じじぃの「人の生きざま_169_莫・言」

莫言 - あのひと検索 SPYSEE
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ノーベル文学賞に中国人の莫言氏 賛否両論 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=q1t3CnFt4Qw
ノーベル文学賞受賞の中国・莫言氏、劉暁波氏の早期解放を訴え(12/10/13) 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=e91tnSifGTE
紅高粱new.pfv 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=9IjnwHdG-BQ&feature=related
「赤い高粱」 莫言
「赤い高粱(こうりゃん)」 莫言 (中国)  <岩波書店 文庫本>
中国山東省高密県東北郷には女傑がいた。わたしの祖母、戴鳳蓮(タイ・フォンリエン)である。見目麗しく、纏足の小さな足が美しい少女だった祖母は舅に見初められ、高密県一の高粱焼酎の酒造小屋に嫁いできた。その祖母は酒造小屋を栄えさせ、東北郷の盗賊の首領であり、抗日ゲリラ隊の司令である余占鰲(ユィ・チャンアオ)の愛人として、支援者として、激しい銃撃戦のさなかに命を花と散らした。その生涯は、まさに鮮烈そのものだった。
http://park8.wakwak.com/~w22/472.htm
中国、ノーベル賞に異なる対応-莫言氏は劉暁波氏の釈放求める 2012/10/12 Bloomberg
新華社は、中国国籍で文学賞を受賞したのは莫氏が初めてだと報じた。高氏は中国生まれだが、ノーベル賞受賞の数年前にフランス国籍を取得した。高氏の著作は中国では発禁処分を受けた。中国国営メディアは、莫氏の受賞を伝える中で高氏については一切触れていない。
言及がないのは劉氏についても同様だ。同氏は、自身の平和賞授与式への出席も禁じられた。
中国共産党が莫氏の受賞を中国の影響力拡大のしるしだと強調した後、莫氏は12日の記者会見で劉氏の釈放を求めた。
莫氏は、「劉氏が健康な状態で可能な限り早期に釈放されることを願う」と語った。発言は香港のケーブルテレビを通じて放送された。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBRM126TTDSE01.html
莫言 ウィキペディアWikipedia)より
莫言(ばくげん、1955年2月17日 - )は中華人民共和国の作家。本名は管謨業。ペンネームは「言う莫(なか)れ」から。
【人物】
山東省高密市出身。1976年、人民解放軍入隊後に文学を学び、1985年に『透明な赤蕪』で作家デビュー。
1987年発表の『赤い高粱』をはじめ、ガブリエル・ガルシア=マルケスウィリアム・フォークナーの影響を受ける。「マジックリアリズム」で中国農村を幻想的かつ力強く描いた諸作は、中国文学から現代文学への橋渡しをしたとの見方がある。『豊乳肥臀』は「露骨な性的描写が多い」として、一時期、中国では発禁本となったが、すでに解除された。
2012年10月11日に、「幻覚的なリアリズムを通して民話、歴史、現代を融合させたこと」よりノーベル文学賞の受賞決定が発表された。中国出身作家の文学賞受賞は2000年の高行健(1987年にフランスに亡命)以来になり、中国籍の作家としては初受賞になる。

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文藝春秋』 2012年11月号
上海ブックフェア 執筆者 阿刀田高(作家) (一部抜粋しています)
今春、私の短編小説集が4冊、中国で翻訳され、上海訳文出版社から上梓されたので、この8月、招かれて上海ブックフェアに出席した。
上海の発展はめざましい。目抜き通りに面した会場はどれほどの大きさなのか、人、人、人、ぎっしりと群衆が群がっている。
「読書の好きな人が多いんですね」
と 尋ねると、版元の編集長が、
「好きですけど、入場料が1元で、ここは冷房がきいていますから」
暑い、暑い夏の日でもあった。
充分に強行なスケジュールで、4日の滞在のあいだに会場で、ホテルで、いくつもインタビューを受けた。
私の小説には遊びが多い。”奇妙な味の小説”などというレッテルを貼られている。一方、ここ数十年の中国の小説は、あえて大ざっぱに言えば、必死に生きる人々の生活や真情を描いた社会主義リアリズムの傾向を帯びるものが多く、私のほうはそれとは違う皮肉なエンターテインメントである。
――どれだけ受け入れられるのかな――
と懸念はあったが、評判はまずまずらしい。中国人読者の好みにも多少の変化が生じているのかもしれない。
私にとっての収穫は、莫言さんとの公開対談だった。莫言さんは”中国でノーベル文学賞を取るなら、この人”と評されている作家だ。『赤い高粱(こうりゃん)』や『転生夢現』など日本にも作品が翻訳され、注目を浴びている。私が属する日本ペンクラブとも関わりが深く、面識のない人ではなかった。
対談のテーマは”文学は何のためにあるか”であり、事前に私が提案し、莫言さんが了としたものである。
聞いてみたいことがあった。毛沢東に『文芸講話』なる文学論があって、これは端的に言えば、”革命に役立つのがよい文学、そうでないものはペケ”、いっときは日本でもよく知られた論述である。”文学は何のためにあるか”という問いかけには明快に答えているけれど、普遍的な考えではあるまい。現在の中国でどう受けとめられているのか。莫言さんは、
「歴史的なものでしょう」
と、さわやかに答え、転じて自分の文学について語った。小説は多彩に人間を描くことだ、と……。場内もみんな首肯していた。毛沢東へのこだわりは薄かった。
滞在中にずいぶんと数多くマスコミの取材を受けたが、ここ数十年、中国の文学界は海外の文学について閉鎖的であったせいなのだろうか、記者たちは(文芸の担当者であろうに)欧米の作家への関心は薄く、アラン・ポーもO・ヘンリーもベケットも、いまいちぴんと来ないみたい。日本についても(当然のこととはいえ)中国語に多く翻訳されているのが現代文学であり、村上春樹から東野圭吾までアト・ランダムに質問を受けたが、司馬遼太郎五木寛之など(おそらく翻訳が乏しいのだろう)水を向けても話が発展せず、理解が疎らであるように感じられた。

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