じじぃの「世界遺産未登録・シュメール神話・エリドゥ遺跡はエデンの園か?謎解き世界史」

Ode to Eridu 動画 YouTube
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ERIDU UR URUK NIPPUR 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=GFN_x87MO58
Sumerian Creation Story 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=MfENlxCXbro&feature=related
The Visual Bible - The Gospel Of Matthew 動画 YouTube
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Eridu 地図 画像
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/cf/Sumer1.jpg/350px-Sumer1.jpg
Eridu Google 検索
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口語訳聖書 - 創世記
第3章
【3:1】さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、へびが最も狡猾であった。へびは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、ほんとうに神が言われたのですか」。 【3:2】女はへびに言った、「わたしたちは園の木の実を食べることは許されていますが、 【3:3】ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触れるな、死んではいけないからと、神は言われました」。 【3:4】へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。 【3:5】それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。 【3:6】女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。 【3:7】すると、ふたりの目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰に巻いた。
【3:8】彼らは、日の涼しい風の吹くころ、園の中に主なる神の歩まれる音を聞いた。そこで、人とその妻とは主なる神の顔を避けて、園の木の間に身を隠した。 【3:9】主なる神は人に呼びかけて言われた、「あなたはどこにいるのか」。 【3:10】彼は答えた、「園の中であなたの歩まれる音を聞き、わたしは裸だったので、恐れて身を隠したのです」。 【3:11】神は言われた、「あなたが裸であるのを、だれが知らせたのか。食べるなと、命じておいた木から、あなたは取って食べたのか」。 【3:12】人は答えた、「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです」。 【3:13】そこで主なる神は女に言われた、「あなたは、なんということをしたのです」。女は答えた、「へびがわたしをだましたのです。それでわたしは食べました」。 【3:14】主なる神はへびに言われた、
「おまえは、この事を、したので、
すべての家畜、野のすべての獣のうち、
最ものろわれる。
おまえは腹で、這いあるき、
一生、ちりを食べるであろう。
【3:15】わたしは恨みをおく、
おまえと女とのあいだに、
おまえのすえと女のすえとの間に。
彼はおまえのかしらを砕き、
おまえは彼のかかとを砕くであろう」。
【3:16】つぎに女に言われた、
「わたしはあなたの産みの苦しみを大いに増す。
あなたは苦しんで子を産む。
それでもなお、あなたは夫を慕い、
彼はあなたを治めるであろう」。
【3:17】更に人に言われた、「あなたが妻の言葉を聞いて、食べるなと、わたしが命じた木から取って食べたので、
地はあなたのためにのろわれ、
あなたは一生、苦しんで地から食物を取る。
【3:18】地はあなたのために、いばらとあざみとを生じ、
あなたは野の草を食べるであろう。
【3:19】あなたは顔に汗してパンを食べ、ついに土に帰る、
あなたは土から取られたのだから。
あなたは、ちりだから、ちりに帰る」。
【3:20】さて、人はその妻の名をエバと名づけた。彼女がすべて生きた者の母だからである。 【3:21】主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた。
【3:22】主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。 【3:23】そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕させられた。 【3:24】神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。
http://bible.salterrae.net/kougo/html/genesis.html
旧約聖書 ウィキペディアWikipedia)より
旧約聖書は、ユダヤ教およびキリスト教の正典である。
天地創造と部族長の物語】
旧約聖書の冒頭が創世記である。その冒頭では神が7日間で世界を創り、楽園に男と女を住まわせたが、彼らが蛇の誘惑によって禁忌を犯したので楽園を追放されたという、神による天地創造と人間の堕落が語られる(創世記1-3)。以下、創世記には最初の殺人であるカインとアベルの兄弟の話(創世記4:1-16)、ノアの箱舟(創世記6:5-9:17)、バベルの塔(創世記11:1-9)などの物語が続いていく。
続いて創世記には、アブラハム・イサク・ヤコブの3代の族長の物語が記されている(創世記12-36)。アブラハムバビロニアから出発して、カナン(現在のイスラエルパレスチナ)にやってきた遊牧民の族長であり、神から祝福を受け諸民族の父になるという約束を与えられた(創世記12:2)。
メソポタミア神話 ウィキペディアWikipedia)より
メソポタミア神話は、世界最古の神話。メソポタミアとは、ギリシャ語で「二つの河のあいだ」を意味する。ふたつの河とはチグリス川とユーフラテス川のこと。この大河にはさまれた土地で栄えた古代文明メソポタミア文明である。
文明を築き上げたシュメール人は、紀元前3000年ごろには、すでにかの有名な楔形文字を持っており、これらを用いて粘土の石版(粘土板)に多くの神話を刻みつけた。その後、覇権はめまぐるしく入れ替わっていったが、おおよそメソポタミア神話体系の基盤は、シュメールとアッカドの2民族によって固められた。
彼らの象形文字が世界で最も古い文字であることから、メソポタミア神話とは、現存する中では世界最古の神話文書ということになる。しかし、その伝承は現在まで直接伝わることなく、ほぼキリスト教が発生したころに断絶したため、失われた神話ともいえる。
エリドゥ ウィキペディアWikipedia)より
エリドゥ (Eridu、エリドゥグ(Eridug)とも。「遠くに建てられた家」の意)は古代メソポタミアの都市、又はその都市を拠点とした国家。ウルから南東方向に約10キロメートルの距離にある。シュメールおよび南部メソポタミア都市国家郡の南端に位置し、数多くの寺院がある。
シュメール王名表では人類最初の王権が成立した都市とされている。1,000年以上にわたる神殿の拡張工事の跡が考古学的に発見されていることでも有名である。
【遺跡と歴史】
シュメール神話によると、大洪水が起こる以前に5つの都市が建設された。エリドゥはBC4,900年頃建設されたとみられ、これら都市の中でも最古のものである。
実際にエリドゥは大きな力を持った都市であったと考えられるが、その時代は歴史資料が多く得られる時代より遥か過去のことであり、具体的な政治史は殆ど何も分からない。シュメール初期王朝時代以降も宗教的に重要な都市ではあったが、エリドゥに拠点を置く国家が大勢力となることはなかった。ウル第 3王朝時代には巨大なジッグラトが建設されている。
エデンの園 ウィキペディアWikipedia)より
エデンの園ラテン文字転写: Gan Eden)は、旧約聖書の『創世記』(2:8-3:24)に登場する理想郷の名。楽園の代名詞になっている。パラダイスとも言う(ラテン語: paradisus)。地上の楽園とも言う。
【エデンの場所】
エデンがどこであったのかについては、古来、様々な場所が主張され、議論されてきた。その中には、創世記に典拠が認められないものも少なからずある。
なお、多くの説では、エデンがアルメニアの近くにあったと主張している。 またユダヤ教の伝承によれば、エデンはアルメニアの現在の首都エレバンにあったという。エレバンの近くにはノアの箱舟が流れ着いた場所との説があるアララト山がある。
他に、紀元前6000年頃は海面はもっと低かったため、現在は海となっているペルシャ湾メソポタミア南部に比定する説も有る。
紀元前2600年 - 前2500年頃、メソポタミアにおいてラガシュとウンマという二つの都市国家が「グ・エディン」(平野の首)という肥沃な土地をめぐって戦争を繰り返しているが、このグ・エディンがエデンの園のモデルであるとする説がある。

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『人類の歴史200万年』 READERS DIGEST 1980年発行
夏の学校生活
もっと日常的なことに関して、シュメール人の学校での授業と罰則の記録がある。ある粘土板に4000年前の典型的な学校生活が描かれている。
「朝、私は学校に行って、粘土板を読み、昼食を食べ、新しい粘土板を用意して文章を書き、書き終え、それから口頭試問を受けました。・・・授業が終わったので家へ帰り、なかへ入ると父がいました。私は父に自分が書いた文章のことを話し、粘土板を朗読すると、父は喜びました。・・・」
当時の書記の職務は単純な勘定を記録するだけだったので、算術の知識は簡単なもので足りた。しかしシュメール人は、すでに代数と幾何を知っていた。医学も研究されており、初歩的であるが解剖学と外科医術の知識を持ち、薬用植物の効用も理解していた。
シュメール人の文学は、彼らのあとに興隆したバビロニア人とアッシリア人が継承した。シュメールと初期バビロニアの粘土板文書の写しが各地の図書館に保管され、後世の民族が次々とその上に独自の貢献を加えていった。こうした知識は、やがて大部分がギリシャ・ローマへと引き継がれて、アラビアや西欧世界へ伝わったのである。

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『謎解き世界史 ふしぎ伝説の真相に迫る!』 歴史の謎を探る会/編集 KAWADE夢文庫 2010年発行
メソポタミアのエリドゥ遺跡こそ「エデンの園」に違いない… (一部抜粋しています)
「これを食べてはいけません」といわれると、別に食べたいと思っていなかったものでも、何となく食べてみたくなる。
たとえば、ダイエットをしているときに「食べたちゃダメだ」と思うと、どうしても食べたくて仕方がなくなる。「ダメだ」「いけない」というタブーが、逆作用として働いてしまうのだ。
そんな人間の悲しい性(さが)を初めて体験したのが、「アダムとイブの物語」のイブである。
周知のとおり、イブは「旧約聖書」の「創世記」に最初の人間と記される人物。神に「食べてはいけない」といわれた果実を食べたため、エデンの園を追い出されることになった。
さて、ここでまずひとつの疑問が浮かぶ。いったいエデンの園とはどこなのか。
ふつうに考えれば、「旧約聖書」の中の架空の土地なのだろうと思うだろうが、じつは「旧約聖書」の記述は実際にあった事件や都市などを参考にして書かれていることが多い。史書ではないので正確な記述ではないが、「ノアの方舟(はこぶね)」のエピソードも、実際に起こった洪水をもとに書かれたといわれている。同様にエデンの園も単なる伝説ではなく、実際に存在した可能性があるのだ。
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エデンという名前はアッカド語のエディヌー、もしくはシュメール語のエディンがもとになっているといわれている。エディヌーとエディンも「平原」という意味であり、そこから考えると、メソポタミア地方の平原にあったと推察できる。
このように、条件に合わせてエデンの候補地を絞っていくと、オベイト、ウル、エリドゥの3つが残る。
そのうち、ウルは聖書の中に「ウル」という名で記述されていることから、ウルとエデンは別だと考えられ、オベイトとエリドゥのふたつのうちどちらかということになる。
オベイトとエリドゥ。両者を比較するとオベイトはエリドゥよりも小さな町で、環境もそれほどよくなかった。エリドゥがエデンの最有力候補地になったのである。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『謎解き世界史 ふしぎ伝説の真相に迫る!』という本をめくっていたら「メソポタミアのエリドゥ遺跡こそ『エデンの園』に違いない…」というのが出てきた。
今から5500年以上も前、人類最初の文明が今のイラク南部に突如、興った。メソポタミア文明である。場所はバビロニアと呼ばれている地帯だ。今はイラクというと半分、砂漠のような地帯であるが、当時は緑豊かな地帯だった。
メソポタミア文明を築き上げたのはシュメール人といわれる。
『人類の歴史200万年』という本の「夏の学校生活」に、当時のシュメール人の生活ぶりを書いた記事が載っている。
すでにこの頃、学校があった。教科書とノートは粘土板だった。今でいうとiPadだ。この粘土板に書かれていた少年は随分と重い教科書、ノートを持って学校に通っていた。彼ら、紀元前3500年ほど前にすでに、高度な太陽暦、高度な数学、高度な社会組織、青銅など高度な合金技術を持っていた。
旧約聖書の内容がやたらとシュメール神話と重なる。
旧約聖書の最初の話、神が世界と人間を創造する話はシュメール神話に出てくる。シュメール神話にも大洪水の話がある。旧約聖書の歴史に出てくる最初の人間アブラハムシュメール人が築いた都市国家ウルの出身だ。
旧約聖書に出てくる「アダムとイヴ(エバ)」の話はどうなんだろう。
【3:22】主なる神は言われた、「見よ、人はわれわれのひとりのようになり、善悪を知るものとなった。彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ、永久に生きるかも知れない」。 【3:23】そこで主なる神は彼をエデンの園から追い出して、人が造られたその土を耕させられた。 【3:24】神は人を追い出し、エデンの園の東に、ケルビムと、回る炎のつるぎとを置いて、命の木の道を守らせられた。
エデンの園シュメール人が住んでいた実在の場所らしい。
「エデンという名前はアッカド語のエディヌー、もしくはシュメール語のエディンがもとになっているといわれている。エディヌーとエディンも『平原』という意味であり、そこから考えると、メソポタミア地方の平原にあったと推察できる」
エリドゥ(Eridu)はシュメール人が最初に造った都市とされている。エリドゥはエデンの園そのものだったのか、それともエデンの園を追い出されたアダムとイブが築いた都市だったのだろうか。
かって、緑豊かだったイラク南部。世界最初の都市であったエリドゥも砂の中に埋もれてしまった。
そして、この都市を築いたシュメール人は紀元前2000年頃、メソポタミアの歴史から忽然と姿を消してしまうのである。
夏草や兵どもが夢の跡。