Mammoth 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cOQu2qGnD-s
放射性炭素年代測定(β線測定法)とは 2012/06/11 ニコニコ大百科
動植物の生命活動によって作られた有機物を用いて、試料の年代を決定する。主な対象試料は、木片、木炭、骨、歯、貝殻、泥炭、土壌などである。試料は炭素の質量に対して約1〜10g、約3〜4万年前まで測定可能。
【原理】
これらの動植物が生命活動を停止すると、C14の新たな取り込みはなくなるので、存命中に取り込まれた一定濃度のC14が決まった割合で減少し、それは約5730年で濃度が半分になる。C14原子1個が崩壊するとき、1個の電子を放出するのでこれをβ線として測定できる(崩壊後はN14とβ線)。
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放射性崩壊と半減期
http://fnorio.com/0031radioactive_decay1/radioactive_decay.htm
放射性炭素年代測定 ウィキペディア(Wikipedia)より
放射性炭素年代測定(radiocarbon dating)は、自然の生物圏内において放射性同位体である炭素14(14C)の存在比率が1兆個につき1個のレベルで一定に保たれていることを基礎とする年代測定である。
【ベータ線計測法】
最初に開発された測定法は、ベータ線計測法といい、炭素14が電子と反電子ニュートリノを放出して窒素14(14N 普安定同位体の窒素)に壊変するときに放射されるベータ線を検知して数える。現代の炭素1gでも4〜5秒に1個しか壊れないので、計測には時間がかかり、試料もグラム単位で必要とされる。
14C → 14N + e + v
半減期 ウィキペディア(Wikipedia)より
半減期(Half-life)は、放射性核種あるいは素粒子が崩壊して別の核種あるいは素粒子に変わるとき、元の核種あるいは素粒子の半分が崩壊する期間を言う。
【底が自然対数ではない場合の計算について】
底を2や10などのように自然対数以外にとったとしても半減期(あるいはより一般的に、ある一定の割合a-1まで減少する時間)を計算することは可能である。まず、半減期T1/2のn倍の時間が経過した場合、残留放射能N(t)は
N (n x T1/2) = N(0) (1/2)n
で与えられる。
邪馬台国畿内説 ウィキペディア(Wikipedia)より
従来は畿内で邪馬台国の時期にあたる遺物があまり出土しないのに比べ、九州では邪馬台国の時期にそうそうたる遺跡遺物がそろうことから、畿内説は考古学的に根拠薄弱とされてきた。しかし2000年代に入り、奈良県の纏向遺跡と箸墓古墳を邪馬台国と卑弥呼の墓に結び付け大和朝廷の成立時期をさかのぼらせるよう、放射性炭素年代測定と年輪年代学による新しい考古学年代観が国立研究所によって示され、畿内の土器の放射性炭素の測定を国立研究所が行って畿内の大和地方での初期国家の成立が邪馬台国成立と同時代の1世紀から2世紀頃までさかのぼるとの説が推される傾向にある。
この畿内説に立てば、3世紀の日本に少なくとも大和から大陸に至る交通路を確保できた勢力が存在したことになり、大和を中心とした西日本全域に大きな影響力を持つ勢力、即ち「ヤマト王権」がこの時期既に成立しているとの見方ができる。
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全国高等学校クイズ選手権 第32回全国高等学校クイズ選手権 最強頭脳No.1決定戦 2012年8月31日 日本テレビ
準決勝計算問題 第2問 2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんからの挑戦状!
準決勝校 船橋、会津学鳳、灘、開成
2002年シベリアの永久凍土の中から、氷漬けになっている「マンモスが発見」された。愛知地球万博にも展示されたマンモスが生きていた年代を調査結果を元に推定する問題。
問題
マンモスが生きていた時代を調査結果をもとに推定しなさい。
①マンモスの体毛に含まれる炭素のうち放射性炭素は14Cの割合は1.320*10-13であった。
②放射性炭素は半減期5730年で14Nにβ崩壊する。
③大気中の二酸化炭素に含まれる炭素のうち放射性炭素は14Cが占める割合は1.200*10-12であり、この割合は時間の経過に関わらず一定であったとする。
④log1/2 0.11 = 3.184
⑤マンモスが死んだのは発見時から何年前かを答えること。
⑥年単位で有効数字3桁。
http://www.ntv.co.jp/quiz/index.html
正解
N0 : 出発時点での放射性元素の個数、N : 出発時点から時間 t 後の核の残数、T : 半減期 としたとき、
N = N0 x 1/2 (t/T)
N0:初めの時の放射性元素の数
Nt:初めの時からt後の原子核の数
T:半減期
残留放射能N(t)のtを求める。
Nt / N0 = 1/2 (t/T)
先にNt / N0を計算する。
Nt / N0 = 1.320*10-13 / 1.200*10-12 = 0.11
t/T = log1/2 0.11 = 3.184、T = 5730より
t = 3.184 x 5730 ≒ 1.82 x 104
1.82 x 104
ふ〜ん。こうやって求めるのか。
参考 ↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1093367985
正解 船橋、灘、開成
じじぃの感想
マンモスが生きていた年代は1.82×104 = 18200年前なんだ。
2009年、奈良県・纒向遺跡で高床式の建物が発見された。発掘された土器の表面に付着した炭化物を放射性炭素年代測定法で測ったら、卑弥呼の死亡時期と年代が一致した。
こうやって、纒向遺跡も建てられた年代が特定されたのか。