じじぃの「100メートルとマラソンの究極のタイムとは・ボルトの記録!黒人はなぜ足が速いのか」

Patrick Makau Berlin Marathon 2011 new World Record 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=bKZwFbj4FQ0
カール・ルイス 画像
http://m-chiro.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_43d/m-chiro/E382ABE383BCE383ABE383ABE382A4E382B9.jpg
ロンドンオリンピック2012 競技日程 JOC
http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/schedule.html
日本オリンピック委員会 JOC
http://www.joc.or.jp/
ラクルボディー 「第1回ウサイン・ボルト 人類最速の秘密」 (追加) 2012年7月14日 NHKスペシャル
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0714/
ラクルボディー 「第3回マラソン最強軍団 持久力の限界に挑む」 (追加) 2012年7月16日 NHKスペシャル
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0716/
クローズアップ現代 「復活なるか男子マラソン」 (追加) 2012年7月9日 クロ子のプレビュー見学記
今日取り上げるのは、男子マラソン復活にかける選手たち。なかでも藤原新選手にクローズアップします。
http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/125674.html
五輪=マラソン世界記録のマカウ、ケニア代表落選 2012年4月26日 Reuters
ケニア陸連は25日、ロンドン五輪のマラソン代表を発表し、世界記録保持者のパトリック・マカウは落選した。
マカウは22日のロンドン・マラソンで完走できなかった。同レースを制し、世界歴代2位のタイムを持つウィルソン・キプサング、陸上の世界選手権を2回制覇したアベル・キルイ、昨年のシカゴ・マラソンを制したモーゼス・モソップが選出された。
また、昨年のボストン・マラソンとニューヨーク・マラソンの覇者、ジョフリー・ムタイも落選した。
女子ではロンドン・マラソンで優勝したメアリー・ケイタニー、世界陸上で金メダルのエドナ・キプラガトらが選ばれた。
http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPTYE83P02520120426
ウサイン・ボルト ウィキペディアWikipedia)より
ウサイン・セント・レオ・ボルト(Usain St. Leo Bolt, 1986年8月21日 - )は、ジャマイカ陸上競技短距離選手。
【経歴】
ジャマイカ西部のトレローニーで西アフリカ系の家庭に生まれる。
2008年8月16日、北京オリンピック陸上男子100m決勝では、レース前に、後にボルトの象徴となるポーズを見せた。レースでは中盤から他選手を圧倒、最後の数歩を両手を広げ流して走り、フィニッシュの際も胸を手で叩く程の余裕を見せた。それでも自らの世界記録(当時)を0秒03上回る9秒69の世界新(当時)で圧勝という、世界大会史上空前のパフォーマンスとなった。公認された記録では人類で初めて9秒6台で走った男となったが、最後まで全力で走っていれば9秒6を切れたとする発言も複数あるが、トップスピードを最後の20mも維持したとしても記録は9秒60となるという科学的報告も出されている。
2009年8月16日、世界選手権男子100m決勝で、人類初の9秒5台となる9秒58(世界新記録)を記録し、優勝する。
フローレンス・グリフィス=ジョイナー ウィキペディアWikipedia)より
フローレンス・グリフィス=ジョイナー(Florence Griffith-Joyner, 1959年12月21日 - 1998年9月21日)は、アメリカ・ロサンゼルス出身の陸上競技選手。愛称はFlo-Jo。陸上競技における女子100m(10秒49)、200m(21秒34)の世界記録を2011年9月現在も保持している。
【経歴・人物】
1988年のソウルオリンピックで100m、200m、400mRで金メダルを獲り3冠を達成した。長く伸ばした爪に鮮やかなマニキュアをつけ、長い髪の毛をそのまま伸ばした髪形でも話題を呼んだ。ソウルオリンピックが終わった後、29歳で第一線の競技から引退した。
1998年9月21日、38歳の若さで心臓発作により急死した。
パトリック・マカウ ウィキペディアWikipedia)より
パトリック・マカウ(Patrick Makau Musyoki、1985年3月2日 - )はケニアのマラソン選手、東部州出身。2011年のベルリンマラソンで2時間03分38秒を記録し男子マラソン世界新記録を樹立した。ハーフマラソンの自己記録58分52秒は世界歴代5位の記録。ポッソスポーツとマネジメント契約を結んでいる。
ポーラ・ラドクリフ ウィキペディアWikipedia)より
ポーラ・ラドクリフPaula Radcliffe、1973年12月17日 - )は、イギリスのチェシャー州ノースウィッチ生まれの長距離走選手、マラソンと10kmロードの世界記録保持者。ラフボロー大学で近現代語を学んだ。1児の母でもある。喘息の持病がある。
2003年4月13日のロンドンマラソンでは、自身の記録を2分以上も更新する2時間15分台の驚異的な世界最高記録を打ち立て、初マラソンからのマラソン3連勝を達成した。

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『黒人はなぜ足が速いのか―「走る遺伝子」の謎』 若原正己/著 新潮社 2010年発行
100メートルとマラソンの究極のタイムとは (一部抜粋しています)
人類は究極的に陸上100メートルでどこまで記録は伸ばせるのだろうか。2008年12月19日の共同通信によれば、米国スタンフォード大学で生物学を研究するマーク・デニー教授が、生物学研究専門誌に論文を発表し、男子が「9秒48」、女子は「10秒39」と結論づけたという。記事によれば、男子100メートルは北京五輪ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が9秒69の世界新を出し、女子100メートルの世界記録は故フローレンス・ジョイナー選手(米国)が1988年に出した10秒49。デニー教授は、競馬とドッグレースを分析した結果、ウマとイヌは70年代に最高速度がピークに達したが、人類はまだ進化を続けているとしている。
ラソン愛好家でもあるデニー教授は、2008年9月にハイレ・ゲブレシラシェ選手(エチオピア)が2時間3分59秒の世界新記録を出した男子マラソンについても、2時0分47秒まで短縮できると推定。一方女子マラソンポーラ・ラドクリフ選手(英国)がもつ世界記録の2時15分25秒は限界に近く、最高でも2時14分台と予想。「根本的な男女の違いがあり、女子は100メートルとマラソンでは絶対に男子に追いつけない」との見解を示した。
確かに競馬では純系のかけ合わせが進み、ほぼ限界に達しているのはまちがいない。しかし、遺伝的に雑多な集団であるヒトの場合、今後どんな組み合わせの遺伝子型が現れるは想像できない。ヒトの走力の限界を決めるのは早すぎはしまいか。
男子100メートル走の世界記録をふりかえってみると、
 1991年 カール・ルイス(米国)       9秒86
 1999年 モーリス・グリーン(米国)    9秒79
 2008年 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)  9秒69
 2009年 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)  9秒58
というように、ウサイン・ボルト選手が出現するまでは、0.1秒縮めるのに約10年かかってきた。しかし、2008年から2009年の1年で一気に記録が、0.1秒短縮された。
これはいわば「突然変異」のようなものだ。こうした「突然変異」のような記録が出現すると、今後の予測は成立しない。ある統計学者は、男子100メートルの限界は9秒20という数字をあげており、陸上競技関係者や運動生理学者からはあり得ないとされてきたが、案外この数字も夢ではないのかもしれない。
競泳では水着の性能が大きく反映していることはほぼまちがいない。北京オリンピック直前に英国の「スピード社」が開発した水着は圧倒的な強さを発揮した。北京オリンピック後もスポーツ用品メーカーの水着開発競争は一段と加速された。イタリアの「アリーナ社」が日本の「山本化学工業」が開発した素材を使った水着を発表し、2009年4月になって世界記録を連続して書き換えたのは記憶に新しい。陸上競技でも、競技場のトラック部分の地面がアンツーカーからタータントラックに切り変わり、記録は一段と向上した。
このように考えると、陸上競技でもグラウンドの素材、靴の性能、ユニホームの素材などが改善されて、記録の壁が破られていくと期待される。その限界はまだ決められない。もっともっと記録は伸びるのではないか。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『黒人はなぜ足が速いのか―「走る遺伝子」の謎』という本を見ていたら、「100メートルとマラソンの究極のタイムとは」というのがあった。
「人類は究極的に陸上100メートルでどこまで記録は伸ばせるのだろうか」
この本をもとに、陸上100メートルとマラソンをまとめてみた。
「陸上短距離界のアメリカ、ジャマイカ選手の力は圧倒的だ。その選手は全員が黒人だ。注目すべきはその出目、つまり祖先の出身地だ。短距離界のスーパースターで、オリンピックの金メダリスト9個獲得したカール・ルイスアラバマ出身だが、その先祖はたぶん18世紀の西アフリカから暴力的に拉致され、奴隷商人によって北米大陸に連れ込まれ、南部のプランテーションで働かされた黒人奴隷と考えられる。 では、長距離選手はどうだろうか。 短距離とは全く違う様相を示していることは一目瞭然だ。 2011年のベルリンマラソンで2時間03分38秒の世界記録を出したパトリック・マカウケニアのマラソン選手だ。5000メートル、10000メートル、マラソン北京オリンピックでメダルを取った男子選手はエチオピアケニア、モロッコに集中している。 つまり、男子のオリンピックや世界選手権の上位者に、陸上短距離種目では西アフリカに出目をもつ黒人選手が多く、マラソンなど長距離種目では東アフリカ出身の黒人選手が多い。もしかしたら、走る遺伝子というのがあるのかもしれない」
陸上100メートル、マラソンでは記録の限界に近づいているともいわれているが、ウサイン・ボルトは記録を更新し続けている。
ついでに、2011年ベルリンマラソンで世界記録を出したパトリック・マカウケニアのオリンピック代表選考で落選した。
もうすぐ、ロンドンオリンピックが始まる。