じじぃの「ヒッグス粒子研究支えた日本人研究者・日の丸企業」

海外の反応 ノーベル賞2015で日本人受賞に世界が称賛! 動画 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kScAdWx-B5U
LHC accelerator at CERN 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=rgLdIly2Xtw
What is CERN Large Hadron Collider LHC ? End of the World? 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=_T745HXduHY
ヒッグス粒子ノーベル賞=提唱の英教授ら、物理学賞 (追加) 2013/10/08 時事ドットコム
スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2013年のノーベル物理学賞を、万物に質量を与える「ヒッグス粒子」の存在を提唱した英エディンバラ大のピーター・ヒッグス名誉教授(84)とベルギーのブリュッセル自由大のフランソワ・エングレール名誉教授(80)に授与すると発表した。ヒッグス粒子を発見したスイスの欧州合同原子核研究所(CERN)の実験には、多数の日本人研究者が貢献した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013100800904
クローズアップ現代 「ヒッグス粒子を超えろ 〜日本の巨大加速器計画〜」 2013年2月6日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】山下了(東京大学素粒子物理国際研究センター准教授)
いま日本で”ヒッグス粒子に続け”と未知の素粒子を探すための国際共同実験施設を誘致する動きが広がっている。ILC(国際リニアコライダー)と呼ばれるこの施設の特徴は、全長30㎞に及ぶ直線状の巨大加速器。精度良く実験でき、物理学の新たな扉を開くとともに宇宙の謎の解明にもつながると見込まれている。先日、日米欧の国際的な研究チームが詳細な設計を発表、総工費8000億円、経済効果は4兆円を超えるという。建設地には世界中から研究者が集い、新たな知の拠点となる国際都市が誕生。さらに、施設や装置の開発では日本の最先端の技術力を発揮でき、産業振興の起爆剤になると期待されている。日本が新たな「科学技術立国」を目指す契機になるのか、ILC計画の全容と、誘致活動の現状に迫る。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3306.html
LHCプロジェクトにおける日本企業の活躍
メクトロン、林栄精器、林栄精器、東芝、藤倉電線、浜松ホトニクス、有沢工業、新日本製鐵クラレ、カネカ、川崎製鉄川崎重工業古河電工、IHI
http://atlas.kek.jp/sub/CERNOpenDay/poster-4aJ.pdf
アトラスシリコン検出器の建設
「2006年の完成を目指して建設が始められている欧州合同原子核研究機関(CERN)のLHC加速器を用いた衝突実験
研究では,ヒッグス粒子や超対称性粒子の発見など素粒子物理学の本質的発展が期待されている。このLHC 加速器を用いた陽子・陽子衝突実験装置の一つにアトラス測定器がある」と2000年の仕様書に書かれていた。
それが,2年遅れではあるが2008年の秋までには実現する予定である。
http://www.jahep.org/hepnews/2007/Vol26No4-2008.1.2.3kohriki.pdf
repic 林栄精器株式会社
素粒子物理学加速器研究、核融合放射線計測など、実験や計測に関する幅広い分野で豊富な納入実績を持つ林栄精器。
http://www.repic.co.jp/contents/products/index.html
1.CERN-LHC加速器超伝導磁石の完成 _高エネルギー加速器研究機構
LHC加速器超伝導磁石
 製作には、東芝古河電工の両社にご協力を頂いた。
LHC物理実験用超伝導磁石
 実機超伝導線の製作は、「古河電工」、「日立電線」に担当頂き、超伝導コイルの製作は「東芝」に担当頂いた。
・日本企業の貢献
 日本が公式にLHC計画に参加し、建設資金を分担したことにより、加速器機器の国際入札への日本企業の直接参加が実現し、表1に示すように、日本の産業界の技術力を活かした貢献が実現した。「古河電工」によるLHCアーク偏向磁石用超伝導線の製造は、全アークの1/8にあたる超伝導ケーブルを製造するとともに、他のメーカーにも協力し、品質の安定性と生産スケジュールの正確さに、特に高い評価を得た。「石川島播磨重工 (IHI)・リンデ (スイス)」コンソーシアムによるコールドコンプレッサーを中核技術 (IHI)とした超流動ヘリウム冷凍機システムの製造では、プロトタイプ開発において、熱機械効率の最高記録を達成し、高い技術評価を得た。古河電工IHI/Lindeの両社には、LHC加速器建設における顕著な貢献に与えられるLHC Golden Hadron Award が授与されている。
http://semrl.t.u-tokyo.ac.jp/supercom/85/85_1.html
プライムニュース 「ヒッグス粒子で注目! 最大級の素粒子加速器 誘致で狙う日本の復興」 2012年07月23日 BSフジ
【キャスター】島田彩夏、反町理、山本周解説委員 【ゲスト】増田寛也(日本創成会議座長 元総務大臣)、鈴木寛(元文部科学副大臣)、山下了(東京大学素粒子物理国際研究センター准教授)
先頃、実在する事が発見されて科学界の大きな話題となった「ヒッグス粒子」。発見したのはスイス・ジュネーブ郊外の地下100メートルに建設された、1周27キロメートルもの巨大な円形をした素粒子加速器LHC。現在、この種の装置としては世界最大の規模をもち、世界で1万人以上の研究者が様々な形で研究に利用しているとされる。そして今、これを上回る性能を持つ素粒子加速器を日本に誘致しよう、という動きがある。
誘致を提唱しているのは、増田寛也総務相が座長を務める日本創成会議。この計画のユニークな点は、世界最高の研究施設を国内に設け、国際的な利用を図る事で日本を先端科学研究の拠点とするだけでなく、建設地の地域活性、ひいては国際的な都市構築をも狙っている点だ。
しかし、誘致先が半分程度を負担する事になっている、数千億円ともいわれる建設費など、国民の理解を得るには高いハードルが残されているのもまた事実だ。
そこでこの誘致計画の内容と、建設によって日本に何がもたらされるのかを徹底検証する。
前編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d120723_0
後編:http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html?d120723_1
クローズアップ現代 「ヒッグス粒子発見 巨大実験の舞台裏」 2012年7月19日 NHK 動画あり
【キャスター】国谷裕子 【ゲスト】村山斉(東京大学数物連携宇宙研究機構長)
宇宙の成り立ちに欠かせないものとして、半世紀近く前にその存在が予言されながら、見つけることができなかった謎の素粒子ヒッグス粒子」。日米欧などの国際的な研究グループが、巨大な「加速器」と呼ばれる実験装置を使って探し続けた結果、ついに、そのヒッグス粒子と見られる素粒子が見つかった。世界各国の科学者6千人の力を結集した巨大実験は、どのように行われたのか。日本の科学者を中心に取材し、“世紀の発見”までの知られざる舞台裏に迫る。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3231.html
“世紀の大発見”科学者に密着 2012年7月4日 NHK 特集まるごと
東京大学 浅井祥仁准教授、「これは本当にすごい。よかった」
東京大学 増渕達也さん、「ほっとする。やっと出た。よかった。やっと寝られる」
東京大学 浅井祥仁准教授、「20年以上こういうことをやっているけど、言葉にならないというのがいちばん正しい表現だと思う」
http://www.nhk.or.jp/nw9/marugoto/2012/07/0704.html
大型ハドロン衝突型加速器 ウィキペディアWikipedia)より
大型ハドロン衝突型加速器 (Large Hadron Collider、略称 LHC) とは、高エネルギー物理実験を目的としてCERNが建設した世界最大の衝突型円型加速器の名称。スイス・ジュネーブ郊外にフランスとの国境をまたいで設置されている。2008年9月10日に稼動開始した。また、LHC実験はそこで実施されている実験の総称。
【実験グループ】
全ての実験グループは、理論的かつ実証的なシミュレーション実験並びにデータ解析を行うCERN(欧州原子核研究機構)の支援部門からの支援を受けている。各国の研究機関の参加に関しては、欧州原子核研究機構理事会によって決定することになっている。
ATLAS (A Toroidal LHC ApparatuS)(日本語オフィシャルページ): 日本が主に参加している実験グループ、およびその実験装置の名称。高エネルギー加速器研究機構筑波大学東京大学首都大学東京信州大学名古屋大学立命館大学京都大学京都教育大学大阪大学神戸大学岡山大学広島工業大学長崎総合科学大学が参加している。最前線で実験を行っている複数の研究者が共同で書いているLHCアトラス実験オフィシャルブログも公開されている。
ALICE (A Large Ion Collider Experiment) :日本からは主に、広島大学東京大学筑波大学理化学研究所の実験グループが参加している。
【注目されている実験】
標準理論を超える物理を検証できる、現在準備が終わり実施可能な実験はLHC実験だけのため、多くの物理学者や市民から注目を集めている。将来、国際リニアコライダー実験が始まり、精密かつ正確な実験が行われるまでの間、この実験結果に関しては注目を受けるだろうと思われる。
特に、ヒッグス粒子の発見による標準理論の完成、また標準理論を越える理論として現在候補に挙がっている超対称理論の予言する超対称性粒子の発見、余剰次元理論の予言するKK粒子、標準模型に無い余剰のゲージ粒子など、発見が期待される粒子は多い。また、Higgs粒子の質量や崩壊率のそれ自体が標準模型を超える物理への直接的な制限となり得る為、Higgsの検出は非常に大きな意味を持つ。

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ヒッグス粒子発見に日本製品が大きく貢献 2012年7月6日 ITmedia ニュース
4日に発表されたヒッグス粒子の発見に使われた観測装置には、日本企業の先端技術が数多く採用された。とりわけ、心臓部ともいえる超電導磁石やセンサー技術などで日本企業の資材などが採用され、“世紀の発見”に大きく貢献した。
ヒッグス粒子の存在を確認する実験では「大型ハドロン衝突型加速器LHC)」で陽子をほぼ光速に加速して衝突させ、その際に飛び出す素粒子を検出器でとらえる。陽子の加速や方向付けには強力な磁石が必要だ。LHCには2000台近い超電導磁石が設置され、装置の心臓部となっている。膨大な量の超電導線材が用いられたが、その半分近くは古河電気工業が納入した。JFEスチール東芝超電導磁石用の鋼材やコイルを納入し、実験を支えた。
素粒子検出の心臓部には、同分野の実験で多用される光電子増倍管など浜松ホトニクスのセンサーが採用された。「LHC用に開発した特殊仕様」(同社)で、まねのできない高感度センサーの設置台数は合計2万6000台にも及ぶ。
クラレは検出部周辺で放射線などを測定する特殊プラスチックファイバーを提供。普及しなかったが「思わぬところで役に立った」(同社)という。
大型加速器に使われている主な日本製資材
加速器
 JFEスチール  超伝導磁石用鋼材
 新日鉄      極低温に対応した特殊ステンレス鋼
 IHI       超伝導磁石用の極低温冷却装置
 古河電工      超伝導磁石用線材
 フジクラ     放射線の影響を受けない通信用光ファイバー
●検出器
 浜松ホトニクス  素粒子検出用光センサー(光電子増倍管、シリコン検出器)
 林栄精器     素粒子検出器
 クラレ    放射線検出用ファイバー
 東芝        素粒子検出用の超伝導磁石
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/06/news045.html
どうでもいい、じじぃの日記。
7月6日の産経新聞に「ヒッグス粒子研究支えた日の丸企業」が載っていた。
欧州原子核研究機構(CERN)は、スイスのジュネーヴ郊外でフランスと国境地帯にある、世界最大の素粒子物理学の研究所だ。
地下には 全周27kmの円形加速器・大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) が、国境を横断して設置されている。LHCは先行実験器である大型電子陽電子加速器LEPに接続する形で建造されている。
CERN はメンバー国(欧州の20ヵ国)により運営・利用されているが、日本はオブザーバー国として参加している。現在、CERNのいろいろな加速器施設を利用する研究者数は年間6000人を越えているが、日本人研究者は110名程度に過ぎない。
2012年7月4日、CERNLHC施設において新たな粒子「ヒッグス粒子」を発見したと発表された。
このヒッグス粒子発見に日本製品が大きく貢献しているのだという。
ネットで「LHC 日本製品」をキーにして検索してみた。
たくさんの日本企業が出てきた。(始めて知った企業もある)
ヒッグス粒子」を発見したのは東京大学高エネルギー加速器研究機構などが参加している日欧米の「ATLAS」と、欧米中心の「CMS」の2つの実験チームだった。
「ほっとする。やっと出た。よかった。やっと寝られる」
なるほど、「ヒッグス粒子」の発見には、人数は少ないが日本人研究者が大きく関わっている。そして、このドラマには日本企業もまた、大きく関わっているのである。