じじぃの「正確な時間・セイコーウオッチ・GPS腕時計・アストロン!国産はじめて物語」

SEIKO アストロン ASTRON タイムゾーン修正をやってみた 動画 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=oWn1KunBFSc
腕時計の豆知識 〜腕時計の歴史〜
http://fountain319.tm.land.to/watches/aboutWRIST-WATCH.htm
セイコーウオッチ、世界初のソーラーGPS腕時計を27日に世界同時発売 2012年9月27日 財経新聞
セイコーウオッチは26日、世界初のソーラーGPS腕時計「セイコーアストロン」6モデルを、9月27日より日本をはじめ世界同時に発売開始すると発表した。価格は限定2,500本の「SAST001」が26万2,500円(税込)、レギュラーモデルは15万2,250円(税込)から。
セイコーアストロン」は、セイコーが構想から約10年の歳月をかけ、「世界中どこでも正確な時間を刻む、とまらない時計」をめざして商品化した、外部充電を必要としない世界初の自己完結型ソーラーGPS腕時計。標準電波受信地域でのみ時刻修正を行う従来の電波時計と異なり、世界全39のタイムゾーンに対応する。
http://news.nifty.com/cs/item/detail/zaikei-20120927-114263/1.htm
理研のスーパーコンピュータ「京」が世界最速に 2011年6月21日 PC Watch
独立行政法人理化学研究所富士通株式会社は20日、共同開発したスーパーコンピュータ「京」(けい)が、スーパーコンピュータベンチマークランキングTOP500のリストにおいて1位を獲得したと発表した。日本のスパコンが首位になったのは2004年の地球シミュレータ以来。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110621_454717.html
GPS衛星「みちびき3号機」打ち上げ成功 (追加) 2017年8月19日 日テレNEWS24
エンジン系統の不具合などで、2度にわたり打ち上げが延期されていたH2Aロケット35号機は、19日午後2時29分に種子島宇宙センターから打ち上げられた。約30分後、衛星は予定の軌道で切り離され、打ち上げは成功した。
「みちびき3号機」はアメリカのGPS衛星を補完し、カーナビなどに位置情報を知らせるほか、災害時の安否情報を伝達する役割を担っている。
http://www.news24.jp/articles/2017/08/19/07370190.html
共同発表:次世代時間標準「光格子時計」の高精度化に成功〜2台の時計が宇宙年齢138億年で1秒も狂わない再現性を実証〜
光格子時計を低温環境で動作させることで、世界最高精度の時計の再現性を実現。
・高精度化により、次世代の時間標準として「秒の再定義」の議論加速に期待。
・従来の時計の概念を超える計測ツールとしての応用や基礎物理学の新たな知見獲得へ前進。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150210-2/
腕時計 ウィキペディアWikipedia) より
駆動方式は1980年代以降水晶発振計時のクオーツ式が主流である。しかし一方で電気動力を用いずぜんまい動力のみによって作動する旧来の機械式時計は高級価格帯を中心に根強い人気があるほか、世界的には電池入手が容易でないなどの理由から機械式の腕時計が専ら用いられている地域も存在する。
【クオーツ腕時計】
クオーツ時計は1920年代に発明されていたが、当時は能動素子に真空管を使用していたためタンス並のサイズになり研究機関や放送局でわずかに利用されただけだった。クオーツ時計が一般に広く使われるようになるには、半導体デジタル回路が安価に利用できるようになる1960年代を待たなければならなかった。
1967年、世界初のアナログ回路を用いたクオーツ腕時計のプロトタイプが登場した:スイスのCentre Electronique Horloger (CEH) によるBeta 1、および日本のセイコーによるアストロンのプロトタイプである。
1969年に、アストロンは世界初の市販クオーツ腕時計として発売される。
クオーツ腕時計は、発振周波数を計時設定上使いやすい32.768kHz(=215Hz)に調整された水晶を使用するのが一般的である。
【クオーツショック】
ブローバのアキュトロンに危機感を抱いたセイコーは、世界初のクオーツ腕時計(水晶発振式腕時計)を開発、1969年12月25日「アストロン」を発売した。当時の定価は45万円で当時の大衆車よりも高価であった。
振動数の高さは圧倒的で、機械式はおろかブローバの音叉式「アキュトロン」をもはるかにしのぐ高精度を実現した。この原理自体は第二次世界大戦以前に着想され、天文台等で使用する大型置時計は古くから存在していたが、腕時計に使えるサイズに超小型化したのはセイコー技術陣の努力によるものであった。
機械式やそれ以前の各種電池式に比べ圧倒的に誤差が少ないこと、セイコーが特許を公開したため各社が製造に参入し急速にコストダウンが進んだことからクオーツ腕時計は1970年代に市場を席巻した。これを「クオーツショック」と呼ぶ。
スイスのメーカーもクオーツ腕時計を独自に開発しており、セイコーの「アストロン」の発表後、まもなく製品化に成功している。しかし1973年のオイルショックによる生産コストの上昇と国際為替の変動相場制への移行によるスイス・フラン高がスイス時計の国際競争力を奪っていった。日本製クオーツ時計の低価格化もあってスイスなどの高級機械式腕時計ブランドは壊滅的な打撃を受け、20世紀半ばまで全盛を誇ったアメリカの時計メーカーもほぼ全滅した。

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『国産はじめて物語―世界に挑戦した日本製品の誕生秘話』 レトロ商品研究所/編集 2003年発行
世界初のクオーツ・ウォッチ「アストロン (一部抜粋しています)
現在、時間を計る道具として多くのクオーツ・ウォッチは利用されているが、このクオーツ・ウォッチを世界に先駆けて発売したのはセイコーである。
それまでの機械式ウォッチのゼンマイ持続時間は平均36時間程度であり、1日平均15〜20秒の誤差が生じた。また、時計によって精度に差があったので、使用者は自分の時計にどの程度の誤差が生じるのか正確には把握できず、多少の誤差は仕方がないと考えられていた。
ところが、電気を流すと正確な振動を繰り返す水晶(クオーツ・クリスタル)を使ったクオーツ・ウォッチは、電池の寿命は1年以上、1日にわずか0.2秒しか誤差が生じないという画期的な時計である。
この水晶に電気を通すと高い振動数で震えるという発見をしたのは、キュリー夫人の夫のピエールキュリーとその兄ジャックキュリーである(1880年)。
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昭和33(1958)年、セイコーは放送局用の水晶時計を商品化することに成功している。これで実用レベルまで小さくなったが、それでもまだタンスくらいの大きさがあり、とても持って歩けるものではなかった。そこでもっと小型化するために改良を重ね、今の置き時計くらいの大きさまでにはできた。
この高精度のクオーツ・クロックは、東京オリンピックで公式時計として採用され、マラソン自転車競技の計測に使用されている。また新幹線の運転台にも設置されて、大いに活躍することになった。
そして昭和44(1969)年12月25日、ついに世界初のクオーツ・ウォッチ「アストロン」が発売された。このニュースは、「時計の革命がスイスではなく日本で起きた」という見出しで通信社を通して世界中に配信され、翌年1月5日付けアメリカニューヨークタイムズ紙では、「水晶装置を持ち超高精度の日本製ウォッチ」というタイトルで報道された。
ところでこのアストロン、価格はなんと45万円であった。当時乗用車のトヨタカローラの値段が42万円というから、かなり高価なものである。2年後の昭和46(1971)年には17万5000円のものも発売されたが、高級品であることには変わりがなかった。
この当時世界に向けて出されたセイコーの広告には、「セイコーのクオーツが世界の基準を変えつつあります」「いつかすべての時計がこの方式で作られます」というコピーが書かれていたが、その後これが本当のこととなっていく。
アストロンが誕生した当時は、クオーツ・ウォッチの中に入れる水晶振動子はすべて手作業で作り、月に10個しかできなかった。しかし今では最新の技術により1時間に数万個という単位で作られるようになり、発売当時からは考えられないほど安い値段でクオーツ・ウォッチを買えるようになったのだ。

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どうでもいい、じじぃの日記。
ぼけっと、『国産はじめて物語―世界に挑戦した日本製品の誕生秘話』という本を見ていたら、「世界初のクオーツ・ウォッチ『アストロン』」というのがあった。
「昭和44(1969)年12月25日、ついに世界初のクオーツ・ウォッチ『アストロン』が発売された。このニュースは、『時計の革命がスイスではなく日本で起きた』という見出しで通信社を通して世界中に配信され、翌年1月5日付けアメリカニューヨークタイムズ紙では、『水晶装置を持ち超高精度の日本製ウォッチ』というタイトルで報道された」
昭和44年か。ネットで「昭和44年」をキーにして調べてみた。東大に機動隊が入り、安田講堂など占拠の学生と攻防戦があった。新宿西口広場ではべ平連の集まり、反戦フォークが流れた。「夕刊フジ」が創刊された。アポロ11号が人類初の月面有人着陸を果たし、アームストロングとオルドリンは人類として初めて月面に降り立った。佐藤首相訪米し、佐藤・ニクソン共同声明で47年沖縄返還を表明した。テレビでは「連想ゲーム」、「8時だヨ ! 全員集合」が始まった、由紀さおりが「夜明けのスキャット」を、内山田洋とクールファイブが「長崎は今日も雨だった」を、佐良直美が「いいじゃないの幸せならば」を歌っていた。「あっと驚くタメゴロー」、「クリープを入れないコーヒーなんて」が流行語になり、羽仁五郎の『都市の論理』がベストセラーになった。日本のGDPが西ドイツを抜いて世界第2位となった年であった。
セイコーホールディングスセイコーウオッチセイコーエプソンは2012年3月5日、GPS衛星からの電波を受信し、地球上のどこにいてもその地点の現在時刻を取得可能な腕時計『セイコー アストロン』を発表した」
セイコーがまた、やってくれました。
理化学研究所富士通株式会社は20日、共同開発したスーパーコンピュータ『京』が、スーパーコンピュータベンチマークランキングTOP500のリストにおいて1位を獲得したと発表した」
日本のスパコンは世界一なのだ。
「同機構と東大が独自につくった2つの光格子時計の進み方を互いに比べ合い、『3千万年に1秒』とされる最高精度の原子時計を上回る精度を確かめた。『70億年に1秒』とされる時計が米国にあるが精度は実証されておらず、同機構と東大の時計が世界一になるという」
理論的には「100億年に1秒」程度の精度が可能とされる。
すげぇな。
「世界一」が好きなじじぃなのでした。