Blaise Pascal (1623-1662) Pensees 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=8KNHmgywX6g
暇と退屈の倫理学_その2 インサイト100
http://consultantblog.blog123.fc2.com/blog-entry-405.html
パスカル『パンセ』 2012年6月 NHK出版
https://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp%3bjsessionid=296396F0916810D3D0B1F6C8B890136A?trxID=C5010101&webCode=62230152012
名著、げすとこらむ。:100分 de 名著
「パンセ」ゲスト講師 鹿島茂 誰が読んでも答えが見つかる万能書
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/13_pensee/guestcolumn.html
パンセ ウィキペディア(Wikipedia)より
『パンセ』(仏: Pensees)は、晩年のブレーズ・パスカルがある書物を構想しつつ書きつづった断片的なノートを、彼の死後に編纂して刊行した遺著である。「パンセ」は「思想」「思考」の意。
【概要】
人間の欲望の構造、個人と共同体の問題、他者の存在によって想像的な自我が生ずること、認識と視点・言語との関係、テキスト解釈と暗号の問題、等々の重要で深遠なテーマが扱われており、特定の思想的・宗教的な立場を超えており、現代でもそのテーマの重要性は変わっていない。それゆえ現代でも世界中の人々によって読み継がれているのである。
原罪 ウィキペディア(Wikipedia)より
原罪(げんざい、英語: original sin)とは、キリスト教内の西方教会において最も一般的な理解では、アダムとイヴから受け継がれた罪のこと。現代の西方教会においては、罪が全人類に染み渡っていて罪を不可避的にする状態の中に、全人類が誕生して来る状態を指す表現として理解される傾向がある。
しかし、西方教会内でも様々な見解が教派ごとにある。
また正教会では、原罪についての理解が西方教会とは異なるのに止まらず、そもそも原罪という語彙自体が避けられる場合もある。正教会では原罪につき厳密な定義をためらい、定理とすること(教義化)を避けて今日に至っている。
ユダヤ教では、「アダムの犯した罪が全人類に及ぶ」とする「いわゆる原罪」の概念を採る説もあるが、多数派はそのような見解を否定する。
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チンパンジーが教えてくれる希望の秘密 2012年1月3日 TBS
【出演者】俳優 袴田吉彦、京都大学霊長類研究所所長 松沢哲郎 【レポーター】CBCアナウンサー 青木まな
【番組内容】
人はサルから人類へと進化を遂げた。その過程の解明は少しずつ進みつつある。これまで謎だった、喜怒哀楽から複雑な感情までを抱く「人の心」はどのように形成されていったのかについても研究が進んでいる。
日本の霊長類学は、約60年前から人間の進化の謎をサルの中に求めてきた。そのトップに立つのが、愛知県犬山市にある京都大学霊長類研究所である。ここでは遺伝子の塩基配列が98.8%まで人間と同じチンパンジーを通して「人間の心の進化」に迫る研究が続けられている。とりわけ人間の知性を比較する研究では世界中から注目を集めている。番組では、俳優の袴田吉彦がこの京都大学霊長類研究所を訪ね、最新の研究成果に迫ってゆく。
松沢哲郎所長が率いるグループは、「アイ」と「アユム」というチンパンジーの親子を使って研究を進めている。親子はバラバラに書かれた1から9までの数字の配置を一瞬で記憶できる。人間には到底できない驚くべき能力だ。野生の中で生きるチンパンジーにとって瞬間記憶能力は、生死に関わる非常に重要な能力である。敵が、どこに、どれ位の数いるのか? どこに好物の果物があるのか? これらのことを瞬時に把握しなければならないからだ。かつて人間にも、この瞬間記憶能力が備わっていたという。しかし、「進化」の過程で、ある能力を獲得したことと引き換えに、この瞬間記憶能力は徐々に失っていったと思われる。その「新たに獲得した能力」とは…!?
一方、「レオ」という名のチンパンジーは、病気で下半身が麻痺している。毎日リハビリを続けているが、悲嘆に暮れることも、快方に向かって希望を持つこともないようだ。悲嘆や希望という人間が持つ感情も「新たに獲得した能力」と大きく関わっている。
この「新たに獲得した能力」とは何なのかを、袴田吉彦が分かりやすく、じっくりと紐解いていく。人間が進化の過程で「希望」を持って生きることができるようになった動物であることを証明してゆくドキュメンタリー番組だ。
http://www.tbs.co.jp/program/mbs_chimpanzee.html
2012年1月3日 TBS、チンパンジーが教えてくれる希望の秘密 より
最後は4時間目。
ディスプレイ装置の脇に半円球のボールのようなものが置かれている映像が出てきた。
あれ、今までとは何か違う。今度の先生は大学院の学生さん。視覚と運動について研究する兼子さん。
兼子さん、「トラックボールで画面の点を動かし、ターゲットに当てる。マウスのような装置ですけど、これを使って画面に出ているカーソルをターゲットに持っていく」
黄色がスタート。緑がゴール。紫のマークは特別な装置で作った「アユム」の視線(見ている場所)。白い点を動かして、ゴールを目指すとき、目はどこを見ているのか記録する。
アユム君、上手だなあ。
チンパンジーは人間にとても似ている、でも同じじゃない。ふう〜ん。
チンパンジーの瞬間的な記憶力、一瞬で見きわめる力はアフリカの森で身を守るのに必要だ。僕たちの祖先はその力を封印して言葉を手に入れた。その先に何があるのだろう。
松沢先生が作業服に着替えた。
松沢先生、「アイちゃん、手伝って」
アイの前に白黒の塗り絵のような絵が置かれた。絵はチンパンジーの顔だが、目は片目しか描かれていない。
アイは塗り絵のような紙の上に無造作に線を引き始める。一体、これは。
松沢先生がアイが描いた絵に、これが言葉の先にある人間のもう1つの能力を示しているという。
病気になったチンパンジー「レオ」のVTRが流れる。
下半身が麻痺状態になった。リハビリをしていても、健康なチンパンジーと同じ動作をする。
そして、僕はすばらしい答を見つけた。
袴田さん、「レオは何であんなにあきらめないのかと、率直な感想を受けたんですけど」
松沢先生、「まったく同じ感想を持ちました。どうしてこの子、絶望しないんだろう。その次に思ったのが自分が研究者として見てきたことと、つながるものがあると思いました。たとえば、こういう絵(塗り絵)を見たとき、まず、どこに目が行きますか?」
袴田さん、「目がない」
松沢先生、「実際、人間の3歳を越えた子だったら、ほぼここに目を描き入れますよ。おメメがない、なんて言いながら。だけど、チンパンジーにやってもらうと、何もないところに目を描き入れたというチンパンジーは一人もいなかった。要はチンパンジーは目の前にあるものを見て、目がある。人間は目の前にあるところから出発して、ないものを考える」
袴田さん、「想像力ということですか?」
松沢先生、「想像する力、それが人間をして人間たらしめている。要はレオ、そしてチンパンジー一般は今、ここの世界に生きている。今日、ここ。このまま寝込んでしまったらどうなるんだろう。という今、目の前にない遠い先のことで悩んだりしない。でも、人間は想像する力があるから絶望してしまう。でも、同じ想像する力があるから、たとえ今、ここの世界が悲惨なことも、きっと明るい未来がある、将来があるという希望を持つことができる」
袴田さん、「そうですよ。人間誰しもが希望を持てる生き物ということですよね」
松沢先生、「そうです。人間誰しもが、全ての人間が希望を持てる。それがチンパンジーが教えてくれた人間の心だと思います」
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名著13 パスカル『パンセ』:100分 de 名著 「第3回 生きるのがつらいのはなぜか?」 2012年6月20日 NHK Eテレ
【司会】伊集院光、島津有理子 【語り】片山智彦 【ゲスト講師】 鹿島茂(フランス文学者・明治大学国際日本学部教授)
趣味に打ち込むこともなく、仕事もない状態で、じっと部屋に閉じこもっていると、気分が沈んでいくだろう。パスカルは、人間は何かに熱中していないと生きていけない生き物だとした。そして人間が何かに熱中するのは、やがて訪れる死の怖怖から目をそらし、死を忘れるためなのだとパスカルは述べた。第3回では、人間にとって死とは何か、そして生きるのがつらいのはなぜかを考える。
http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/13_pensee/index.html#box03
どうでもいい、じじぃの日記。
6/20、NHK Eテレ 『名著13 パスカル パンセ』で 「第3回 生きるのがつらいのはなぜか?」を観た。
大体、こんなことを言っていた。 (手抜きしている)
パスカルは断言しました。
<人間は生まれながらに、不幸を運命づけられている>
生きるのがつらいのはなぜか?
パスカルは誰もが逃れられない「宿命」と向き合いました。
死
そして、答えに辿りついたのです。鹿島先生、「死を考えることが死よりも怖い」
伊集院、「考えることが、不幸の原因、ということ?」
100分で名著『パンセ』。第3回は生きることのつらさをどう乗り越えられるか!
パスカルのメッセージを読み解いていきます。
島津、「今日のテーマ、生きるのがつらいのはなぜか? ですけど、どういうことで見ていくんでしょうか」
鹿島先生、「人間というのは生まれついて生きるのがつらくできている、とパスカルは考えて、たとえば『楽しく行きたい』という人がいますよね。それは生きるのがつらいからなんですよ」
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パスカルのことば 〜『パンセ』 断章 139より〜
<私たちの不幸の原因を発見したことで、さらに一歩踏み込んで考察をめぐらし、理由を発見しようとつとめたところ、非常に説得力のある答えを見い出した。それは私たちの宿命、すなわち弱く、死を運命づけられた人間に固有の不幸なのだ。それは慰めとなるものが、まったくないほどに惨めな状態なのである>
伊集院、「すべては死に対する気晴らし、ということ?」
鹿島先生、「ちょっと考えるとあたりまえのような気がするけど、パスカルは人間というものはものすごい壁がある。その前についたてを置いて壁が見えないようにして、おもいっきりその壁の方に、突進しているようなものだ、と」
アニメで左端に赤ちゃんがおり、右端に壁(死)が描かれており、赤ちゃん → 成人 → 老人 と変化しながら壁に近づいていく画像が出てきた。
人間は生まれた瞬間から、誰もが死という壁に向かって進んでいます。その真実を見ないようにするため、人はありとあらゆる気晴らし「仕事」「恋愛」「人付き合い」「趣味」によって目隠しするんです。こうした気晴らしをたえず作り出すことで、人間は安心して死という壁の方へ進んでいる。パスカルはそう考えました。
鹿島先生、「人間はなぜ死を怖れるかというと、死そのものは怖くない。ある日突然来たらそれでおしまいなんだから。だけど死のことについて考えることが死よりももっと怖い、と言っているんです」
伊集院、「人間は死のことを考える、という能力を持ってしまったことから、怖れから逃れられない!」
鹿島先生、「そこが人間が動物とか、そういうものと違う。不幸で生きるのがつらい。すべてのつらさというのは、死のことを考えてしまう。これをパスカルはキリスト教の用語で『原罪』、と」
島津、(ボードを持って)「原罪とは」
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じじぃの感想
「人間は生まれた瞬間から、誰もが死という壁に向かって進んでいます。その真実を見ないようにするため、人はありとあらゆる気晴らし『仕事』 『恋愛』 『人付き合い』 『趣味』によって目隠しするんです」
「仕事」 「恋愛」 「人付き合い」 「趣味」は気晴らしなのか。
「人間はなぜ死を怖れるかというと、死そのものは怖くない。ある日突然来たらそれでおしまいなんだから。だけど死のことについて考えることが死よりももっと怖い、と言っているんです」
ふう〜ん。ロンドンオリンピックも、気晴らしなのかも。
なるほどなあ。