じじぃの「気候変動を起こす要因・二酸化炭素の濃度・チバニアン?雑学に強くなる本」

Mammoth 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=cOQu2qGnD-s
磁場逆転地層 (kominato.co.jp HPより)

千葉県立入試にも出る?知っておきたい「チバニアン 幕張本郷の本塾ブログ
●特に注目は「気候変動」
今回の「チバニアン」の時代である第四紀更新世は氷河期(氷河時代)と温暖な間氷期(かんぴょうき)が繰り返し起こっていたのが、最大の特徴です。。何が氷河期をもたらすかについては、様々な説があり、おそらく複合的な要因であったと思われます。地球の地軸の変化と地球の軌道と天体との関係、さらには大陸移動に伴う海流の変化、二酸化炭素の濃度など、色々な要因が提唱されています。
http://blog.honjyuku.com/chibanian/
『「雑学」に強くなる本―読んでびっくり!知って得する!』 A・レオクム/著、竹内均/訳 三笠書房 1998年発行
考古学に欠かせない「炭素14法」とは何? より
あらゆる生き物には炭素が含まれている。放射性のある炭素の一種「炭素14」も少量含まれている。
この炭素14を利用して、木や衣類や、かつて生きていたものならほとんどどんなものでも、それがいつ頃のものなのかを知ることができる。
炭素14を使ってものの年代を測る方法を「放射性炭素年代測定法」、または「炭素14法」という。炭素14法は、5万年前までの年代を測定することができる。
上層の大気中の窒素に宇宙線が当たると炭素14が生じる。植物は光合成により大気中のこの炭素を取り込み、動物もまた植物連鎖によって炭素を取り込む。ところが生物が死ぬと炭素14の補給が停止し、炭素14は崩壊し始めるのである。
放射性元素が分解する速さは、半減期で表わされる。元素の半減期というのは、その元素の原子の半分が分解する時間をいう。
炭素14半減期は約5500年だ。ということは、ある植物か動物が死んでおよそ5500年後には、死んだときの炭素14原子の半数が残っているということになる。11000年後には元の炭素14原子の数の4分の1が残り、16500年後には約8分の1がのこっている。
たとえば、ある古代の墓で古い木の切れ端が発掘されたとしよう。これを実験室に持っていって加熱し、炭素化する。あるいは燃やして二酸化炭素を含む種々の気体を放出させる。
この炭素あるいは、二酸化炭素には、少量の炭素14原子が含まれている。この炭素14の原子は分解している。1つ分解するごとに、その原子から小さな粒子が飛び出す。
取り出した炭素あるいは二酸化炭素を「ガイガーカウンター」という感度のいい計器の中に置く。ガイガーカウンターは、炭素14の原子から飛び出した微粒子を感知する。この放出された微粒子の数から、試料中の炭素14の量がわかる。
生きた木から、資料の木と同量の木にはどれだけの量の炭素14が含まれているかがわかる。そこでその古代の資料に含まれている炭素14の量を調べれば、それがいつ頃のものかわかるというわけだ。
たとえば、それが本来の量の半分だったとすれば、その古い木は約5500年前の木、16分の1だったとすれば、約22000年前の木、ということになる。

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どうでもいい、じじぃの日記。
すこし古いが、2012年8月31日 日本テレビ全国高等学校クイズ選手権 第32回全国高等学校クイズ選手権 最強頭脳No.1決定戦」の問題に、こんなのがあった。
問題
マンモスが生きていた時代を調査結果をもとに推定しなさい。
①マンモスの体毛に含まれる炭素のうち放射性炭素は14Cの割合は1.320*10-13であった。
②放射性炭素は半減期5730年で14Nにβ崩壊する。
③大気中の二酸化炭素に含まれる炭素のうち放射性炭素は14Cが占める割合は1.200*10-12であり、この割合は時間の経過に関わらず一定であったとする。
④log1/2 0.11 = 3.184
⑤マンモスが死んだのは発見時から何年前かを答えること。
⑥年単位で有効数字3桁。
http://www.ntv.co.jp/quiz/index.html
正解
1.82 x 104 (18200年前)
そのうち、こんな問題が出るかもしれません。
地質時代区分「チバニアン」の前後と年代を答えなさい。