子への移動介助といったほかに、食事作りや家族対応、高齢者の話し相手などといったことも重要だ。
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この訪問介護事業所の経営者は、今後も積極的に高齢者のヘルパーを採用することにしているが、以下のような条件で採用しているという。
①人と接することが好きな性格 ②週3日程度の労働で、苦しい家系のためだけに働いていない ③主婦経験があり料理や掃除などを苦にしない ④本格的な身体介護の仕事は避けてもらう ⑤健康であること。
時々、男性高齢者も応募にくるが、在宅の要介護高齢者の多くは女性であるため、男性ヘルパーの受け入れについては消極的であるという。要介護高齢者の多くは、年配の男性に家事や身体介護をしてもらうことには抵抗があるようだ。もっとも、若い男性ヘルパーに関しては問題ないという。
今後、労働人口の減少が深刻化していくが、主婦業に精通した60歳過ぎの女性は、条件次第では介護人材として十分に期待できるということで、さらなる活用を考えるべきだろう。
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どうでもいい、じじぃの日記。
週刊誌『サンデー毎日』を見ていたら、「結城康博の医療・介護はカネ次第! 60歳を過ぎても元気なヘルパーの活用」があった。
ヘルパーの仕事に向いている人の条件。
①人と接することが好きな性格
②週3日程度の労働で、苦しい家系のためだけに働いていない
③主婦経験があり料理や掃除などを苦にしない
④本格的な身体介護の仕事は避けてもらう
⑤健康であること
やっぱり、空気を読めないじじぃはできそうもないなあ。
「時々、男性高齢者も応募にくるが、在宅の要介護高齢者の多くは女性であるため、男性ヘルパーの受け入れについては消極的であるという。要介護高齢者の多くは、年配の男性に家事や身体介護をしてもらうことには抵抗があるようだ。もっとも、若い男性ヘルパーに関しては問題ないという」
オムツ交換でも、若い男性ヘルパーだったらいいのか。
「男おひとりさま」はお呼びじゃないようだ。