じじぃの「世紀の発見ヒッグス粒子・巨大実験の舞台裏・さらに暗黒物質発見へ!クローズ」

CERN 2012 LHC 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=FcaY9mKf0GY
LHC―ヒッグス場の紹介ビデオ ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4583181
CERN ATLAS Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=CERN+ATLAS&gs_upl=0l0l9l328lllllllllll0&sa=X&oi=image_result_group
ヒッグス粒子検出のための超巨大実験装置「アトラス」完成までの写真集 2011年12月14日 Gigazine
http://gigazine.net/news/20111214-atlas-lhc-cern/
ワールドビジネスサテライト 特集「“世紀の発見”支える日本企業」 2012年7月18日 テレビ東京
【レギュラー出演】小谷真生子森本智子 【コメンテーター】伊藤元重東京大学大学院教授)
今月4日、ヒッグス粒子と見られる新粒子がスイスの研究所CERNで発見されました。半世紀近く前から、その存在を予言されながら、これまで発見できていなかったヒッグス粒子。物質に「質量」つまり「重さ」を与える重要な役割を担っています。そして、そのヒッグス粒子の実験に使われた実験装置には、日本企業の様々な“ものづくり”の技が詰め込まれていました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_23974/
古河電工、欧州合同原子核研究機構(CERN)より特別賞受賞
http://semrl.t.u-tokyo.ac.jp/supercom/63/63_2.html
大発見ヒッグス粒子!40年かけた確認の裏に古河電工・超繊細電磁コイル 2012年7月20日 J-CASTテレビウォッチ
直径0.8ミリの中に6000本の金属。その長さ40キロ
CERNには30ヵ国以上6000人もの科学者が集まって、40年以上もヒッグス粒子探しを続けてきた。世紀の大発見の直前、NHKのカメラがここに入っていた。地下100メートルに巨大な実験装置がある。高さ22メートル、長さ44メートルの水車のような構造物があって、真ん中のパイプが1周27キロメートルという山手線くらいの円形地下トンネルにつながっている。
トンネルのパイプの中で光速にまで加速された陽子を「水車」の真ん中で衝突させる。その際に生ずるビッグバンに匹敵する膨大なエネルギーが、「ヒッグス粒子」をはじき出すというのである。とはいえ、その衝突は1秒間に数億回、年間500兆回。それで出てくる「ヒッグス粒子」はたったの500だ。これを見つけようという話である。
http://www.j-cast.com/tv/2012/07/20140084.html
LHC最新の研究成果IV 2012年5月10日
今回は, LHCの最新結果を掲載するシリーズの第4弾目となる。LHCでは, 標準模型の検証や精密測定から, ヒッグス粒子をはじめ超対称性粒子探索やほかの標準模型を超える新粒子探索など, 多岐に渡る物理が研究されている。
ご存知の読者も多いかもしれないが,昨年12月にヒッグス粒子探索の最新結果がCERNで報告された。2011年, LHCの物理結果の中でもっとも世間を賑わせたと言っても過言でない興味深い結果が観測された。
http://www.jahep.org/hepnews/2012/126LHC4-02final.pdf
Search for the decay B s 0 → μ + μ - with the ATLAS detector
Physics Letters, Section B: Nuclear, Elementary Particle and High-Energy Physics (2012)
G Aad, B Abbott, J Abdallah, S Abdel Khalek, AA Abdelalim, O Abdinov, B Abi, M Abolins, OS AbouZeid, H Abramowicz, H Abreu, E Acerbi, BS Acharya, L Adamczyk, DL Adams, TN Addy, J Adelman, S Adomeit, P Adragna, T Adye, S Aefsky, JA Aguilar-Saavedra, M Aharrouche, SP Ahlen, F Ahles, A Ahmad, M Ahsan, G Aielli, T Akdogan, TPA Akesson, G Akimoto, AV Akimov, A Akiyama, MS Alam, MA Alam, J Albert, S Albrand, M Aleksa, IN Aleksandrov, F Alessandria, C Alexa, G Alexander, G Alexandre, T Alexopoulos, M Alhroob, M Aliev, G Alimonti, J Alison, BMM Allbrooke, PP Allport, SE Allwood-Spiers, J Almond, A Aloisio, R Alon, A Alonso, B Alvarez Gonzalez, MG Alviggi, K Amako, C Amelung, VV Ammosov, A Amorim, N Amram, C Anastopoulos, LS Ancu, N Andari, T Andeen, CF Anders, G Anders, KJ Anderson, A Andreazza, V Andrei, XS Anduaga, A Angerami, F Anghinolfi, A Anisenkov, N Anjos, A Annovi, A Antonaki, M Antonelli, A Antonov, J Antos, F Anulli, S Aoun, L Aperio Bella, R Apolle, G Arabidze, I Aracena, Y Arai, ATH Arce, S Arfaoui, J-F Arguin, E Arik, M Arik, AJ Armbruster, O Arnaez, V Arnal, C Arnault, A Artamonov, G Artoni, D Arutinov, S Asai, R Asfandiyarov, S Ask, B Asman, L Asquith, K Assamagan, A Astbury, B Aubert, E Auge, K Augsten, M Aurousseau, G Avolio, R Avramidou, D Axen, G Azuelos, Y Azuma, MA Baak, G Baccaglioni, C Bacci, AM Bach, H Bachacou, K Bachas,
       ・
J Katzy, V Kaushik, K Kawagoe, T Kawamoto, G Kawamura, MS Kayl, VA Kazanin, MY Kazarinov, R Keeler, R Kehoe, M Keil, GD Kekelidze, JS Keller, J Kennedy, M Kenyon, O Kepka, N Kerschen, BP Ker?evan, S Kersten, K Kessoku, J Keung, F Khalil-zada, H Khandanyan, A Khanov, D Kharchenko, A Khodinov, A Khomich, TJ Khoo, G Khoriauli, A Khoroshilov, V Khovanskiy, E Khramov, J Khubua, H Kim, MS Kim, SH Kim, N Kimura, O Kind, BT King, M King, RSB King, J Kirk, AE Kiryunin, T Kishimoto,
       ・
S Martin-Haugh, M Martinez, V Martinez Outschoorn, AC Martyniuk, M Marx, F Marzano, A Marzin, L Masetti, T Mashimo, R Mashinistov, J Masik, AL Maslennikov, I Massa, G Massaro, N Massol, P Mastrandrea, A Mastroberardino, T Masubuchi, P Matricon, H Matsunaga, T Matsushita,
       ・
http://www2.physics.ox.ac.uk/research/atlas/publications/340099
クローズアップ現代 「ヒッグス粒子発見 巨大実験の舞台裏」 2012年7月19日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】村山斉(東京大学数物連携宇宙研究機構長)
宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら、見つけることができなかった謎の素粒子ヒッグス粒子」。日米欧などの国際的な研究グループが、巨大な「加速器」と呼ばれる実験装置を使って探し続けた結果、ついに、そのヒッグス粒子と見られる素粒子が見つかった。世界各国の科学者6千人の力を結集した巨大実験は、どのように行われたのか。日本の科学者を中心に取材し、“世紀の発見”までの知られざる舞台裏に迫る。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3231_all.html
どうでもいい、じじぃの日記。
7/19、NHKクローズアップ現代』で「ヒッグス粒子発見 巨大実験の舞台裏」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (後半部のみ)
ヒッグス粒子と言われる新たな素粒子。物質に重さを与え、万物を生み出す”神の粒子”とも呼ばれてきました。長年、その存在を追い求めてきた科学者たち。ついにヒッグス粒子と見られる痕跡を捉えました。
ジュネーヴにある欧州原子核研究機構(CERN)の会議場の映像が出てきた。
CERNのロルフ・ホイヤー所長、「新しい粒子を発見しました。見つからなかった最後の粒子です」
その存在を予言したのは、イギリスのピーター・ヒッグス博士。しかし、半世紀近く見つけることができませんでした。それを可能にしたのが世界の英知を結集させて造った「巨大実験施設」です。この中で宇宙が誕生したビッグバン直後に匹敵する膨大なエネルギーが発生。現代物理学に残された大きな謎を解き明かしたのです。
       ・
特に高い技術を必要としたのは、地下100メートルにある巨大な実験装置で、光に近い速さで飛ぶ陽子をうまく誘導するため磁力を発生させるものです。強い磁力を生み出すには陽子が通るパイプのまわりに電磁石のコイルを巻き付けなければならない。それには繊細な技術が必要だった。そこでCERNが目をつけたのは、栃木県・日光市にある古河電工だった。古河電工は導線の技術により、世界各国から高い評価を得ている。CERNが依頼したのは、直径わずか0.8mmの中に、6000本以上の大量の金属を詰め込んだ導線だった。開発当初はきわめて小さなゴミにより、導線が切れるトラブルが相次いだ。
古河電工の開発者 高木亮さん、「20回くらい断線している。非常に苦しんだ」
試行錯誤の末、食器洗い機まで導入して洗浄を行い、ほとんど切れることのない導線を作り出すことができた。
CERNのリンドン・エバンス博士、「日本の技術力は優秀です。加速器の開発に日本の技術は欠かせなかった」
       ・
半年前、1人の科学者によって予言された”神の粒子”。ヒッグス粒子発見に関する数々の論文が映像に出てきた。
 〜 A Artamonov, G Artoni, D Arutinov, S Asai, R Asfandiyarov, 〜
その中に、日本人の名前があちこちに書かれている。
日本チーム・リーダーの浅井祥仁・東大准教授、「20年間スイスと東京を往復しながら、この間に書いた20本の論文は、いずれも『発見できませんでした』ばかり。恥ずかしくなるくらいでした。それがようやく発見できたのかもしれない」
パソコンの画面に赤線のグラフが表示されていて、その上にほんの少し外れた黒い点がいくつか出ている映像が出てきた。
浅井祥仁・東大准教授、「これはホントすごい。20年やってますが、まさに言葉にならない」
今月10日に発表された論文には世紀の発見に関わった世界中の科学者たちが名を連ねていました。
エバンス博士、「すばらしい成果をもたらしたのは、各国の技術の粋を集めて作られた実験装置であり、何より世界中から集まった人々の力です。こうした国際協力があってこそ、科学は次の新たな段階に進むことができるのです」
スタジオから
国谷 今夜は宇宙の成り立ちの研究を続けています、東京大学数物連携宇宙研究機構長 村山斉さんにお越しいただきました。研究者の喜びがひとしおといった表情ですけど、発表では新しい素粒子はほぼ確実ということですが。
村山 ヒッグス粒子のように見える成りすまし粒子というのがないわけじゃないが、ほぼ間違いではないと思う。犯罪で言えば、情況証拠が揃っていますから。
国谷 浅井先生のグラフを見て、ほんのちょっとだけ黒い点が飛び上がっているのを見て、誤差の範囲じゃないかと見えるのですが。
村山 文字通りゴミの中から、欲しいものを探し出す大変な作業なんです。ですから慎重に慎重を重ねて、粒子にはいろんな壊れ方があるのが分かっているので。それとこの実験には2つのグループがあって、全く独自に解析していて、同じ結果が得られているんです。
国谷 ヒッグス粒子というのは、私たちの身のまわりに埋めつくされている粒子なのに、なぜ1秒間に数億回も粒子をぶつけてもなかなか出てこない。なぜなんですか?
村山 身のまわりにあるのに、なぜ気がつかないのか。空気のような存在なんです。ヒッグス粒子なんかも真空にぎゅっと詰まっている。だから空気みたいな存在で、動きがない限りは私たちは気がつかない。
国谷 どれぐらい、存在しているものですか?
村山 だいたい、角砂糖の大きさに1050個ぐらい(1㎝に1の50桁個)詰まっている。あまりにぎっちり詰まっていると動きを作るのはすごく難しい。全体を動かすのはほとんど不可能なので、しょうがないからゴンと叩いて、叩き出そうというわけです。叩き出す度合いは宇宙ができてすぐですから、温度で言うと「300兆度」に対応する温度で叩かないと出てこない。これができる機械が今までなかった。この装置で初めてできたわけです。
国谷 科学者たちの喜びの大きさというのは表情で分かるんですが、自分たちが考えていた物理学の理論が完成したという喜びなのですか?
村山 2つあると思う。浅井さんのように何十年もかけて考えてきたのが、その成果がようやく実った。その歴史に重みがあります。それこそゴミの山から、無くした指輪をやっと見つけたといったような感じの達成感と、もうひつとは、今までこうに違いないと思っていた考えがあって、新しいものを検証しようとしてきて、ここにきて最後のピークが見つかったような、自分たちの考えを確認した喜びの2つだと思う。
国谷 見つけてみたら、ヒッグス粒子ってどんなものだったんですか?
村山 これが奇妙なんです。今まで見たこともない粒子。今まで見たことがある素粒子は16個あるんですが、そのうち12個は物質を作る粒子で、あと4種類は物と物が力を及ぼす粒子。どちらもわけが分かった粒子です。ところがこのヒッグス粒子は完全に性質が違う。物質でもないし、力でもない。物に秩序を作るという、まったく違う働きをしている。秩序を作るといっても1人でなのか、2人でなのか、本当にところはまだ分からない。見つかってみると、このヒッグス粒子はどこから来たのか、どんな人なのか、何人いるんだろう、と分からないだらけなんです。
国谷 初めて見たヒッグス粒子から、これからの研究はどんなふうになっていくのですか?
村山 ヒッグス粒子のおかげで、どうして原子ができたかということが分かった。でも驚くことに宇宙の中で、私たち原子が占める割合は実は5%に満たないんです。せっかく原子ができて、それを集めて、星をつくる。銀河をつくる。そして人間をつくってと。そのためには暗黒物質といわれる全く未知の物質が必要なんです。ヒッグス粒子が開いた窓を通して、向こうの世界が見えてくるんじゃないかということを期待しています。
じじぃの感想
ヒッグス粒子のおかげで、どうして原子ができたかということが分かった。でも驚くことに宇宙の中で、私たち原子が占める割合は実は5%に満たないんです。せっかく原子ができて、それを集めて、星をつくる。銀河をつくる。そして人間をつくってと。そのためには暗黒物質といわれる全く未知の物質が必要なんです。ヒッグス粒子が開いた窓を通して、向こうの世界が見えてくるんじゃないかということを期待しています」
おバカなじじぃでも、ワクワクします。