じじぃの「未解決ファイル_168_ナノ粒子」

Particular Gold Nanoparticles 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=pxaOChCL6kM&feature=related
Particular Gold Nanoparticles Google 検索
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&rlz=1T4GZAZ_jaJP276JP276&q=Particular%20Gold%20Nanoparticles&gs_upl=0l0l7l230461lllllllllll0&sa=X&oi=image_result_group
作動中のリチウムイオン電池ナノ界面を世界で初めて観察 〜蓄電池の劣化原因解明へ〜 (追加) 2012-10-25 SPring-8 Web Site
電極最表面における挙動は、従来のバルク観察手法や解体分析手法では分からなかった重要な知見であり、今後は電極表面の修飾や、電解液の分解抑制材の検討に役立て、リチウムイオン電池の長寿命化・高性能化を目指します。またこの知見を活かして、リチウムイオン電池に代わる高性能な革新型蓄電池の開発を進めて行きます。
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/press_release/2012/121025
SACLAの現況 2012年1月23日 XFEL利用推進戦略会議
金のナノ粒子のスペックルパターンの検出に成功(SPring‐8で同様の像を取るには1時間必要であるが、SACLAでは1ショットで成功(縞模様がはっきり見えている)。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shinkou/022/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2012/02/08/1315848_03.pdf
金ナノ粒子の不思議 YAMADA Lab
有機分子と金ナノ粒子をうまく組み合わせるといろんな応用が可能であることが分かってきました。もちろん光の波長をかえたり、光→電気エネルギー変換にも活用しています。くわしくはまだ秘密ですが、“コロンブスの卵”を目指し、ワクワクしながら研究をすすめています。
http://photochem.cstm.kyushu-u.ac.jp:8080/Plone/j/introduction/welcome/mysterious_gold_nanoparticle
17歳女子高生がガンを愛すナノ粒子システムを考案して10万ドル(777万円)を手に入れる GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20111209-cancer-killing-nanoparticle/
ナノ粒子 フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 (一部抜粋しています)
ナノ粒子は、物質をナノメートルのオーダー(1-100ナノメートル)の粒子にしたものである。
比表面積が極めて大きいこと、量子サイズ効果によって特有の物性を示すことなど、一般的な大きさの固体(バルク)の材料とは異なることから、様々な分野で研究・利用が進められている。
【用途】
金・銀・銅などの電気抵抗率が小さな金属のナノ粒子は、分散剤や希釈剤によってペースト状のインクとすることで、IC基板などに電気配線を形成できると期待されている。
金・銀のナノ粒子は表面プラズモン共鳴による特有の吸光を示し、新しい色素やセンサーとして研究されている。ステンドグラスの鮮やかな赤色は、金ナノ粒子による発色の典型例である。また、バルクの金は一般に触媒不活性であるが、金ナノ粒子は様々な反応に対して触媒活性を示すことが見出され、トイレの脱臭触媒として実用化されている。
白金のナノ粒子は燃料電池をはじめ様々な分野で触媒として利用される。食品等の用途では白金ナノコロイドとも呼ばれる。
硫化亜鉛やセレン化カドミウムなど、半導体のナノ粒子は発光材料として知られ、量子ドットとも呼ばれる。

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金ナノ粒子触媒の新規調製法 および新しい応用
首都大学東京都市環境学部材料化学コース 教授春田正毅
http://jstshingi.jp/abst/p/08/809/tmu8.pdf
『新・材料化学の最前線 : 未来を創る「化学」の力』 首都大学東京都市環境学部分子応用化学研究会編 BLUE BACKS 2010年発行
常温で空気をきれいにする金ナノ粒子触媒 (一部抜粋しています)
金は大気中でさびることのない唯一の金属であり、その黄金の輝きは太古の昔から宝飾品として人々を魅了してきた。しかし、この金を直径100ナノメートル(1ナノメートルは10億分の1メートル)以下のナノ粒子にまで小さくすると、もはや金属光沢がなくなり、黄金色とは似ても似つかぬ鮮やかな赤色や紫色に変わり、さらに直径2ナノメートル程度になると茶色に変わる。そして金属の中で唯一、大気中の酸素によって酸化されないほど化学的に安定な金も、このようなナノ粒子になると色だけではなく化学的なと特性も大きく変化し、不思議な触媒作用を示すようになる。
触媒とは、それ自身は反応の前後で変化することはないが、特定の化学反応を促進する物質のことである。たとえば、自動車の排ガス浄化触媒として使われている白金は、排ガス中に含まれる炭化水素一酸化炭素、窒素酸化物を、毒性のない水、二酸化炭素、窒素に酸化・分解する反応を促進する。
触媒として用いられる金属には、白金をはじめ、パラジウムや銀、銅、ニッケルなどがある。とくに白金とパラジウムは、その金属表面上で酸素分子や水素分子を原子状にして解離する能力が高く、工業的にも酸化触媒や水素化触媒として用いられる。それに対し、化学的に安定な金だけは触媒としてのはたらきがない金属と考えられてきた。
ところが、金を直径5ナノメートル以下のナノ粒子として、酸化鉄などの金属酸化物の表面にまんべんなくちりばめて固着させると白金やパラジウムなどにはない、特殊な触媒活性が発現する。なんと金ナノ粒子は加熱しなくても「常温」で、多くの化学反応を促進することがわかったのだ。室内空間にただよう一酸化炭素のような有害ガスを除去するのに、従来の白金やパラジウムの触媒は100度C以上の高温を必要とする。金ナノ粒子は、それを常温どころかマイナス70度Cという極低温でも、いとも簡単にやってのけるのである。金ナノ粒子の驚くべき触媒作用のいくつかを紹介しよう。
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金の場合は、粒子サイズが小さくなると表面吸着特性が強くなり、触媒活性が高くなる。しかし、白金の場合には、粒子が小さくなりすぎると、表面の白金原子が大気中の酸素によって酸化されやすくなる。酸化白金は触媒活性が低いので、サイズを小さくして表面白金原子の割合を増やしても、逆効果となる。一方で、金は大気中でさびない唯一の金属であるので、金ナノ粒子のサイズを小さくしても酸化されにくい。
金の場合、サイズを小さくすればするほど効果的なのは、表面金原子が酸化されずに一個一個の金原子の化学反応性が高くなることと、ナノ粒子表面にこのような化学反応性の高い表面金原子の割合が増えることによる相乗効果が得られるからなのである。
金ナノ粒子は、一酸化炭素の常温酸化のほかにも、空気を浄化するために威力を発揮することがわかっている。生活臭は卵の腐ったにおいに代表される硫黄系と、魚の腐ったにおいに代表される窒素系に大別される。金は窒素系の脱臭に威力を発揮し、トイレの悪臭や魚の腐敗臭の原因物質であるトリメチルアミンを室温で酸化し、無害な窒素へと分解することができる。
パラジウムや白金の触媒もトリメチルアミンを室温で酸化できるが、これらは窒素からさらに酸化の進んだ有害な酸化窒素(N2O、NO)にまで酸化してしまう。これに対し、金ではトリメチルアミンの酸化が無害な窒素で止まるので、生活空間での空気浄化触媒としてうってつけなのである。この特徴を利用して酸化鉄に固定化した金ナノ粒子が温風洗浄式トイレの脱臭用触媒として実用化され、松下住設機器(現パナソニック)製の温風洗浄式トイレにいち早く採用された。これが金ナノ粒子触媒の世界初の実用例である。

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どうでもいい、じじぃの日記。
『新・材料化学の最前線 : 未来を創る「化学」の力』という本を見ていたら、「常温で空気をきれいにする金ナノ粒子触媒」というのがあった。
「金は大気中でさびることのない唯一の金属であり、その黄金の輝きは太古の昔から宝飾品として人々を魅了してきた」
金(Au)は銀 (Ag)、白金 (Pt)、パラジウム (Pd)などと同じ貴金属の1つだ。ところが、これをナノレベルまで粒子を小さくすると、これが同じ金かと思えないような特性を持つのだという。
特定の金属や化合物などを超低温に冷却したときに、電気抵抗がゼロになる超伝導現象が起こるかのように、ナノ粒子にすると、不思議な現象が起こるらしい。
同じ貴金属で白金やパラジウムが触媒としてはたらくのに対して、化学的に安定な金は触媒としてはたらかないと思われてきた。しかし、金を数ナノ単位のナノ粒子にすると、突然、触媒のはたらきを持つようになるのだという。
「ナノ粒子」をキーにネット検索してみた。
●金のナノ粒子のスペックルパターンの検出に成功(SPring‐8で同様の像を取るには1時間必要であるが、SACLAでは1ショットで成功(縞模様がはっきり見えている)。
「SACLA」とは去年完成した「X線自由電子レーザー施設」のことだ。今年3月に運用開始した。
ふう〜ん。サクラちゃんが、なんかやってるらしい。
去年の8月、TBS 『NEWS23X』で「立花隆が見た最先端 エネルギー問題も解決? 世界一・夢の光」を観た。
そのとき、立花隆さんがこんなことを言っていた。
「そうです。ありとあらゆるものが含まれています。この装置を走らせた直後に、世界記録を出している。前人未到の数値を出して。さらに今、毎日世界記録を更新し続けている。この装置を使えば世界中の研究者が自分が見たいものが見られるということになるんです。去年2人の日本人がノーベル化学賞を受賞したでしょ。彼らのやったことをさらに強化してくれるのがSACLAなんです」